2023.09.12

トラックのセミオートマはなぜ人気?マニュアル・オートマとの比較も

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

この頃、セミオートマのトラックの人気が高まっており、多くの企業が導入しています。

 

トラックのトランスミッションには、マニュアルやオートマチックなどがありますが、セミオートマは、その両方の特徴を併せ持つトランスミッションです。

 

今回は、セミオートマのトラックがなぜ人気なのか、そして、マニュアル・オートマとの違いについてご紹介!

後半では、セミオートマとオートマ、マニュアルのメリットとデメリット、セミオートマのトラックを運転するコツについても解説します。

マニュアル

 

トラックのセミオートマとは?トランスミッションの違い

ここではトラックのトランスミッションで見られるマニュアル、オートマ、セミオートマの違いについて解説します。

 

マニュアル

マニュアルは多くのトラックで見られる一般的なトランスミッションで、ドライバー自身がクラッチを操作してギアチェンジを行います。

シンプルな構造となっているので、購入費や維持費、修理費が安いというメリットがあります。

 

オートマ

オートマは、一般的な乗用車に多く見られるトランスミッションです。

オートマ車は変速操作の必要がなく、ドライバーはシフトをDレンジに入れて、アクセルとブレーキの操作を行うだけです。

 

セミオートマ

トラックのセミオートマとは、マニュアルとオートマの両方の利点を兼ね備えたトランスミッションです。

細かい変速操作を行えますが、オートマ車のようにクラッチ操作の必要がないうえ、マニュアルトラックよりも操作しやすい点が特徴です。

 

トラックのトランスミッションの種類については、「トラックのトランスミッションの種類とは?それぞれの特徴を解説!」を参考にしてみてくださいね。

 

 

トラックのセミオートマはなぜ人気?増えている理由とは

トラック

最近は、多くの企業がセミオートマのトラックを導入しており、その人気が高まっています。

 

セミオートマのトラックの利用が進んでいる理由は、以下の5つです。

  • ドライバー不足を解消するため
  • オートマより費用が抑えられるため
  • 燃費の安定性を維持するため
  • エンストや車体揺れを抑えられるため
  • 高機能なセミオートマが開発されたため

 

それぞれの理由について、詳しくみていきましょう。

 

ドライバー不足を解消するため

運送業界はドライバーの成り手が少なく、慢性的なドライバー不足を抱えています。

それに加えて、MT免許を取得する人が減ってきており、マニュアルのトラックを運転できる人も減少傾向にあります。

 

セミオートマのトラックはクラッチ操作が不要なので、普通免許があれば運転ができるトラック(※車両総重量:3.5t未満/最大積載量:2t未満)であれば、AT限定免許でも運転が可能です。

※平成29年3月12日以降に普通免許を取得した場合

※普通免許で運転できるトラックは、運転免許を取得した時期によって異なります。

 

そこで、上記のような問題を解決するために、セミオートマを選ぶ企業が増えています。

 

オートマより費用が抑えられるため

オートマチックの車両は複雑な構造になっており、購入費用や維持費が高くなる傾向にあります。

また、オートマ車はマニュアル車に比べて燃費が劣ったり、複雑な構造をしているために修理費がかさんだりするという問題があります。

 

セミオートマのトラックなら、オートマのトラックよりもこれらの費用が抑えられるため、多くの企業で人気です。

 

燃費の安定性を維持するため

セミオートマのトラックは、燃費の安定性を維持する目的で導入されています。

 

マニュアルのトラックは、慣れたドライバーが運転すれば、適切なタイミングでギアチェンジすることで燃費が向上します。

しかし、マニュアルの操作に慣れていない人の場合、かえって燃費が悪くなることも。

 

セミオートマのトラックなら、ドライバーの運転技術によらず燃費が安定するので、コスト管理しやすいことから、多くの企業で導入されています。

 

エンストや車体揺れを抑えられるため

マニュアルのトラックは、適切なタイミングでギアチェンジしないと、エンストが起きたり、車体が揺れたりします。

エンストや車体揺れは、商品到着時刻の遅れや、商品が傷つく原因に。

 

セミオートマのトラックは、クラッチ操作が必要なくエンストや車体揺れのリスクが減るので、安全性や商品を守る目的で導入する企業が多いです。

 

高機能なセミオートマが開発されたため

これまでのオートマは、車両本体の重量が重く、荷物を載せて走るトラックに導入されることはあまりありませんでした。

 

しかし、トラックメーカーによる技術革新が進み、高機能なセミオートマが開発されるようになったことで、オートマと同じくAT限定免許で運転できるセミオートマのトラックの導入が増えています。

 

中古トラック一覧

 

 

セミオートマとオートマ・マニュアルのメリット・デメリットも比較

続いて、セミオートマとオートマ・マニュアルのメリット、デメリットについてご紹介します。

 

セミオートマ

セミオートマのメリットは、クラッチ操作をすることなく変速操作を行える点です。

 

自動クラッチ以外はマニュアルトランスミッションと構造が同じです。

そのため、適切な変速操作を行えば、燃費の向上が見込めます。

また、セミオートマは普通免許で運転ができる自動車の範囲であれば、AT限定免許でも運転ができますよ。

 

一方デメリットは、マニュアルのトラックに比べて購入費や維持費がかかることです。

技術の進化で燃費の向上が進んでいるものの、熟練のドライバーがマニュアルを運転する場合よりは燃費が劣るでしょう。

 

オートマ

オートマのメリットは、運転操作が簡単なことです。

 

クラッチ操作や変速操作の必要がないので、乗用車に導入されており、運転技術に自信のない方でも運転可能です。

 

ただ、オートマは複雑な構造となっているので、購入費や維持費、修理費が高い傾向にあります。

また、マニュアルやセミオートマに比べると、燃費性能も悪くなります。

 

マニュアル

マニュアルのメリットは、シンプルな構造となっているので、購入費や維持費、修理費が安いことです。

また、細かい変速操作を行えるので、ドライバーの運転技術が高ければ、燃費もよくなります。

 

一方で、AT限定免許で操作できないことや、マニュアル車特有の運転技術が必要になることなどがデメリットです。

 

 

セミオートマのトラックを運転するコツもチェック!

トラックを運転する男性

セミオートマのトラックは、マニュアルよりも簡単に操作できますが、いくつか運転するコツがあるので、ご紹介します。

 

まず、シフトレバーやスイッチ、ペダルの操作のタイミングを熟知しましょう。

自動クラッチ以外はマニュアルと同じ構造となっているので、これらのタイミングを熟知し、適切な変速操作を行えば燃費の向上に繋がります。

 

マニュアルの車両と同じく「エンジンブレーキの活用」「早めのシフトアップの操作」「一定速度で走ることを意識」「高速段を多く使用」などを意識すると良いでしょう。

 

なお、クリープ現象やパーキングレンジがないなど、オートマと異なる点もあるので、注意してくださいね。

 

 

セミオートマのトラックはマニュアル・オートマのいいとこ取り!

この頃、多くの企業で導入が進んでいるセミオートマのトラック。

 

マニュアルとオートマ、両方のメリットを兼ね備えたトランスミッションです。

 

セミオートマのトラックが増加している要因について、もう一度確認しましょう。

  • ドライバー不足を解消するため
  • オートマより費用が抑えられるため
  • 燃費の安定性を維持するため
  • エンストや車体揺れを抑えられるため
  • 高機能なセミオートマが開発されたため

 

マニュアルやオートマとの相違点を意識しながらの運転を、心がけてくださいね。

 

グットラックshimaでは、トラックの購入や買取を行っております。

 

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