2026.06.09
トラックの法定点検とは?行うメリットや時期、内容を解説!
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックを安全に走行させるために義務付けられている法定点検には、さまざまなメリットがあります。
ただし、トラックの法定点検には期限があるため、タイミングを逃すことなく受ける必要があります。
今回は、法定点検と車検との違いや、種類ごとの点検内容についてご紹介します。
必要書類や費用の目安もお伝えしますので、ぜひチェックしてくださいね。
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目次
トラックの法定点検とは?車検との違いもチェック
トラックの点検や整備には、法定点検(定期点検整備)と日常点検整備があります。
それぞれの内容の違いや、さらに車検とはどう違うのかもチェックしていきましょう。
法定点検とは?法定点検を受けるメリットも
法定点検(定期点検整備)は、車両の使用者が定期的に行うことが法律によって義務付けられている点検整備です。
法定点検ではトラックの運行トラブルを防ぐために、故障している部分や交換すべきパーツがないかなどを検査します。
法定3カ月点検、法定6カ月点検、法定12カ月点検(法定1年点検)、法定24カ月点検(法定2年点検)といった種類があり、それぞれの点検でチェックする項目が異なります。
法定点検を実施するには専門知識が必要なので、トラックの使用者が自分で行わずにディーラーやガソリンスタンド、整備工場などに依頼するのが一般的です。
法定点検を受けることによって、トラックを運行する際の故障やトラブルを防ぐメリットがあります。
また、定期点検整備を怠ると、車両の安全性が低下するほか、事業用車両では罰則の対象となる場合も。
このようなトラブルを防ぐためにも法定点検は必ず受けましょう。
法定点検と日常点検整備との違い
日常点検整備とは、トラックの運行前に車両の状態を点検することです。
空気圧をチェックしたり、ナットやボルトを締め直したりなど、簡単な整備を指します。
ドライバー自身が目で見たり手で触ったりして点検できるものも多く、自分で点検を行うケースも多いです。
日常点検の内容や流れについては「トラックの日常点検の項目は?流れや手順、記録方法も確認!」もあわせてご覧ください!
日常点検の検査項目は国土交通省のホームページでも公開されているので、参考にして自己点検を行ってみてくださいね。
法定点検と車検との違い
先ほどもご紹介しましたが、法定点検にはさまざまな種類があり、トラックの場合は3カ月点検や12カ月点検などがあります。
車検の有効期限は小型トラック(車両総重量8トン未満)の場合、初回は2年(※2回目以降は1年)ですので、新車から最初の車検は2年目の12カ月点検と同じタイミングになります。
車両総重量8トン以上の中型トラック・大型トラックの車検の有効期限は初回から1年です。
そのため、中型トラック・大型トラックの場合の車検は、こちらも法定点検の12カ月点検と同じタイミングで実施されることになります。
このように、法定点検と車検は同じタイミングで行われることもあるため同じものだと思われることもありますが、別の点検です。
車検は車両が「保安基準」に適合しているかを検査するものなので、故障や劣化などを点検することで事前に発見する法定点検とは異なります。
保安基準とは、車両の構造や乗車定員といった道路運送車両法で定められている規定のことです。
とはいえ、車検と法定点検(12カ月点検)はタイミングが同じになるので、車検時に法定点検も実施することが多くなっています。
トラックの法定点検をするタイミングは?しなかった場合はどうなる?
