2021.05.17
プロフィアの燃費や維持費を詳しく!内訳や総額、節約の方法も
こんにちは!グットラックshimaです!
日野自動車の大型トラック「プロフィア」は、中型トラックのレンジャー同様、一般ユーザーから定評の高い車種です。
「プロフィアハイブリットモデル」も展開していることによる、環境性能や低燃費に対してのアプローチの良さも人気の1つでしょう。
プロフィアなどの大型トラックを購入する際には、購入費用が高額になりがちですが、購入後の維持費も高額になるのでしょうか。
大型トラックは一般乗用車と比べ、特別な維持費がかかるのかも気になりますよね。
今回は購入前に知っておきたい大型トラック「プロフィア」の燃費や維持費について、詳しくお伝えします!
目次
プロフィアのトラック、燃費はどのくらいかかる?
プロフィアは日野自動車から販売されている、特殊車両にも取り入れられる大型トラックです。
特徴はダウンサイジングされた9Lエンジンにより実現した「低燃費」や「安定走行」。
一般ユーザーからの定評も高い人気の車種です。
プロフィアの低燃費の秘密、実際の燃費についてみていきましょう。
プロフィアの低燃費への試み
プロフィアは、2019年に新型の「プロフィアハイブリット」が加わりました。
これによってプロフィアの燃費向上が後押しされ、燃料費節約に一役買っています。
この「プロフィアハイブリット」は、2017年10月に日野自動車で策定された「日野環境チャレンジ2050」における取り組みに沿った新型車両です。
例えばクール・ハイブリットとして冷凍車の電動コンプレッサーに使用すれば、サブエンジンを使う必要がなくなり、サブエンジンの燃料費が丸ごとかからなくなるといった燃費性能向上に繋がります。
また、日野自動車の試みである「日野環境チャレンジ2050」では、6項目のチャレンジ項目を掲げています。
地球温暖化、水不足、資源枯渇、自然破壊などさまざまな地球環境問題に対して何ができるかを考え、製品のライフサイクル全般における環境負荷を極限まで削減することを目指しています。
プロフィアの燃費は?
では、実際のプロフィアの燃費を見てみましょう。
国土交通省の自動車燃料一覧によると、排気量や最大積載量などで分けられた199種類のプロフィアの燃料値は1.86~5.30km/Lとなっています。
燃費は年間のおおよその燃料費を算出するために必要です。
年間の燃料費は「年間走行距離÷燃費値×燃料単価」で求めることが可能です。
次で、実際の年間の燃料費をご紹介します。
プロフィアの販売車両
プロフィアのトラック、燃費を含めた年間の維持費は?
年間維持費は、大きく分けて以下の3種類あります。
- 税金
- 固定費
- 変動費
これらについて、一つ一つ詳しくみていきましょう。
維持費①税金
税金の主なものに、「自動車税」と「自動車重量税」があります。
トラックは普通乗用車と税金の算出方法が異なるため、注意が必要です。
1つ目は自動車税です。
普通乗用車の自動車税は排気量によって決定しますが、トラックの自動車税は最大積載量に応じて金額を決定します。
また、自家用なのか営業用なのかによっても金額の違いがあります。
大型トラックであるプロフィアは、最大積載量6.5t~13t台と幅広い種類があります。
自動車税は、自家用が8t以上は40,500円から1tごとに+6,300円、営業用は8t以上は29,500円から1tごとに+4,700円と定められています。
2つ目は自動車重量税です。
車両総重量によって税額が決まり、自家用なのか営業用なのかによっても税額が変わります。
車種の中で多い10t超クラスの「2PG-FS1AHJ/7MT」の車両総重量24.880tとしてみると、エコカー減税外の場合は以下の金額になります。
- 自家用:1年102,500円
- 営業用:1年65,000円
これはエコカー減税前の金額なので、エコカー減税対象車であれば税額はもっと抑えられます。
※新車新規登録等時
※重量によって変わるため、詳しくは国土交通省の自動車重量税額でご確認ください。
維持費②固定費
トラックの固定費は、車検、自賠責保険、任意保険の3つがあります。
車検は、年に1回実施するため、普通乗用車よりも費用がかかりますね。車検費用は、車検を行うところによって違いますが、大型トラックの車検費用の相場は、200,000円~が目安です。
車検費用は維持費の中でも大きな割合を占めています。
その中でも固定費用なのが自賠責保険料。
自賠責保険料は車の全所有者に加入義務がありますが、車検の度に納税する義務があります。
