2021.06.06

コンドルの歴史や年式を詳しく!モデルごとの特徴や変遷を解説

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

UDトラックスの人気中型トラック「コンドル」。

 

ドライバーの需要に合わせた走りができるコンドルは、多くのドライバーから支持されています。

 

さまざまなビジネスシーンで環境性能と積載性、燃費の高効率を実現し、さらに先進の安全システムも搭載しています。

 

1975年に発売されたコンドルはフルモデルチェンジを経て、2017年に現行モデルの5代目を発売しました

 

そこで今回は、コンドルの年式について。

年式ごとの変遷や、それぞれの外装・内装・装備年の特徴などを詳しくご紹介します。

 

中古コンドルトラック一覧

 

「コンドル」の特徴や大まかな歴史から知っていこう!

環境性能と燃費性能が良い「コンドル」。

 

世界60ヵ国以上で輸送ソリューションを提供する、日本の商用車メーカー「UDトラックス」の中型トラックです。

 

1975年に発売されたコンドルは、2017年にフルモデルチェンジした5代目が現行モデルとなっています。

 

1973年に発生したオイルショックにより、燃料消費の少ない中型トラックへの需要の高まりから誕生したコンドル。

 

2007年に資本提携先がスウェーデンのボルボグループへと変遷した際の成果の一つとなったのが、2011年に発売した4代目コンドルのMKとLKです。

 

4代目まで自社生産していましたが、現行モデルの5代目からはいすゞ「フォワード」のOEM供給を受けています。

 

コンドルはAMT(機械式オートマチックトランスミッション)と6速MTを選ぶことができるので、ドライバーの需要に合わせた走りができるのが特徴。

 

プリクラッシュブレーキ[衝突回避支援/衝突被害軽減]や車線逸脱警報、ミリ波車間ウォーニングなど、先進の安全システムも搭載しています。

 

ボディーバリエーションは平ボディ、ウイング、ドライバン、冷凍バン、ダンプ・ミキサー、キャブバッククレーンと豊富なラインナップです。

 

次で全体的な年式の変遷をご紹介しますが、コンドルには「コンドルS/コンドルSS」「2t系」「1t系」のモデルがあり、モデルによって年式がまた異なります。

 

 

「コンドル」の年式は5代目まで!それぞれの特徴をご紹介

コンドル

コンドルの初代モデルから5代目現行モデルまで、装備の特徴や変遷について見ていきましょう。

 

初代モデルについて

1973年に発生したオイルショックにより、燃量消費の少ない中型トラックへの需要が高まりました。

これに応えて、UDトラックスから1975年に発売したのが初代コンドル(1975年~1983年)です。

 

1977年にはFD6Tエンジンを搭載。

ターボ付直接噴射式ディーゼルエンジンとして、170馬力を生み出した画期的なエンジンでした。

 

1979年のマイナーチェンジでは、NAエンジンをED6型からFD6型に変更し、昭和54年排出ガス規制適合。

同年、FD6(T)エンジンと6速トランスミッションを搭載した6t積クラスの「コンドル6」を追加しました。

 

2代目モデルについて

1983年に発売した2代目コンドル(1983年~1993年)は、昭和58年排出ガス規制適合車。

1985年には5t積クラス「コンドル5」、1985年には7t積クラス「コンドル7」を追加しました。

 

マイナーチェンジは2回行い、1988年の際には内外装を変更し、さらに新開発のインタークーラーターボエンジン「FE6TA」を設定しました。

 

1990年のマイナーチェンジではエンジンを5PSアップし、平成元年排出ガス規制適合。

この時、フロントグリルとミラー形状も変更しました。

 

3代目モデルについて

エアロフォルムデザインを採用してフルモデルチェンジした3代目コンドル(1993年~2011年)、通称「ファインコンドル」は1993年1月にリリース。

 