行うべき法定点検は、トラックの大きさや用途によって異なります。
自家用の中小型トラックの場合は6カ月点検と12カ月点検、自家用の大型トラックや事業用トラックは3カ月点検と12カ月点検を受けることが義務となっています。
前回法定点検を受けたときに、フロントガラスに「点検整備済みステッカー(ダイヤルステッカー)」が貼られていると思います。
このステッカーの中央に書かれた数字が次回の点検年、周囲の数字が次回の点検月の目安を示しています。
ステッカーが示すタイミングの前後1カ月程度で法定点検を受けるのが良いタイミングです。
なお、法定点検は「道路運送車両法第48条(定期点検整備)・第49条(点検整備記録簿)」によって義務付けられています。
法定点検を行い、必要に応じて整備を行うことにより、自動車を保安基準に適合するよう維持していかなければなりません。
整備不良が原因で事故が発生した場合、使用者側の法的責任や、保険対応に影響が出るおそれもあります。
運行中のトラブルや事故を防ぐためにも、定められた法定点検は受けるようにしましょう。
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法定点検の種類には3カ月点検、6カ月点検、12カ月点検(1年点検)、24カ月点検(2年点検)の4つがあり、車両の大きさや用途によって受けるべき法定点検は異なります。
主に、実施すべき法定点検の違いは下記の通りです。
- 自家用の中小型トラックやレンタカー:6カ月点検と12カ月点検
- 事業用のトラックやバス、大型の自家用トラック:3カ月点検と12カ月点検
- 乗用車や軽自動車などの自家用車:12カ月点検と24カ月点検
ここではトラックに義務付けられている3カ月点検・6カ月点検・12カ月点検、そして乗用車などに義務付けられている24カ月点検について、点検の項目数や内容を詳しく見ていきましょう。
3カ月点検
自家用の大型トラックや事業用トラックに義務付けられる3カ月点検の項目数は51項目です。
下記の装置についての点検が行われます。
- ロッドやアーム類、パワーステアリング装置などのかじ取り装置
- ブレーキペダル、ブレーキチャンバー、ブレーキドラムなどの制動装置
- タイヤ、ホイールなどの走行装置
- サスペンション、ショックアブソーバなどの緩衝装置
- クラッチ、トランスミッション、デファレンシャルなどの動力伝達装置
- バッテリー、電気配線などの電気装置
- エンジン本体、潤滑装置、燃料装置、冷却装置などの原動機
- ばい煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の発散防止装置
- 警音器、窓拭き器、洗浄液噴射装置、デフロスタ及び施錠装置作用
- エグゾースト・パイプ及びマフラー
- エア・コンプレッサ
- 高圧ガスを燃料とする燃料装置など
- 車枠及び車体
- その他マフラーなど
3カ月点検の費用相場は、車種によっても異なりますが5,000〜20,000円程度です。
点検にかかる時間は、車両の状態や混雑状況、依頼する業者によっても異なりますが、当日中に終わるケースが多いです。
ただし、部品を取り寄せなければならない場合は、1日以上かかることもあります。
6カ月点検
自家用の中小型トラックに義務付けられる6カ月点検の点検項目は24項目です。
点検が行われる装置の内容は下記の通りです。
- エンジン本体、潤滑装置、燃料装置、冷却装置などの原動機
- バッテリーなどの電気装置
- ブレーキペダル、駐車ブレーキ、リザーバタンクなどの制動装置
- ホース及びパイプ
- タイヤ、ホイールなどの走行装置
- クラッチ、トランスミッションなどの動力伝達装置
- 点火時期などの電気装置
- 高圧ガスを燃料とする燃料装置など
- エア・コンプレッサ
- その他、シャシー各部の給油脂状態など
6カ月点検の費用相場は6,000〜23,000円ほどで、こちらも車種によって価格が異なります。
点検にかかる時間は、3カ月点検と同じく当日中に終了することがほとんどです。
ただし、こちらの場合も、部品を取り寄せなければならない場合は時間がかかってしまいます。
12カ月点検
12カ月点検の点検項目数は、自家用中小型トラックでは86項目、自家用大型トラックや事業用トラックでは101項目です。
