2022.08.12
トラックのクラッチ調整は重要!その理由や放置リスク、調整方法を解説
こんにちは!グットラックshimaです!
AT車の運転手には馴染みのないクラッチ操作ですが、大型トラックなどのMT車ではギアの切り替え時にはクラッチ操作が必要です。
クラッチの仕組み上、大型トラックのクラッチは消耗が激しく、摩擦や滑りが出てきたり遊びが大きくなったりしてしまいます。
そのため、トラックのクラッチ調整は非常に重要な作業となるのです。
今回は、トラックのクラッチ調整に関して、放置した場合の影響や重要性を交えながら詳しく解説します。
クラッチ調整のやり方や寿命を伸ばす方法もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
大型トラックはクラッチ滑りが起きやすい!クラッチ調整は大事
マニュアルトランスミッションが搭載されている大型トラックでは、ギアを変更する際にクラッチ操作が必要になります。
アクセルを踏み込んでもエンジンが空回りしてギアが入りにくかったり、トラックがアクセル開度に合わせて進まなかったりする場合には、クラッチの消耗を疑うようにしてください。
クラッチが消耗してきたことが原因で、滑りが発生したときや遊びが大きくなった場合は、事故を防ぐためにもクラッチ調整が必要です。
トラックではなぜクラッチ滑りや摩耗が起こりやすい?
そもそもクラッチ操作とは、エンジンとタイヤの間にある2枚の板をくっつけたり離したりすることで、エンジンの動力をタイヤに伝えます。
そのため、長い間走行し続けたトラックは、クラッチ部分の部品が消耗されていき、徐々に滑りが大きくなっていきます。
また、半クラッチを頻繁に行ったり左足をクラッチペダルに乗せたまま運転していたりすると、通常よりも劣化が早く進む可能性があります。
クラッチペダルを使わない時には、左足はフットレストに置いて運転することを心がけましょう。
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トラックのクラッチ調整を行わないとどうなる?
トラックを運転していて、滑りが出てきたり遊びが大きくなってきたりした際には、必ずクラッチの調整を行うようにしましょう。
クラッチ調整はクラッチを正常に機能させるためにとても重要です。
クラッチ調整を行わずに放置していると、クラッチの消耗はどんどん進んでいきます。
完全にクラッチが作動しなくなると、エンジンの動力がタイヤに全く伝わらなくなってしまいます。
走行中にいきなり止まってしまう可能性もあり、非常に危険です。
周りの走行車や人に迷惑をかけるだけでなく、最悪の場合大きな事故に繋がる恐れもあります。
クラッチ調整は絶対に怠らないようにしましょう。
トラックのクラッチ調整の方法、寿命を延ばす方法は?
クラッチ調整の方法やクラッチの寿命を伸ばす方法について解説します。
クラッチ調整の方法
クラッチの調整は、レリーズシリンダーのプッシュロッドについているロックナットを調整することで自分でも行うことができます。
クラッチハウジングの横にあるレリーズシリンダーを確認したら、ロックナットを緩めて右回しにねじ込んでいきましょう。
クラッチが劣化すると基本的には遊びが多くなっていることが多いため、ロッドを長くなるように調整します。
クラッチ調整の作業には経験や技術が必要なため、不安な方は整備工場で調整してもらうことをおすすめします。
クラッチの寿命やできる限り長持ちさせる方法は?
クラッチの寿命は使用年数5〜8年程度、走行距離10万km以上が1つの目安となっています。
ただし、これはあくまで目安ですので、異変を感じたらすぐに確認するようにしてくださいね。
また、普段の運転時からクラッチに負荷をかけすぎない運転方法を心がけていれば、ある程度寿命を伸ばすことも可能です。
クラッチをできる限り長持ちさせて使うためには、具体的に下記のようなことを意識して運転するようにしましょう。
- クラッチを使わない時はクラッチペダルから足を離す
- エンジンブレーキを使いすぎない
- 急発進や急加速はできる限りしないようにする
- 定期的にメンテナンス・点検を行う
運転時、ちょっとしたことに気を付けるだけでクラッチの寿命に大きく影響するため、普段から心がけるようにしてくださいね。
クラッチの寿命や長持ちさせる方法については「トラックのクラッチの寿命とは?正しく知って愛車を大切に」でも詳しく解説しています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
トラックのクラッチ調整は定期的に行い安全に運転しよう
大型トラックなどのMT車でギア変更のために必要になるクラッチ操作。
大型トラックのクラッチは消耗が激しく、経年劣化により摩擦や滑りが出てきたり遊びが大きくなったりしてしまいます。
クラッチの劣化を放置しているといずれ走行不能に陥り、大きな事故を招く可能性も十分に考えられます。
そのため、定期的にメンテナンスを行いクラッチ調整を行うようにしましょう。
また、クラッチの寿命を伸ばすためには普段の運転時の工夫も大切です。
クラッチを長持ちさせトラックを安全に運転するためにも、普段から丁寧な運転を心がけるようにしましょう。
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