2020.11.20

トラックのエンジンブローの症状や前兆は?原因や対策、修理費用も

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

トラックに発生するトラブルのなかでも、最も致命的なダメージを与えるのが「エンジンブロー」。

 

エンジンブローには故障発生の箇所や進行度合いによって、様々な症状が現れます。

 

今回はトラックのエンジンブローの症状や前兆、原因や対策などについて詳しく解説します。

 

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トラックの故障で1番多いエンジンブローの症状や前兆とは?

トラックの重大故障のうち、一番多い故障といわれているのがエンジンブロー

 

エンジンブローのブローとは、壊れること。

エンジン本体に発生する故障全般を指し、エンジン内部が重大なダメージを受けていることを表す言葉です。

 

トラックが走行不能になったり、シリンダーブロックに穴が開いた場合は火災が発生したりなど、エンジンブローになると様々な症状が起こります。

 

最悪の場合はエンジンが再起不能に陥ってしまう恐れも!

 

また、外部から強い衝撃を受けることで発生するエンジンブローに関しては、ターボブレードの破損やタイミングベルト切れによるバルブの突き上げや、折れたコンロッドがシリンダーブロックを突き破る場合もあり、非常に危険です。

 

エンジンブローの前兆

軽症の時期にエンジンブローの発生を察知できずに放置していると症状が進行してしまうため、重篤な状態に至る前にエンジンブローの前兆を読み取る必要があります。

 

エンジンブロー発生前に生じる代表的な前兆は下記の5つ。

  • 急に加速がしづらくなった
  • エンジンから異音や異臭が発生している
  • 白い排気ガスが出ている
  • ブローバイホースの中から白い煙が出ている
  • オイルの圧力が上がらない

 

このような症状がみられた場合は、すでにエンジン内で軽度の不具合が発生している証拠です。

見逃すことなく早急に対処しましょう。

 

 

トラックのエンジンブローの原因や対策とは?

次に、エンジンブローが発生する原因と、発生させないための予防対策について見ていきましょう。

 

エンジンブローが発生する原因

トラックのエンジンブローの原因は、主に次の3つです。

 

①エンジンオイルの点検不足

エンジンブローの1番の原因はエンジンオイルの点検を怠っていることで、交換時期を過ぎているという部分です。

オイルが劣化した状態で使い続けるとエンジンの経年劣化を促してしまいます。

特にエンジンオイルは劣化しやすいため、定期的にメンテナンスを行い、交換をする必要があります。

 

②エンジン構成部品の摩耗による経年劣化

エンジン内では金属製パーツが擦れ合いながら稼働するため、摩耗により経年劣化が起こりエンジンブローへつながります。

そのため、摩耗してしまったパーツは定期的にチェックして交換する必要があります。

 

③衝突などでエンジンに直接ダメージ

衝突などでエンジンに外部から強い衝撃が加わり、内封されている金属製パーツが破損・変形してしまうことでも、エンジンブローの原因となります。

 

エンジンブローを防ぐ対策

エンジンブローを発生させないためには、しっかりと予防対策をする必要があります。

 

<予防策1>定期的な点検とエンジンオイルの交換

先ほど説明した通り、エンジンオイルのメンテナンス不足はエンジンブローに繋がるため、しっかりと管理する必要があります。

定期的にエンジンオイルを交換することで、潤滑・密封・冷却・緩衝・防錆・洗浄の6つの働きが十分に発揮され、エンジンブローを未然に防ぎます。

 

<予防策2>水温と油温を適正温度に

水温と油温の温度を最適にすることでも防げます。

水温の適正温度の目安としては、70~95度が理想。

100度を超えてしまうとオーバーヒートに近い状態になってしまいます。

油温の適正油温の目安としては、水温よりも約 10℃高い設定が理想です。

 

<予防策3>オーバーホールを定期的に行う

エンジン内部の摩耗パーツやパッキン類の交換などをオーバーホールで行えば、エンジンをリフレッシュすることが可能。

深刻なエンジンブローの発生リスクが大きく低下します。

1台のトラックを長期間乗り続けたい方は、定期的にエンジンのオーバーホールを行うのがおすすめですよ。

 

 

トラックにエンジンブローが起こった場合の修理費用や期間は?

ハートを運ぶ車

トラックがエンジンブローを起こした場合、エンジンを下ろして全てバラバラにして修理を行います。

 

そのため、修理には交換パーツの部品代のほかに高額な工賃が発生してしまいます。

 

修理する範囲やお店によって修理費用に差はあるため、事前に見積もりをとると良いですね。

 

最悪の場合エンジンの載せ替えが必要になりますが、その際は修理費用が数百万円必要になってしまうことも。

 

また、部品をメーカーに頼むと納品まで1か月以上かかることもあります。

特にエンジンは主要部品なので、納品まで半年ほどかかることも珍しくありません。

トラック再稼働までの期間を短縮するには、中古部品や中古完動品を利用するのがいいでしょう。

 

いずれにせよ、エンジンブローの修理は負担が大きいと言えるため、これを期に買い替えを考えてみるのも良いでしょう。

 

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トラックのエンジンブローは重度のトラブル!しっかり予防対策を

トラックに発生するトラブルの中でも、最も致命的なダメージでもあるエンジンブロー。

 

エンジンブローを起こさないためには、定期的なエンジンオイルのメンテナンス、水温や湯音を適性温度に保つ、オーバーホールを行うことが大切です。

 

また、軽症の時期にエンジンブローの発生を察知できずに放置していると症状が進行してしまいます。

 

重篤な状態に至る前に、以下のようなエンジンブローの前兆を読み取る必要もあります。

  • 急に加速がしづらくなった
  • エンジンから異音や異臭が発生している
  • 白い排気ガスが出ている
  • ブローバイホースの中から白い煙が出ている
  • オイルの圧力が上がらない

 

万が一エンジンブローが発生してしまった場合は高額な修理費用が必要となる場合もあり、エンジンの載せ替えが必要になると数百万円かかるケースも。

 

エンジンの載せ替えとなった場合、トラックを買い替えするという選択肢も検討するのも一つですよ。

 

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