自賠責保険料は、12ヶ月契約で最大積載量2tを超える自家用は22,570円、営業用は30,530円です(離島を除く)。
仕事でトラックを使っている場合は特に任意保険も重要です。
自賠責保険だけでは補えない場合を考え、対人補償の手厚い保険にすると安心です。
ドライバー(保険者)を限定するなどして保険費用を抑えることも出来るので、トラックを所有する際は検討してみましょう。
任意保険料の目安は、年間で400,000円程度です。
保険を検討する際の参考にしてくださいね。
維持費③変動費
トラックの変動費は、オイル交換などのメンテナンス費、タイヤ交換費、燃料費、高速料金などがあります。
メンテナンスの部品は、定期的に交換しなければならないものが多くあり、オイル交換やエレメントといった消耗品の交換は、1回で3万円ほどかかります。
タイヤも定期的に交換が必要です。
大型トラックは小型や中型よりも装着タイヤの数が多いので、交換費用が小型や中型より高額になります。
タイヤを交換費用は、1本3万~4万ほど。
タイヤの脱着・組み換え・廃タイヤ処分料なども含めて、トラック1台で30~40万円ほどかかることを知っておきましょう。
※タイヤの値段は、タイヤの幅・偏平率・リム径の違いによっても差があります。
トラックのタイヤについてはこちらのコラムもご覧ください。
燃料費は、前述したように「走行距離 ÷ 燃費値 × 燃料価格(ディーゼル(軽油)」で算出できます。仮に年間の走行距離が30,000km、燃費値を4.45km/L、軽油代115円とすると、「30,000÷4.45×115」で算出して、燃料費は年間約775,000円となります。
上記に示した維持費の他に、高速道路を使用しての移動や運搬が日常的な場合は、高速代も入れておきましょう。
普通乗用車の料金とは異なりますので注意が必要です。
以上の維持費①~③を総合すると、年間にかかるプロフィアの維持費は、任意保険を含めて約1,700,000~1,800,000円前後となります。参考にしてくださいね。
プロフィアの維持費を少しでも節約する方法
維持費は車を所有する際、必ずかかってくる費用です。
出来る限り節約して車を維持したいですね。
ここでは、節約できるポイントをお話しましょう。
車検方法を見直す
車検は、行う場所によって金額が異なる場合があります。
車検の見積りをさまざまなところに依頼し、比較するのが節約の第一歩です。
自分に合った車検をしてくれるところを見つけましょう。
安く車検を行う方法に「ユーザー車検」があります。
「ユーザー車検」とは、車検に必要な点検整備や消耗部品の交換など、専門知識や技術が必要なことは整備工場などにお任せして、その後陸運局で行う手続きや検査をユーザー自らが行う車検方法です。
車検全てを任せるのに比べて、約100,000円の節約になります。
他にも刑務所の職業訓練で行われる整備訓練を利用する方法、必要最低限の点検整備のみにして整備費用を安くしてもらうなどの方法があります。
減トンする
減トンとは構造変更手続きをして、トラックの最大積載量を減らすことです。
減トンは、トラックの架装を重くしたり重量のあるフロントバンパーを取り付けたり、おもりを付けて前軸への荷重などをすれば可能です。
減トンすると、自動車税と自賠責保険料が抑えられる可能性があります。
また、トラックの最大積載量を減らすことで、法定料金を安くして車検費用を抑えることもできるでしょう。
プロフィアの燃費・維持費・節約方法を知って、検討や見直しを
プロフィアは、日野自動車の低燃費仕様の大型トラックです。2017年10月策定された「日野環境チャレンジ2050」チャレンジ項目にも沿った仕様の「プロフィアハイブリット」も
販売されています。
排気量や最大積載量で異なる燃費値は、1.86~5.30km/Lです。
維持費としてかかるのは、税金、固定費、変動費です。
税金には、金額の大きなものに自動車税と自動車重量税があります。それぞれ、自家用と営業用で金額が異なりますので注意しましょう。エコカー減税対象車であれば、通常より費用がおさえられます。
年間の固定費には、車検、自賠責保険料、任意保険料があります。
年間の変動費は、メンテナンス、タイヤ交換、燃料費や高速代などです。
これら上記の費用を総合すると、プロフィアは年間任意保険を含めて約1,700,000〜1,800,000円前後の維持費がかかることが予想できます。
車検方法の見直しや減トンを使って、上手に節約しながらトラックの安全を維持していけるといいですね。
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