2025.05.27

深ダンプの荷台をステンレスで補強!コストを抑えた再構築事例

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

深ダンプ(土砂禁ダンプ)の荷台は、腐食性の高い物質にさらされる機会が多いため、腐食が進み、改善したいと相談を受けるケースが特に多いです。

 

長年の使用により荷台が腐食してしまった深ダンプでも、適切な補強をすることで、生まれ変わることができます。

 

特にステンレス材での補強は、耐久性と清掃性に優れ、今後の腐食リスクを大幅に軽減できる効果的な方法です。

 

そこで今回は、深ダンプを補強した実際の施工事例や必要な手続きについて詳しくご紹介します。

補強をご検討中の方は、ぜひご参考にしてください。

ステンレス

腐食した深ダンプの荷台をステンレスで補強した事例

深ダンプの荷台は、過酷な作業環境にさらされることが多く、腐食による劣化は避けられない問題です。

 

しかし、適切な補強により、新品同様の性能を取り戻すことが可能です。

 

実際にグットラックshimaで行った深ダンプの補強事例をご紹介します。

 

お客様からの依頼内容

お客様から、「長年の破砕運搬作業で床板や側壁部が腐食してしまったので、腐食しづらいステンレスで作り直して欲しい」とのご依頼を受けました。

 

作業効率の低下や安全性への懸念から、耐久性の高いステンレス素材での荷台補強を希望されていました。

解決内容

現車の状態を詳しく確認したところ、縦根太がまだ十分使える状態だったため、それをそのまま活かして再利用しました。

 

一方で、横根太とベッセル(荷台の土台部分)は老朽化していたため、新たに鉄材で製作し、必要な強度をしっかりと確保。

荷台の内部については、床・側壁部・運転席側のプロテクター部(前方の壁)まで、荷物が接する内側すべてをステンレス板で仕上げました。

ステンレス

床面にステンレス板を敷き、そこから一体的につながる形で壁の部分にも同じ素材を立ち上げるように取り付ける工法を採用しています。

 

この方法により、耐久性や清掃性が向上し、長く安心して使える仕上がりになります。

ステンレス

 

グットラックshimaの施工ポイント

既存の縦根太を再利用したことが、今回の施工の大きなポイント。

すべてを新しくするのではなく、状態の良い部分を適切に見極めて活かすことで、無駄を省きながら効率的な対応を実現しました。

 

また、耐久性や腐食への強さに優れたステンレス素材を使ったことで、今後のメンテナンスリスクを軽減し、長く安心して使える仕様に。

品質を保ちながら、全体のコストダウンにつながりました。

 

お客様の声

「これなら腐食の心配もないし生まれ変わったね!」

修理後のトラックを見たお客様からは、このようなうれしいご感想をいただきました。

単なる修理ではなく、新品同様の状態に復元できたことで、大変ご満足いただけました。

 

 

グットラックshimaでの荷台補強方法も詳しく!

荷台補強方法

今回の事例では、以下のような順で荷台のステンレス補強を進めました。

  1. 既存デッキを除去
  2. 横根太新設
  3. 側面立ち上げ設置
  4. プロテクター作製
  5. 側面マス切り
  6. リアゲート作成
  7. デッキ取り付け

 

また、グットラックshimaでは荷台補強のために、以下のような設備を使って進めていきます。

今回は側壁部と床板の補強でしたが、床板のみの補強も可能です。

 

プレスブレーキでの加工

プレスブレーキでの加工

プレスブレーキでは、コンピューター制御により、最大200tのパワーで、鉄板部材を任意の寸法・角度へ加工します。

 

各トラックの床板の寸法にぴったり合うよう、正確に作業を行います。

 

天井クレーンでの安定感ある床鉄板貼り

床鉄板貼り

2.8tの天井クレーンを使用することにより、スムーズで質の高い床鉄板張りが実現します。

 

 

荷台を補強するなら構造変更手続きも必要になる可能性あり

深ダンプの荷台補強を行う際に、多くの方が見落としがちなのが構造変更手続きです。

荷台の改造内容によっては、法的な手続きが必要となる場合があります。

 

構造変更とは、車両の長さや幅・高さ・乗車定員・最大積載量・車体構造・原動機・燃料の種類・用途などに変更が生じた場合に必要となる、運輸支局への届け出と検査のことです。

 

例えば、荷台に鉄板やステンレス板を貼り付ける補強を行うと、荷台全体の構造や重量に変化が生じるため、構造変更の対象となるケースが多くあります。

床面だけでなく、側壁部や骨組みなどの補強・改造も対象となるため、固定方法や使用素材によっては注意が必要です。

 

この手続きを行わないまま運行すると、違法改造車と見なされるおそれがあります。

ただし、次でご説明しますが、「二次架装」にあたる場合は構造変更手続きを行わなくても大丈夫です。

 

「二次架装」であれば構造変更手続きが必要ない

構造変更手続きの必要性についてご紹介しましたが、実は同じ改造でも、構造装置の軽微な変更「二次架装」については、構造変更の手続きを行う必要はありません。

 

二次架装と構造変更の大きな違いは、「車検証の変更手続きが必要かどうか」という点です。

そして、以下の基準を満たす改造であれば「二次架装」として扱われ、構造変更は不要となります。

  • 車両全長の変化が±3cm以内
  • 車両全幅の変化が±2cm以内
  • 車両全高の変化が±4cm以内
  • 車両重量の変化が±100kg以内

深ダンプの補強を検討する際は、改造内容がこの基準内に収まるかどうかを事前に確認し、必要に応じて適切な対応を行うことが重要です。

 

構造変更手続きの詳細については、「トラックの荷台鉄板貼りの構造変更手続きと車検について解説」もぜひお読みください!

 

 

 

深ダンプの荷台補強ならグットラックshimaがおすすめ!

深ダンプの補強や荷台改造をお考えなら、豊富な実績と技術力を持つグットラックshimaにお任せください。

グットラックshimaが、荷台補強など架修・架装で選ばれている理由は、以下のとおりです。

  • 自社で架修・架装を行える専門工場を完備
  • 経験豊富な職人による確かな技術力
  • 見積もりから施工・納車までワンストップ対応
  • 幅広いニーズに応える充実の設備体制
  • お客様に寄り添う柔軟で丁寧な対応

国内でも有数の規模を誇る自社工場を活かし、トラック購入から架修・架装、板金塗装までを一貫して対応できるのが強みです。

工程ごとに業者を挟む必要がないため、手続きもスムーズで納期短縮にもつながります。

お客様のご要望や仕上がりイメージを丁寧に伺いながら、理想の1台に仕上げられるよう、最適なご提案とお見積もりをいたします。

 

 

深ダンプ補強はステンレス荷台で長期安心!

深ダンプの補強において、ステンレス素材の荷台は優れた選択肢です。

腐食に強く、清掃性に優れたステンレス素材は、長期的な運用コストを考えても非常に経済的といえます。

ただし、荷台の改造を行う際は、構造変更手続きの必要性を必ず確認してくださいね!

改造内容によっては法的な手続きが必要となるため、事前の確認と適切な手続きが重要です。

 

グットラックshimaなら、深ダンプの補強から各種手続きまで、トータルでサポートいたします。

 

トラックの購入・買取はもちろん、深ダンプなどトラックの補強をご検討中の方も、ぜひ一度グットラックshimaにご相談ください!

 

架修・架装

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