2021.04.12
フォワードの燃費や維持費を詳しく!内訳や総額、節約の方法も
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックの購入を考えていると、車体価格以外にも気になるのが維持費ではないでしょうか。維持費は燃料費、メンテナンス費など、さまざまな種類があります。
一体何にどのくらいの費用がかかるのでしょうか。
維持費は、トラックを所有している間、継続してかかるものです。その後の大きな出費にもなり得るため、購入の際にチェックしておきたい費用でもあります。
そこで今回は中型ディーゼルトラックでも低燃費で定評のある、いすゞ自動車「フォワード」の燃費や維持費について、詳しくお話します。
中古フォワードトラック一覧
目次
フォワードのトラック、燃費はどのくらい?
フォワードは、いすゞ自動車が誇る、中型ディーゼルトラックの代表車種です。
中型ディーゼルトラックで高い燃費性能を誇るフォワード。
ここではフォワードの低燃費の秘密を含め、燃費についての詳細についてお話ししましょう。
フォワードの低燃費の秘密
エンジン性能の向上に加えて尿素SCRを全車に搭載することで、排出ガスをクリーン化すると同時にエンジン本体での負荷を軽減し、燃費性能を大幅に高めることに成功したフォワード。
排気ガス浄化装置(DPD)の負荷を軽減し、再生インターバルも2倍以上に向上しています。
この尿素SCRの搭載とエンジン本体の負荷軽減によって、低燃費を実現できたのです。
このことが評価され、フォワードはエコカー減税対象車となり、重量税・取得税が75%減税されています(車両総重量7.5t超~14t以下(2WD)エコストップ装着車。2019年3月現在)。
フォワードの燃費は?
実際のフォワードの燃費はどのくらいなのでしょうか。
国土交通省の自動車燃費一覧によると、エンジン性能やトランスミッションの種類で分けられた37種類のフォワードの燃費値は4.15~8.8km/Lとなっています。
燃費は年間のおおよその燃料費を算出するのに必要です。
自分のトラックの車種の燃費を調べておくといいでしょう。
年間の燃料費は「年間走行距離÷燃費値×燃料単価」で求めることが可能です。
次の章で、実際の年間の燃料費を算出してみましょう。
フォワードのトラック、燃費を含めた年間の維持費は?
年間の維持費は、大きく分けて3種類あります。
- 税金
- 固定費
- 変動費
これらについて、一つ一つ詳しく見ていきましょう。
維持費①税金
税金には、「自動車税」と「自動車重量税」の2種類があります。
トラックの税金は普通乗用車よりも費用がかかることがありますので、注意が必要な維持費です。
まず自動車税です。
普通乗用車の自動車税は排気量によって異なりますが、トラックの自動車税は最大積載量に応じて金額が異なります。
また、自家用なのか営業用なのかによっても金額の違いがあります。
トラックの自動車税額につきましては、下記の表をご参考ください。
トラック(標準税率:年額) | 営業用 | 自家用 |
最大積載量 1トン以下 | 6,500円 | 8,000円 |
1トン超~2トン以下 | 9,000円 | 11,500円 |
2トン超~3トン以下 | 12,000円 | 16,000円 |
3トン超~4トン以下 | 15,000円 | 20,500円 |
4トン超~5トン以下 | 18,500円 | 25,500円 |
5トン超~6トン以下 | 22,000円 | 30,000円 |
6トン超~7トン以下 | 25,500円 | 35,000円 |
7トン超~8トン以下 | 29,500円 | 40,500円 |
8トン超~ | 1トン毎に 4,700円加算 |
1トン毎に 6,300円加算 |
(引用:国土交通省:自動車税 自動車税額)
次に自動車重量税です。
車両総重量によって税額が決まり、自家用なのか営業用なのかによっても税額が変わります。
車種の中で多い8tクラス「ディーゼル 標準キャブ 標準長/2RG-FRR90S2/MT」の車両総重量7.985tとして見ると、エコカー減税外の場合は以下の金額になります。
- 自家用:1年32,800円、2年65.600円
- 営業用:1年20,800円、2年41,600円
※重量によって変わるため。詳しくは国土交通省の自動車重量税額でもご確認ください。
これはエコカー減税前の金額なので、エコカー減税対象車であれば税額はもっとおさえられます。
※重量によって変わるため、詳しくは国土交通省の自動車重量税額でご確認ください。
維持費②固定費
トラックの固定費は、車検、自賠責保険、任意保険の3つがあります。
