2023.06.15
トラックの寿命年数は走行距離が影響する!買い替えの目安もご紹介
こんにちは!グットラックshimaです!
「トラックは何年くらい乗ったら、買い替えるべきなのだろう?」
長年乗ってきた愛着のあるトラックや高額なトラック。
できるだけ長く乗りたいですし、買い替えるならなるべくお得にしたいですよね。
今回は、トラックの寿命やなるべく長く乗る方法について、お伝えします。
お得に買い替えるためのポイントもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!
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目次
トラックの寿命年数は10年~15年程度が目安
トラックの「寿命年数」とは「使用年数」のことを指し、新規登録をしてから、抹消登録をするまでの期間をいいます。
また「平均車齢」は初年度登録から経過年数を指し、人間でいう「平均年齢」です。
社団法人全日本トラック協会のデータによると、平均使用年数・平均車齢は以下のようになっています。
※2010年時点
平均使用年数 | 平均車齢 | |
小型車 | 11.92年 | 9.21年 |
普通車 | 14.87年 | 10.34年 |
(参考:トラック早わかり「その他(1)トラックの寿命」|公益社団法人 全日本トラック協会)
また、同時期の2011年に国土交通省自動車局貨物課および社団法人全日本トラック協会が、トラック運送事業者8,001事業者に対して「トラック輸送の実施に関する調査」を行いました。
「営業所で使用している車両の平均使用年数」を質問したところ、約半数の51.2%の事業者が、10年以上15年未満と答えています。
トラックは一度購入したら、10年〜15年と長い期間使用している会社が多いようです。
トラックの寿命は年数より走行距離が影響!
トラックの寿命年数の目安についてお伝えしましたが、実は、年数よりも走行距離のほうがトラックの寿命に与える影響が大きいのです。
「トラックの寿命がきた」と感じるのは、エンジンや部品の消耗が激しくなり、乗り続けるには修理代がかさみ、維持費がかかるようになってくる頃。
特にエンジンなどの高額な駆動系のパーツは、トラックの走行距離が延びるほど摩耗していきます。
そのため、走行距離がトラックの寿命に密接に関わってくるといえるでしょう。
トラックの車両が大きいほど走行距離は長い=寿命が長い
ではトラックの寿命といわれる走行距離を、トラックの大きさ別に見ていきましょう。
トラックが寿命を迎えるまでの平均走行距離 | |
小型トラック(2トン未満) | 約20万km |
中型トラック(2トン以上6.5トン未満) | 約40万~50万km |
大型トラック(6.5トン以上) | 約70万km |
トラックが大きいほど、走行距離が長くなっていますね。
その理由として、エンジンの性能の違い・運転をする状況の違いが挙げられるでしょう。
大型トラックは長距離を走る場面が多く、高速道路をよく利用します。
高速道路は信号がなく、一定のスピードで走れますので、アクセル・ブレーキをそれほど多用しません。
結果、エンジンへの負荷がかかりにくく、寿命が長いのです。
一方小型トラックと中型トラックは、市街地を走る場面が多く、信号や速度規制によりアクセルやブレーキを多用します。
すると必然的にエンジンへの負荷がかかります。
結果、エンジンは摩耗しやすくなり、寿命が短くなってしまうのです。
トラックの寿命>普通乗用車の寿命になる3つの理由
普通乗用車の寿命は、走行距離10万kmといわれています。
市街地を走る小型トラックと比べても、走行距離は2分の1です。
普通乗用車よりもトラックの寿命が長いのには、以下の3つの理由もあります。
排気量が大きい
トラックは、排気量が普通乗用車に比べて大きいのが特長です。
排気量が大きいと、加速性能に優れ、エンジンの回転数を減らせます。
その結果、エンジンの摩耗が少なくなり、寿命が長くなるのです。
車体のメンテナンスが容易にできる
トラックの構造はシンプルで部品も大きいため、メンテナンスが容易です。
また、修理に高額な費用がかかるエンジンに関しては、普通乗用車と違い、ほとんどがディーゼルエンジンを使用しています。
ディーゼルエンジンは耐久性に優れているので故障が少ないのです。
万が一故障しても簡単な構造のため、修理が容易にできます。
車体に負荷がかからない運転をしている
トラックは業務で使うことがほとんどのため、運転に慣れている熟練のドライバーが多いです。
