2023.06.05
トラックのブレーキランプ・テールランプ確認方法や交換方法をチェック
こんにちは!グットラックshimaです!
2人だと簡単に点灯しているかチェックできる、トラックのブレーキランプ・テールランプ。
1人だと「どのように確認するのだろう?」と疑問に思って、そのままにしていませんか?
実は簡単に、ブレーキランプ・テールランプが切れているかどうか、確認する方法があります。
今回は、1人で行えるトラックのブレーキランプ・テールランプ点灯の確認方法をご紹介!
ブレーキランプ・テールランプが切れたまま走行していた場合は交通違反になるのかという点や、交換方法もあわせてご説明しますので、ぜひ参考にしてください。
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目次
トラックのブレーキランプ・テールランプ切れは交通違反!
後方のライトには、ブレーキランプとテールランプの2種類がありますが、それぞれで役目が異なります。
ヘッドライトと違って後方についているので、点灯していなくても気がつきにくいですよね。
しかし、電球切れに気がつかなかった!では済まされません。
たとえ片方だけが切れていても、交通違反になるのです。
まずはブレーキランプとテールランプの違いと、ランプが点かない場合の罰則をご紹介していきましょう。
ブレーキランプの役割:後続車に減速したのを知らせる
ブレーキランプは、後続車に減速したのを知らせ、追突を避ける役割があります。
ブレーキを踏んだときに連動して、赤く点灯するライトです。
別名「制動灯」「ストップランプ」といいます。
道路運送車両の保安基準により、以下の決まりが定められています。
- 自動車の後面の両側に付けること
- 昼間に後方100mの距離から点灯を確認できること
- テールランプと兼用のブレーキランプは、同時に点灯したときに、テールランプのみで点灯したときの5倍以上の明るさであること
- 灯光の色は赤色であること
- 灯器が損傷、またはレンズ面が激しく汚損していないこと
- 後面両側に備え付けられている制動灯は、車両の中心面に対して対称の位置に取り付けられていること
この内容にもあるように、テールランプとブレーキランプが一体化した兼用タイプもあり、その場合は5倍の明るさだけでなく、テールランプの基準も満たす必要があります。
テールランプの役割:後続車に自分の存在と車幅を知らせる
テールランプは、後続車に自分の存在と車幅を知らせるのが役割です。
悪天候時や夜にヘッドライトを点灯する際、このヘッドライトと連動して点灯し、別名「尾灯」といいます。
道路運送車両の保安基準により、以下の決まりが定められています。
- 自動車の後面両側に付けること
- 夜間にその後方300mの距離から点灯を確認できること
- 灯光の色は赤色であること
- 灯器が損傷、またはレンズ面が激しく汚損していないこと
- 後面に備える尾灯は、車両に対して左右対称に取り付けられたものであること
ブレーキランプ・テールランプ切れは反則金を課せられる!
ブレーキランプ・テールランプ切れは交通違反となり、反則金を課せられます。
2つあるうちのどちらか片方が点灯していれば良いわけではなく、両方付いていなければなりません。
ブレーキランプ・テールランプ切れは尾灯等の整備不良として違反点数1です。
反則金に関しては、どちらも大型車の場合9,000円〜最大12,000円です。
トラックのブレーキランプ切れは、重大な事故につながりやすいので、乗る前には必ず点灯するか確認をしましょう。
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トラックのブレーキランプ・テールランプの確認方法3選
ブレーキランプやテールランプが切れていると、後続車の追突など重大な事故になりかねません。
そのため、日々の確認が大切になります。
トラックの後方にあるため、同乗者など他に人がいれば、もう1人にランプが点灯しているか確認してもらうのが一番簡単です。
しかし自分1人しかいない場合や、点検した時点ではブレーキランプが点灯していたのに、走行中に切れてしまう場合もありますよね。
テールランプの場合はヘッドライトを点灯させて、車から降りて後方を目視で確認する方法がとれますが、ブレーキランプの場合は以下の3つの確認方法があります。
①ブレーキ棒や点検ハンマーを利用
トラックの日常点検を行うときに、利用すると良い方法です。
トラックの外に出て確認をしますので、周囲の状況を確認してから安全に行ってください。
- 運転席のシートを一番前にセットする
- ブレーキ棒、または点検ハンマーをシートとブレーキの間に挟み込み、ブレーキを押し込むようにする
- その状態のままトラック後方に行き、ブレーキランプが点灯しているか確認する
この方法は、ブレーキランプ自体を目視で確認できます。
