2023.08.16
トラックで坂道発進するコツとは?注意点もご紹介
こんにちは!グットラックshimaです!
トラック運転に慣れていないドライバーにとって、坂道発進は緊張するタイミングですよね。
トラックは一般自動車よりも車両に重量があるので、坂道発進をする際には車両後退のリスクが高いといえます。
今回は、トラックの坂道発進に関するコツや注意点をご紹介します。
トラックの坂道発進について知りたいと考えている方は、ぜひ最後までお読みください。
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目次
トラックで坂道発進する手順とコツをご紹介!
坂道発進とは、信号待ちなどで坂道上に停止し、その状態から発進させること。
トラックは重量のある荷物を積んでいるため、注意して発信しないと危険です。
トラックはMT(マニュアル・トランスミッション)が採用されているケースが多いため、いくつかの手順を踏まえて操作を行う必要があります。
坂道発進の手順とともにコツを解説しますので、参考にしてくださいね。
①サイドブレーキを引き、クラッチペダルを踏んでギアをローに入れる
まず最初に、坂道に入る手前の停車位置に来たら、サイドブレーキを引きます。
サイドブレーキを引くと、坂道でも車両が後退することがなくなるため安全にその後の操作に移ることが可能です。
操作ミスがあった際に対応できるよう、以降の操作を続ける際も手はサイドブレーキにかけておくことを意識しましょう。
その後は、クラッチペダルを踏み込んでギアをローにします。
クラッチペダルとギアを最初に操作をしておくことでエンストの危険を回避することができます。
ギアは荷物を積んだ状態や急な坂道の場合は1速、空車時には2速を使用すると、スムーズな発進が可能です。
③アクセルペダルを踏み込み半クラッチ状態にする
アクセルペダルを一定の力で踏み込み、クラッチペダルを徐々に戻して半クラッチ状態にします。
半クラッチ状態にするときは、アクセルペダルとクラッチペダルの両方をバランスよく操作することが必要です。
④サイドブレーキを開放する
半クラッチ状態を維持したまま、サイドブレーキを開放します。
サイドブレーキを開放する際には、車が後退しないかを確認しながらゆっくりと操作しましょう。
車両の後退を感じたらすぐにサイドブレーキを戻し、坂道発進時の操作を最初からやり直してください。
⑤発進
サイドブレーキを開放して車両が前進し始めたら坂道発進時の操作は終了です。
ただし、このタイミングでギアをあげてしまうと勾配のきつい坂道を登れなくなってしまうこともあるため、坂を登り切るまではギアを維持しましょう。
これらの手順をスムーズに行うことで、安全に坂道発進することができます。
トラックで坂道発進する際の注意点
坂道発進の際に車両が後退すると、最悪の場合は後続車との接触事故につながってしまいます。
また、操作を誤って車両が大きく揺れてしまうと積み込んだ荷物の荷崩れが発生する可能性もあります。
安全に坂道発進するために気をつけるべき点は、以下の通りです。
トラックを運転する前にチェックしておきましょう。
停車位置に気をつける
急勾配な坂では後退リスクが高いため、停車位置は重要です。
特に坂道発進に苦手意識がある方は、坂道で停車する必要があるとわかった時点でできるだけ勾配の少ない場所で停車できるよう速度を調整しておきましょう。
上りの坂道では、重力の関係で平坦な道でブレーキをかけるときより早めに車が停止します。
狙った位置で停車できるよう、ブレーキをかけるタイミングの感覚を掴んでおく必要があります。
停車時にサイドブレーキをしっかり引いておく
停車時にしっかりサイドブレーキを引いておくことで、車両が後退することがなくなります。
サイドブレーキが十分にかけられていない状態で操作を誤り、ブレーキペダルから足が離れてしまうと車両が後退してしまいます。
また、操作に慣れてくるとサイドブレーキの引き忘れが起きやすくなるため注意しましょう。
「徐々に」を意識する
半クラッチする際やサイドブレーキを解放する際は「徐々に」を意識しましょう。
一気にクラッチペダルやサイドブレーキを操作してしまうと、車両が大きく揺れたり後退してしまうリスクがあります。
車の状態を意識しながらゆっくりと操作することで安全な発進が可能です。
焦らないこと
坂道発進に慣れるまでは、手順や操作の加減がわからず焦ってしまうこともあるかと思います。
しかし、運転において焦りは禁物です。
万が一手順を間違っても、サイドブレーキさえしっかり引いていれば最初からやり直すことでリカバリーをすることができます。
操作に不安があるうちは平坦な道で練習したり、経験豊富な人に同乗してもらうのも良いでしょう。
焦らず落ち着いて操作することが安全な坂道発進の第一歩です。
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トラックの坂道発進補助装置についても知ろう
坂道発進補助装置とは、MT車での坂道発進時に車両が後退してしまうのを防ぐための装置です。
坂道発進補助装置がついていると、操作ミスでブレーキペダルから足を離しても車両の停止状態を維持できます。
半クラッチの難しい操作もしなくて良く、渋滞などでブレーキを踏み続ける必要もないため、ドライバーの負担を大きく軽減してくれます。
各トラックメーカーで坂道発進補助装置の呼び名は「ESスタート」「EHS」「HSA」「イージーゴー」など異なります。
メーカーによって装置を作動させる方法も違うため、事前に確認しておきましょう。
詳しくは「トラックの坂道発進補助装置とは?ESスタートについて詳しく!」でご紹介していますので、ぜひお読みください。
トラックでの坂道発進は、手順やコツを踏まえて安全に!
トラックの車両は一般自動車より重量があり、坂道発進時の後退リスクが高いです。
車両が後退してしまうと、最悪の場合は後続車との接触事故につながってしまうため注意しましょう。
トラックでの坂道発進に不安がある方は、停車位置に気をつけたり、サイドブレーキを常にかけられる状態にしておいたり、半クラッチをうまくできるように事前に練習したりと、今回ご紹介した内容を参考に役立ててくださいね。
また坂道発進補助装置があることで、操作ミスでの車両の後退を防ぐことができますよ。
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