車検は、年に1回実施するため、普通乗用車よりも費用がかかりますね。車検費用は、車検を行うところによって違いますが、中型トラックの車検費用の相場は、150,000円~が目安です。
車検費用は維持費の中でも大きな割合を占めています。
その中でも固定費用なのが賠責保険料。
自賠責保険は車の全所有者に加入義務がありますが、車検の度に納税する義務があります。トラックが自家用か営業用かで保険料が変わってきます。
自賠責保険料は、12ヶ月契約で最大積載量2tを超える自家用は22,570円、営業用は30,530円です(離島を除く)。
仕事でトラックを使っている場合は特に任意保険も重要です。
自賠責保険だけでは補えない場合を考え、対人補償の手厚い保険にすると安心です。
ドライバー(保険者)を限定するなどして保険費用を抑えることも出来るので、トラックを所有する際は検討してみましょう。
任意保険料の目安は、年間で350,000~400,000円ほどです。
検討する際の参考にしてくださいね。
維持費③変動費
トラックの変動費は、オイル交換などのメンテナンス費、タイヤ交換費、燃料費、高速料金などがあります。
メンテナンスの部品は、オイル交換やバッテリー、バッテリー液、エレメントやワイパーなどの、定期的に交換しなければならないものが多くあります。
オイル交換やエレメントといった消耗品の交換は、1回で35,000円ほど。
タイヤも定期的に交換が必要です。
タイヤサイズ「225/80R17.5」の場合
タイヤ1本あたり:約20,000円~35,000円程度
中型トラックのタイヤサイズは、タイヤの幅:225mm~、リム径:17.5インチが一般的です。
※平ボディやダンプといったボディ形状によってもタイヤサイズが変わります。
タイヤ交換を専門店などに依頼する場合、タイヤの費用の他、タイヤの脱着・組み換え・廃タイヤ処分料などがかかることも知っておきましょう。
トラックのタイヤについてはこちらのコラムもご覧ください。
燃料費は、前述したように「走行距離 ÷ 燃費値× 燃料価格(軽油)」で算出できます。
仮に年間の走行距離が30,000km燃費値を6.5km/Lとすると、「30,000 ÷ 6.5 × 115」で算出して燃料費は年間約530,000円となります。
上記に示した維持費の他に、高速道路を使用しての移動や運搬が日常的な場合は、高速代も入れておきましょう。普通乗用車の料金とは異なりますので、高速代にも注意しておきましょう。
以上の維持費①~③を総合すると、年間にかかるフォワードの維持費は、約1,110,000~1,300,000円となります。
参考にされてくださいね。
フォワードの維持費を少しでも節約する方法
維持費は車を所有すれば必ずかかるものなので、出来る限り節約したいものですね。
ここでは、少しでも節約できるポイントをお話ましょう。
車検方法を見直す
車検は方法や依頼場所によって節約できることもあります。
点検整備や消耗パーツの交換など、専門知識が必要なところは整備工場などに依頼し、陸運局で行う手続きなどをドライバーが行う方法だと安く済みます。
他にも、刑務所の職業訓練で行われる整備訓練を利用する方法、必要最低限の点検整備のみにして整備費用を安くしてもらうなどの方法があります。
減トンを行う
減トンとは構造変更手続きをして、トラックの最大積載量を減らすことです。
減トンは、トラックの架装を重くしたり重量のあるフロントバンパーを取り付けたり、おもりを付けて前軸への荷重などをすれば可能です。
減トンすると、自動車税と自賠責保険料が抑えられる可能性があります。
また、トラックの最大積載量を減らすすことで、法定料金を安くして車検費用を抑えることもできるでしょう。
中古フォワードトラック一覧
フォワードの維持費や節約方法を知って、検討や見直しを!
フォワードはいすゞ自動車が誇る、中型ディーゼルトラックです。
燃費値はエンジン性能やトランスミッションの種類で分けられた37種類のフォワードの燃費値は4.15~8.8km/ℓとなっています。
維持費にかかるのは、税金、固定費、変動費。
税金は自動車税と自動車重量税があり、それぞれ自家用と営業用で金額が異なります。
エコカー減税対象車であれば、費用はさらに抑えられるでしょう。
年間の固定費は、車検、自賠責保険料、任意保険料がかかります。
年間の変動費は、メンテナンスやタイヤ交換、燃料費、高速代などです。
これらを総合すると、フォワードは年間約1,110,000~1,300,000円の維持費がかかることが予想できます。
車検の方法を見直したり、減トンをしたりして、上手に節約しながらトラックの安全を維持していけるといいですね。
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