ファインコンドルシリーズの特徴は、優れた走行性能と排出ガスを低減した点。

さらに、全車にABS(アンチロックブレーキシステム)やエアバッグを標準装備するなど、安全対策を進めた新しい時代にふさわしい一台となりました。

 

2002年には、ディーゼルエンジンとモーター駆動で走る世界初となる「キャパシターハイブリッドトラック」を追加。

中型トラックで初めて大型トラックに利用される、機械式オートマチックトランスミッションを採用しました。

 

4代目モデルについて

2010年に4代目コンドル(2010年~2017年)を発売。

 

9tクラスのPKと12tクラスのPWをフルモデルチェンジし、大型トラック「クオン」とキャブの部品の大部分を共用。

さらに、自社開発・生産した「GH7エンジン」を搭載しました。

 

2011年には、4tクラスのMKと5〜6tクラスのLKを発売。

 

広い室内空間を確保しながらも空力特性を高めることで、燃費性能の向上を実現。

 

また、エンジンは新開発のコモンレール式噴射を採用した「GH5TA型エンジン」などを搭載しました。

クオンで採用していた排出ガス浄化に「尿素SCR触媒」をコンドルでも初めて採用。

NOxを効果的に低減させることで、エンジンの燃焼効率を高め、シリーズ全車がポスト新長期排出ガス規制をクリアしました。

 

さらに、2015年には重量車燃費基準をも達成。

 

これまで自社生産を続けてきたコンドルですが、2017年に4代目コンドルの販売終了とともに、自社生産の歴史に幕を下ろします。

 

5代目現行モデルについて

5代目コンドル(2017年〜現在)は、2017年にフルモデルチェンジを行なった現行モデルです。

 

幅広いバリエーションが対応可能なことから、さまざまな輸送ニーズを満たすことが期待された現行モデル。

いすゞ「フォワード」のOEM車としてフルモデルチェンジしました。

 

フォワードとは異なり、ヘキサゴングリルを採用。

AMT(機械式オートマチックトランスミッション)と6速MTを選ぶことができるので、ドライバーの需要に合わせた走りができるのが特徴です。

 

AMTを選択すると動力を高効率で伝達でき、力強い走りと優れた燃費にも貢献!

エンジンは「平成27年度燃費基準+10%」も達成し、VGSターボにより、さらに低燃費を実現しています。

 

また、キャブ前面パネル内に日常点検項目に関する数々の装備を集中配置し、メンテナンスに関わる多彩な情報をマルチディスプレイに表示。

運行前点検を手軽に行うことができ、作業効率を高めてくれますよ。

 

エンジンに超高圧の燃料噴射と、圧力、次期、量を最適に制御する先進システムを採用し、さまざまなビジネスシーンで環境性能と積載性、燃費の高効率化を実現しました。

 

また、安全性にもこだわり、プリクラッシュブレーキや車線逸脱警報、ミリ波車間ウォーニングなどの先進の安全システムを搭載しているので、ドライバーの疲労軽減や日々の安全運行に繋がります。

 

代表車種「コンドル MKLK」のスペック>

  • 車軸配列:4×2
  • エンジン:4HK1-TCC; 4HK1-TCS; 4HK1-TCH
  • 総重量:GVW 7.5〜11t
  • トランスミッション:6MT・AMT
  • 最高出力:190 – 240PS
  • 最高トルク:515・706・765
  • ブレーキタイプ:主ブレーキ〜空気油圧複合式・エキゾーストブレーキ
  • 排ガス規制:平成28年排出ガス規制適合、平成27年度燃費基準+10%達成車
  • 主要用途:カーゴ・冷凍冷蔵車・ミキサー・ダンプ

 

 

「コンドル」の年式の変遷はモデルによっても違う!

