2021.04.21
トラックの坂道発進補助装置とは?ESスタートについて詳しく!
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックは重量があるため、坂道発進時に失敗してしまうと後退し、大きな事故につながる恐れがあります。
それを防止するのが、坂道発進補助装置。
トラックが安全に走行するためになくてはならない装置です。
今回はトラックの坂道発信補助装置の機能や仕組み、日野自動車の坂道発進補助装置「ESスタート」などを、詳しくご紹介します。
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目次
トラックの坂道発進補助装置、その機能や注意点を解説!
MT車のトラックが坂道で停止した場合、平地での発進と違って重力がかかるため、坂道に沿ってトラックが下がってしまう恐れがあります。
通常、トラックの坂道発進時は以下のような手順になります。
- クラッチを踏んでシフトレバーをローギヤに入れる。
- サイドブレーキをかける。
- アクセルを踏み、エンジン回転数を少し上げた状態でクラッチを操作し、半クラッチ状態とする。
- 半クラッチ状態でサイドブレーキを戻す。
しかし、坂道発進に失敗してトラックが下がってしまうと、後続車と衝突するなど大事故につながるため、非常に危険です!
そんなトラックの坂道発進時の後退を防ぐのが「坂道発進補助装置」。
乗用車よりも車両重量や積載量の重いトラックは車両後退をしやすいため、安全性の向上を目指して1990年代に開発されました。
坂道発進補助装置は、ソレノイドバルブが作動してブレーキの圧力を保持してくれる装置です。
解除する際は、ギアを発進したいギアに入れ、通常通り発進操作をすればOK。
坂道発進時にブレーキペダルから足を離してしまっても、クラッチがつながるまではブレーキが効いた状態を保つため、坂道発進に失敗しても、後退することはありません。
坂道発進補助装置は各トラックメーカーで搭載していますが、メーカーによって装置を作動させる方法などが異なりますので注意が必要です。
新しいトラックに乗る場合は、事前に坂道発進補助装置の仕組みや作動方法について確認しておきましょう。
トラックの坂道発進補助装置、ESスタートとは?
トラックの坂道発進補助装置で、「ESスタート」という名称を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
実はトラックの坂道発進補助装置はメーカーによって呼び方や作動条件が異なり、「ESスタート」は日野の坂道発進補助装置の名称です。
坂道での発進をアシストしてくれるのはもちろん、上り坂や信号待ちの際にブレーキペダルから足を離してもトラックが後退しないため、疲労を軽減してくれます。
坂道発進補助装置の機能はどのメーカーも同じですが、メーカーによって下記のように呼び方や作動条件が異なります。
日野
名称:ESスタート
作動条件:坂道でブレーキペダルを踏んでトラックを停止すると作動します。
いすゞ
名称:HSA
作動条件:坂道でトラックを停止してから2秒以上ブレーキペダルを踏み続けると作動します。
三菱ふそう
名称:EZGO
作動条件:坂道でブレーキペダルを踏んでトラックを停止すると作動します。
UDトラックス
名称:EHS
作動条件:坂道でトラックのブレーキペダルを1秒以上踏み続けると作動します。
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トラックのESスタートとは日野の坂道発進補助装置のこと!
トラックが坂道で停止した場合、坂道に沿ってトラックが下がってしまう恐れがあります。
トラックの坂道発進時の後退を防ぐのが、ソレノイドバルブが作動してブレーキの圧力を保持してくれる「坂道発進補助装置」。
坂道発進補助装置は、日野は「ESスタート」、いすゞは「HAS」、三菱ふそうは「EZGO」、UDトラックスは「EHS」というように、メーカーによって呼び方や作動条件が異なります。
新しいトラックに乗る場合は、事前に坂道発進補助装置の仕組みや作動方法について確認しておくと安心ですよ。
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