主な点検内容は下記の通りです。
- ハンドル、ロッドやアーム類、ギヤ・ボックスなどのかじ取り装置
- ブレーキペダル、マスターシリンダー、ブレーキチャンバーなどの制動装置
- ホイールナット、ホイールボルト、リムなどの走行装置
- リーフサスペンション、コイルサスペンションなどの緩衝装置
- プロペラシャフトなどの動力伝達装置
- 点火装置、電気配線などの電気装置
- エンジン本体、燃料装置、冷却装置などの原動機
- ばい煙、悪臭のあるガス、有害なガス等の発散防止装置
- 警音器、窓拭き器、洗浄液噴射装置、デフロスタ及び施錠装置作用
- エグゾースト・パイプ及びマフラー、エア・コンプレッサ
- 連結装置、座席、開扉発車防止装置など
12カ月点検の費用相場は、11,000〜60,000円ほどで、こちらも車種によって価格が異なります。
点検にかかる時間は、車両の状態や混雑状況、依頼する業者によっても異なりますが、当日中に終わるケースが多いです。
ただ、メンテナンスが必要な場合は、3日ほどかかる場合もあります。
24カ月点検
24カ月点検は、トラックではなく、乗用車や軽自動車が主な対象で、点検項目数は60項目です。
主な点検内容は下記の通りです。
- ハンドル、パワーステアリングベルト等のかじ取り装置
- ブレーキペダル、マスターシリンダー、ブレーキパッドなどの制動装置
- ホイールナット、タイヤなどの走行装置
- サスペンションなどの緩衝装置
- プロペラシャフトなどの動力伝達装置
- バッテリーターミナルなどの電気装置
- エンジンオイル、冷却水などの原動機
- 排気ガス浄化装置
- 車枠及び車体
24カ月点検の費用相場は、20,000~50,000円ほどで、こちらも車種によって価格が異なります。
点検にかかる時間は、整備がどのくらい必要かによっても異なりますが、1~3日程度かかるのが一般的です。
なお、法定点検では車検証と点検整備記録簿が必要です。
点検整備記録簿は、これまでに行われた点検内容がわかるもので、点検の際に業者側が記入してくれます。
また、点検後には点検した日付が書かれた点検整備ステッカーが渡されます。
「トラックの車検項目は?タイミングや費用、安く抑える方法も解説!」では、車検の点検項目についてご紹介していますので、こちらもご確認ください。
トラックの法定点検はどこで受ければ良い?
トラックの法定点検を実施するには専門的な知識が必要です。
自分で行うと「点検整備済みステッカー」を貼ることもできないため、プロに依頼するのが一般的です。
法定点検を受けられる場所はディーラーや整備工場だけでなく、ガソリンスタンドやカー用品店でも対応してもらえる場合もあります。
それぞれの場所がどんな方、どんなケースにおすすめなのかをご紹介します。
- ディーラー・指定整備工場:質の高い整備をしてもらいたい方
- ガソリンスタンド:手軽に済ませたい方や走行距離が少ない方
- 車検専門業者・カー用品店:できるだけ安く済ませたい方
法定点検の点検項目は法律で決められているので、どこに依頼しても内容は大きく変わることはありません。
しかし、交換すべきパーツがある場合は、交換部品の金額や種類がお店によって異なることは知っておきましょう。
中古トラック一覧
トラックの法定点検をしっかり受けて安全に運行しよう
トラックの法定点検は、トラックの運行トラブルを防ぐために、故障している部分や交換すべきパーツがないかなどを定期的にチェックする検査です。
日常点検のような簡単な整備だけでなく、専門知識や技術で車両の安全を守ります。
法定点検をするタイミングは、自家用の中小型トラックでは6カ月点検と12カ月点検、自家用の大型トラックや事業用トラックでは3カ月点検と12カ月点検です。
法定点検は法律によって義務付けられており、事業用車両では罰則の対象となる場合もあります。
車両の安全性を高めて事故を防ぐためにも、定期的に検査を行いましょう。
3カ月点検、6カ月点検、12カ月点検、24カ月点検のそれぞれで検査の項目数や内容は異なります。
ディーラーや整備工場だけでなく、ガソリンスタンドやカー用品店でも店舗によっては法定点検を受けられますよ。
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