2022.12.15

トラックでマニュアルが多いのはなぜ?オートマが少ない理由も

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

トラックには、マニュアルやオートマ、セミオートマなどさまざまなタイプのトランスミッションがあります。

乗用車のトランスミッションにはオートマが使われていることが多いですが、トラックではマニュアルが一般的です。

 

今回は、トラックでマニュアルが多い理由やオートマのトラックが少ない理由についてご紹介!

後半では、最近増えているセミオートマのトラックについても、お伝えしていきますね。

 

 

トラックのトランスミッションにマニュアルが多い理由

先ほどお話ししたように、トラックのトランスミッションには、マニュアルが使われていることが多いです。

上記の理由についてお話する前に、簡単にそれぞれのトランスミッションの違いについてご紹介します。

 

マニュアルは、ギアチェンジをドライバー自身が行うタイプのトランスミッションです。

非常に多くのトラックに採用されています。

 

オートマは、普通車に多く採用されているトランスミッションです。

ドライバーは前進・後進のシフトチェンジをするのみで、変速操作の必要はありません。

 

セミオートマは、マニュアルとオートマの両方の利点を兼ね備えたトランスミッションです。

オートマのようにクラッチ操作は必要ないですが、マニュアル特有の変速操作が可能です。

 

続いて、トラックのトランスミッションにマニュアルが多い3つの理由についてご紹介します!

  • オートマよりも燃費が良い
  • 車両本体価格が安い
  • 維持費、修理費が安い

 

それぞれ詳しくみていきましょう。

 

オートマよりも燃費が良い

マニュアルは細かい変速操作ができるので、ドライバーの運転スキルが高ければ燃費が良くなります。

それに対してオートマは、ドライバーがギアチェンジができない分、適切なギアで走れていないことも。

 

マニュアルのトラックは、燃料のコストを抑えられるので、人気となっています。

 

車両本体価格が安い

マニュアルの構造はオートマに比べてシンプルになっているので、車両本体価格が安いです。

 

オートマは自動でギアチェンジするための機械が付いており、その分価格が張ることに。

運送業者は何台、何十台ものトラックが必要です。

 

1台1台の価格の差は小さくても、これだけの数を揃えるとなると、無視できない価格差を生みます。

 

車両購入費を抑えるためにも、マニュアルのトラックを導入する企業が多いです。

 

維持費・修理費が安い

マニュアルはオートマよりもトランスミッションの構造がシンプルになっている分、維持費や修理費が安く済みます。

 

乗用車に比べて長距離を走り、重量のある荷物を載せるトラックは、各部品に大きな負担がかかっています。

そのため、維持費や修理費などのコストは気になるところ。

 

マニュアルなら構造がシンプルな分、故障が少なく、維持費や修理費が安くなるので、多くの企業でマニュアルのトラックが導入されています。

 

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逆にオートマのトラックが少ない理由は?

先ほどはマニュアルのトラックが多い理由について紹介しましたが、ここではオートマのトラックが少ない理由について見ていきましょう。

 

オートマのトラックが少ない理由は、以下の3つです。

  • エンジンブレーキの効きが弱い
  • クラッチ操作ができない
  • ギアの選択ができない

 

それぞれについて、詳しく解説します。

 

エンジンブレーキの効きが弱い

オートマのトラックは、マニュアルのトラックに比べて、エンジンブレーキの効きが弱いです。

一般的な乗用車の場合、エンジンブレーキを多用する機会は少ないかもしれません。

 

ただ、荷物を多く積んだトラックでは、細かい制御が必要なため、エンジンブレーキを多用します。

 

オートマの場合はエンジンブレーキの効きが弱いので、トラックのドライバーはマニュアルを選ぶことが多いです。

 

クラッチ操作ができない

オートマのトラックは、クラッチ操作ができません。

クラッチ操作は、一般的な乗用車の場合、そこまで必要となることはなく、むしろわずらわしい操作でしょう。

 

しかし、トラックは多くの荷物を積んでおり、走行距離も長くなるので、安全性の観点からクラッチ操作ができる方が良いです。

 

万が一、必要以上にアクセルを踏んでしまったときも、クラッチ操作でエネルギーを分散させれば、事故を未然に防止できます。

 

オートマはこのようなクラッチ操作ができないので、トラックにおいてはあまり普及していません。

 

ギアの選択ができない

オートマは、自動でギアチェンジが行われるので、ドライバー自身で適切なギアを選択することができません。

 

トラックは高速道路を長距離走ったり、一般道を低速で走ったりするなど、状況に合わせた走りが必要不可欠です。

 

オートマのトラックだと、上記のような場合に求められる走りを実現できないので、熟練のドライバーはマニュアルを好むことが多いです。

 

 

トラックのセミオートマは増えている!

これまでマニュアルのトラックが多い理由と、オートマのトラックが少ない理由について見てきました。

近年では、マニュアルとオートマの両方の特徴を持つセミオートマのトラックのシェアが増えています。

 

セミオートマは、マニュアルトランスミッションをベースに開発されたトランスミッションです。

そのため、細かい変速操作ができるというマニュアル特有のメリットを持っています。

 

それに加えて、オートマとしての側面もあるため、クラッチ操作が不要で、熟練のドライバーでなくても、ある一定のレベルの運転が可能になり、安全性も向上します。

 

また、AT限定免許で運転できるため、慢性的なドライバー不足を抱えている運送業界にとって、ベストなトランスミッションなのです。

 

 

トラックでマニュアルが人気なのは低コストのため

今回は、マニュアルのトラックが多い理由、オートマが少ない理由について見てきました。

 

ポイントを整理しておきましょう。マニュアルのトラックには、以下のようなメリットがありましたね。

  • オートマよりも燃費が良い
  • 車両本体価格が安い
  • 維持費・修理費が安い

 

近年では、上記のマニュアルのメリットと、操作が簡単になるというオートマのメリットを兼ね備えたセミオートマのトラックが増えています。

 

ご自身のスキルや経験に合わせて、適切なトラックをお選びくださいね。

 

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