アクセルやブレーキを踏む回数を減らすなど、車体への負荷をできるだけ軽減する運転をしていること、メンテナンスの重要性を熟知しているのも、寿命が長くなるポイントでしょう。
トラックの寿命年数を延ばす3つのポイント
いくらトラックに耐久性があるとしても、やはり経年劣化は避けられず、いつかは寿命がくるものです。
その寿命の年数は少しでも長くしたいですよね。
そこで、寿命を延ばす3つのポイントをお伝えします。
ポイント①「急」の付く運転をしない
急発進・急加速・急ブレーキを避けた、丁寧な運転がポイントです。
重量のあるトラックで、「急」の付く運転をすると、車体に大きな負荷がかかってしまいます。
安全運転の面でも、「急」の付く運転は避けたほうが良いですね。
ポイント②定期的なメンテナンス
普段からまめにメンテナンスをしていると、各部の劣化を防げますし、早期に不調に気づけ、事故を防げます。
メンテナンス内容は、以下の通りです。
冷却水の交換
冷却水が不足すると、オーバーヒートを起こしてしまうので要注意です。
エンジンオイルの交換
エンジンオイルが古いと、エンジンに負担をかけてしまうので、定期的にチェックが必要です。
タイヤの点検・交換
劣化したタイヤで走行を続けると、車体に余計な負荷をかけ続けてしまいます。
タイヤの空気圧や溝の深さ、ひび割れに注意しましょう。
ポイント③過積載をしない
積載量が多いと、トラックに過度な負担がかかります。
ガソリンの使用も増え、その結果バッテリーの消耗も激しくなります。
過積載を防ぐためにも、積載量は7〜8割に抑えるのが、トラックの寿命を延ばすポイントです。
トラックの買い替えは寿命の前に!タイミングを逃すと損!
「まだ動くし、メンテナンスもしているから大丈夫!」と、寿命を過ぎたトラックにいつまでも乗り続けるのは安全面でリスクがあります。
故障した際に思わぬ金額の修理費用がかかる場合もあり、急いで買い替えを検討するケースもあるでしょう。
しかし突然の買い替えの場合、希望する車両が在庫切れで手に入らない、納品日までに時間がかかり業務に支障がでるなど、スムーズにいかないケースもあります。
では、どの時点で買い替えをするのがベストなタイミングなのか、見ていきましょう。
走行距離が平均寿命を超えている場合
寿命を超えているトラックは故障をしやすいために、買取価格が大幅に減額されます。
もしくは買取価格がつかない、廃車代がかかるケースも。
寿命を超えていると、事故などのトラブルを起こしやすくもなります。
買い替えを検討しているなら、買取価格がつく内に買い替えるのが損のないタイミングでしょう。
修理費用がかさむようになった場合
一台のトラックに乗り続けていると、部品の経年劣化は避けられません。
すると修理やメンテナンスのサイクルが短くなり、修理費用などの維持費が高額になってきます。
高い修理費用を払い続けるか、買い替えをするか、検討すると良いタイミングでしょう。
使用年数が7年目・10年目になった場合
トラックは、7〜8年おきにフルモデルチェンジを行うため、使用年数が7年目のトラックであれば、型落ち前なので値下がりせずに売れます。
また、トラックは一般的に使用年数が10年以上になると故障が増え、メンテナンスに費用がかかるようになります。
そのため10年を過ぎると、買取価格が下がってしまいます。
タイミングを逃した結果、買取価格が下がってしまうのはもったいないですよね。
この7年目・10年目を、トラック買い替えの一つの目安とすると良いでしょう。
トラックの買い替えのタイミングについては、トラックの買い替えのサイクルは?乗れなくなってしまう前に!でも詳しく書いてあります。
ぜひご参考にどうぞ。
中古トラック一覧
トラックの寿命は走行距離!買い替えタイミングを逃さないで
トラックは使用年数よりも、走行距離が寿命に大きな影響を与えます。
それは、長く走るとエンジンなどの重要な部品が摩耗するからです。
しかし定期的なメンテナンスや負荷をかけない運転により、部品の劣化を遅らせ、走行距離を延ばせます。
愛車を丁寧に扱うのが、寿命をより長くするコツですね。
また、買い替えを視野に入れているならば、走行距離が平均寿命以内、修理費用・維持費が高額になる前、使用年数が7年目・10年目になる前に検討するのがポイントです。
比較的高額で取引ができるので、新規購入の費用にもあてられるでしょう。
トラックの購入・買取のご相談はグットラックshimaへお任せください!
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