コンドルは、「コンドルS/コンドルSS」「2t系」「1t系」のモデルがあり、モデルによって年式が異なります。

それぞれの変遷を見ていきましょう。

 

コンドルS/コンドルSS

・初代モデル(1988年〜1992年)

コンドル初のベッドレス車が1988年に登場。

 

・2代目モデル(1992年〜1997年)

アトラスのモデルチェンジに伴い、1992年に2代目モデルが登場しました。

 

1994年のマイナーチェンジではフロントグリル、エンブレムを変更。

さらに、超軽量仕様の4.6t車「コンドルSS」を追加しました。

 

1997年にファインコンドルをショートキャブ化した「コンドルZ」が登場。

2004年まで、「コンドルSS」と並行して生産されてました。

 

2t系

・初代モデル(1981年〜1991年)

1981年に「コンドル20/30(H40型)」を発売(H40型)し、翌年1982年に昭和57年排出ガス規制に対応しました。

 

・2代目モデル(1991年〜1995年)

1991年に「コンドルS41型」を、1992年に「コンドル35」を日産ディーゼルブランドとして発売しました。

 

1993年に一部改良し、エンジンは新たに過流室式ディーゼルのED35型を設定しました。

 

・3代目モデル(1995年〜2007年)

1995年に5代目いすゞ「エルフ」のOEM車としてリリース。

積載量2t車は「コンドル20」、3t車は「コンドル30」、3.5t車は「コンドル35」として発売しました。

 

・4代目モデル(2007年〜2014年)

2007年に引き続きいすゞ「エルフ」のOEMとしてフルモデルチェンジ。

 

2011年に一部改良し、CNG車以外のエンジンを全て3.0Lの「4JJ1-TCS型」に変更しました。

 

2012年には一部改良により平成21年基準低排出ガス車の認定取得に加え平成27年度重量車燃費基準を達成。

適応車はエコカー減税による自動車重量税の減税の対象になりました。

 

2014年には後継車となる「カゼット」を発売し、同時に三菱ふそう「キャンター」のOEMとなりました。

 

1t系

・初代モデル(1995年〜2007年)

1995年に日産ブランドのF23型を発売。

 

2002年に一部改良し、全車両が平成12・13年騒音規制に対応しました。

また、パワーウインドウやタコメーター等の標準装備や、オートマチック車ではシフトポジションインジケーターの採用など、さまざまな変更が行われました。

 

・2代目モデル(2007年〜2013年)

2007年日産自動車との合弁会社「日産ライトトラック」の開発でフルモデルチェンジしたF24型が登場。

D30DDTi、QR20DE型エンジンを搭載した1.5t車と2t車をラインナップしました。

 

2011年に生産元がUDトラックスからオートワークス京都に変更。

 

2012年には全車でシートベルトアンカーの新法規に対応し、シートベルト取り付け位置を移設。

あわせてヘッドレストの高さの変更などを行うことで、乗員の安全性を向上させ、一層安全で快適な走行を叶えてくれます。

 

2013年にガゼットが後継者となり、生産終了しています。

 

中古コンドルトラック一覧

 

 

コンドルの年式による特徴を知って、最適な一台を選ぼう

環境性能と燃費性能が良いUDトラックスの中型トラック「コンドル」。

 

コンドルは4代目まで自社生産していましたが、現行モデルの5代目からはいすゞ「フォワード」のOEM供給を受けています。

 

AMT(機械式オートマチックトランスミッション)と6速MTを選ぶことができるので、ドライバーの需要に合わせた走りができるのが特徴。

また、プリクラッシュブレーキ[衝突回避支援/衝突被害軽減]や車線逸脱警報、ミリ波車間ウォーニングなど、先進の安全システムを搭載しています。

 

1975年に発売されたコンドルは、2017年にフルモデルチェンジした5代目が現行モデルとなっています。

 

コンドルはフルモデルチェンジと幾度ものマイナーチェンジを行い、機能性の向上はもちろん、環境、安全に配慮した充実の機能を搭載してきました。

 

コンドルは年式によって特徴が異なるので、中古トラックを購入する際はしっかり確認しましょう!

 

グットラックshimaでも「コンドル」の中古トラックをお取り扱いしています。

ぜひ在庫をチェックしてください!

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