2020.12.20
冷蔵冷凍車の耐用年数とは?耐用年数を超えて使うとどうなる?
こんにちは!グットラックshimaです!
食品を新鮮な状態で配送するのに欠かせない冷蔵冷凍車。
冷蔵冷凍車を会社の経費で購入し、業務用車両として使用するためには、減価償却という経理上の処理が必要です。
減価償却の処理には「耐用年数」という基準を用いて計算しますが、耐用年数は車両によって異なります。
そこで今回は、冷蔵冷凍庫の耐用年数ついて詳しくご紹介します。
目次
冷蔵冷凍車の耐用年数とは?
冷蔵冷凍車を業務用車両として会社の経費で購入する場合、減価償却という経理上の処理が欠かせません。
10万円以上の資産を購入した際はすべてその年の経費とするのではなく、一定の年数に分割して計上する必要があり、その一定年数のことを耐用年数といいます。
簡単に言うと、耐用年数は「何年使用できるのかを年数で見積もったもの」です。
トラックの耐用年数の基準は、「事業として運送・運搬するのか、事業に必要な物資を運ぶのか」という用途と、「車両の形状・性能」の相互を考えたうえで、決められています。
※トラックの耐用年数について、詳しくは「トラックの耐用年数と減価償却ってどんなもの?買い替え時期は?」をチェックしてください!
冷蔵冷凍車の耐用年数は、トラックの大きさに関わらず一律。
新車で購入した場合は12年〜20年、中古で購入した場合は12年から経過年数を差し引き、20%相当の年数を加算して計算します。
また、冷蔵冷凍車は特殊な構造のため、買い替えの際にも耐用年数を重視されることが多いです。
冷蔵冷凍車販売車両
冷蔵冷凍車の耐用年数が過ぎたらどうなる?
冷蔵冷凍車の耐用年数は新車の場合12〜20年ですが、耐用年数を過ぎた冷蔵冷凍車はトラブルが発生する可能性があります。
冷蔵冷凍車は生鮮食品を新鮮な状態で輸送する必要がありますが、そのうえで1番重要な「冷却効果」は、耐用年数を過ぎると弱くなります。
また、冷蔵冷凍車は通常のトラックと比べて冷却装置など複雑な構造になっているため、さまざまな部分の故障が発生する恐れも。
冷蔵冷凍車を快適に使用するためには、耐用年数を超えて使用することはおすすめしません。
目安として走行距離が10万kmを超えたら、冷蔵冷凍車の買い替えを検討してみてはいかがでしょうか。
冷蔵冷凍車は日々のメンテナンスを大切に
冷蔵冷凍車を少しでも長く、大切に乗り続けるためには、日々のメンテナンスが大切です。
以下の5カ所について、日常的に点検を心がけましょう。
①ドレンホース
冷却機能を保つための重要なパーツであるドレンホース。
ホースの破損は冷気を逃がしてしまうので、冷却機能の低下に直結します。
定期的にドレンホースを水洗いし、ホースの先端を開いてゴミを取りましょう。
② パッキン、コーキング
パッキンの劣化やコーキングの剥がれは、ドレンホースと同様に冷却機能を明らかに低下させます。
パッキンの交換やコーキングの修理は速やかに行いましょう。
③ コンプレッサーベルト
ベルトを軽く押して、緩んでいないか確認します。
コンプレッサーベルトの緩みは故障につながります。
④ 荷台の壁
荷台の壁に開いた穴や傷は、断熱効果に影響を与えてしまう恐れも。
見つけた場合は早急に修理しましょう。
⑤ 冷媒封入量の確認
冷媒が多くても少なくても、冷却機能は低下します。
量が適量であるか、また漏れていないかなど定期的に確認を。
※冷蔵冷凍車の詳しいメンテナンス方法は、「冷蔵冷凍車メンテナンス方法をご紹介!仕組みも知っておこう!」もチェックしてみてください!
また、食品を運搬する冷蔵冷凍車の荷台内は常に清潔に保つことが大切です。
点検をしながら、1週間に1度は庫内を清掃して乾燥させましょう。
特に油分や塩分を多く含んでいる物を運搬したあとは、入念に清掃してくださいね。
冷蔵冷凍車の耐用年数は12年!日々のメンテナンスを心がけよう
冷蔵冷凍車を業務用車両として会社の経費で購入する場合、減価償却という経理上の処理が欠かせません。
冷蔵冷凍車の耐用年数は、新車で購入した場合は12〜20年、中古で購入した場合は12年から経過年数を差し引き、20%相当の年数を加算して計算します。
耐用年数を過ぎた冷蔵冷凍車は冷却機能が弱まったり、故障が発生したりと、さまざまな問題が起こる可能性がありますが、日々のメンテナンスをしっかり行うことで長く快適に使用することができますよ。
車両の買い替えのタイミングには、耐用年数を一つのきっかけとして考えてみてはいかがでしょうか。