その際、一緒に灯器に破損や汚損がないかチェックをすると良いでしょう。
また、ブレーキランプはエンジンを切った状態でも点灯します。
安全のためにも、エンジンを切った状態で確認するのをおすすめします。
②地面・トラックミラーを利用
信号待ちのときに行うことができる確認方法です。
ブレーキを踏んだ際に、地面やバックミラー・サイドミラーを目視して、後方が赤く光っているか確認します。
点検時には点灯していても、走行中に切れてしまう場合もあるので、意識的に確認すると良いでしょう。
③コンビニの窓ガラスや駐車場の壁などの反射を利用
駐車する際にトラックを頭から入れずに、バックで停めます。
ブレーキランプが点灯していれば、お店の窓ガラスや壁に反射するので、それで確認をします。
コンビニなどでの休憩時に、手軽にできる確認方法です。
光量の減少や光がちらつくようになると、交換時期です。
「点検時には点灯していたのに走行中に切れてしまった!」を防ぐためにも、日々の点検でしっかり確認しておきましょう。
ブレーキランプ・テールランプが切れていたときの交換方法と費用
ブレーキランプやテールランプが切れていると、後続車から追突されて事故を起こす可能性だけでなく、交通違反として反則金を支払うことにもなるため、切らさないように注意が必要です。
そのようなリスクを避けるためにも、ブレーキランプやテールランプの点検をこまめに行ない、切れていた際にはすぐに交換をしましょう。
ではブレーキランプの交換方法と、目安となる費用について、ご紹介しますね。
自分でブレーキランプ・テールランプを交換する5つのステップ
ブレーキランプ・テールランプは意外にも、自分で簡単に交換できます。
電球の値段は白熱球で200円〜500円程度、LEDで2,000円ほどです。
自分で交換するので工賃がかからない分、安くできます。
1.種類を確認する
電球は「なす球」と「ウェッジ球」の2種類があり、どちらを使用しているか、まずは確認します。
なす球は押し込んで回転させる設計なので少し手間がかかりますが、多くのトラックはこのなす球を使用しています。
ウェッジ球は、引き抜いて差し込むだけの簡単設計です。
2.テールランプのレンズを外す
テールランプについているねじを4〜6本ほど外します。
全て外すと、ブレーキランプのレンズも外れます。
3.電球を取り外して新しく付け替える
なす球は押し込んで左回しに回し、ウェッジ球は引き抜いて外します。
バルブにはボルト数とワット数が書かれているので、同じ数値のバルブを用意しましょう。
違う数値のバルブを取り付けると、光が弱かったり、点灯しなかったりするので注意が必要です。
新しいバルブは素手で触らないように注意。
素手で触ると皮脂が付き、その部分が高熱になって、早く電球が切れる原因になります。
バルブに触る際には軍手をつけて、差し込む向きに注意して取り付けましょう。
4.レンズを元に戻して完了
新しいバルブを取り付けたら、点灯の確認をします。
問題がなければ、取り外した時と逆の手順でレンズを戻して完了です。
トラックのブレーキランプを自分で交換する方法は「トラックのブレーキランプ・テールランプの交換方法とは?」でも詳しくご紹介しています!
こちらもご参考にしてくださいね。
プロに交換を任せる3つの方法
自分で交換する自信がない場合や、外出先でブレーキランプ・テールランプが切れてしまった場合は、ガソリンスタンドなどで交換する方法があります。
プロに任せるので、電球代に加え工賃が必要となり、費用はかかりますが失敗する心配がなく安心です。
- ガソリンスタンド:電球代に加え、工賃として500円〜1,000円ほどかかります
- カー用品店:電球代に加え、工賃として500円〜かかります。電球を持ち込むと、持ち込み料がかかる場合があるので注意が必要です
- ディーラー:電球代に加え、工賃として1,000円〜2,000円ほどかかります。工賃はいずれも目安で、店舗によって異なります
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トラックのブレーキランプ・テールランプ切れは日々の確認で予防!
トラックのブレーキランプ・テールランプは、後続車の追突を避けるために、スピードの原則を知らせる大切な役割があります。
ブレーキランプ・テールランプが切れていると、追突事故を起こすだけでなく、交通違反となり反則金を課せられるのです。
そのようにならないためにも、お伝えした「ブレーキ棒や点検ハンマーを利用する」「地面・トラックのミラーを利用する」「コンビニの窓ガラスや駐車場の壁などの反射を利用する」方法で、日ごろから点検するようにしましょう。
そしてブレーキランプ・テールランプ切れに気が付いたら、すぐに交換を!
トラックの部品購入や、各種手続きのご相談はグットラックshimaへ、お気軽にお問い合わせください!