2024.08.17
トラックの荷台の錆の原因と錆の影響とは?塗装で対策するメリットも紹介
こんにちは!グットラックshimaです!
荷台は荷物の運搬の役割を持つトラックにとって最も重要な部分ですが、平ボディのように常に荷台が外部に露出していると錆が発生してしまいます。
錆は放置するとボディの強度を低下させてしまうため、なるべく発生させたくないもの。
発生を予防するためには、錆が発生する原因や適切な対策を知っておくことが大切です。
そこで今回は、トラックの荷台に発生する錆の原因や、その予防策についてご紹介します。
目次
トラックの荷台が錆びやすい原因
車のボディは主に鉄などの金属で構成されており、防錆処理が施されていても経年劣化などによって錆が発生することがあります。
それは、トラックの荷台においても例外ではありません。
錆は、鉄が外気や水に接触してイオン化し、腐食することで発生します。
イオン化とは金属に含まれる自由電子が水に溶け出す作用のことで、自由電子が放出された鉄は酸化鉄へと変化します。
この酸化鉄が、いわゆる錆です。
トラックの荷台は防錆塗装が施されていますが、積み込まれる荷物による塗装の剥がれや傷が発生しやすい状況にあります。
また、積み下ろし作業に使用するフォークリフトとの接触によっても塗装面に傷が発生してしまいます。
これらの要因で傷ができて基礎構造である鉄が外界にさらされることが、錆の発生につながるのです。
また、平ボディトラックのように荷台が外に露出している場合は風雨に直接さらされるため、より錆が発生しやすくなります。
トラックの荷台が錆びるとどんな影響がある?
荷台に錆が発生すると見た目が悪くなってしまうだけでなく、次のような影響が生じます。
3.荷台の強度の低下
錆が発生した荷台は、基礎構造である鉄が腐食しているため、強度が低下している状態にあります。
荷物の運搬の役割を担うトラックにとって、荷台の強度は非常に重要です。
錆により荷台が脆くなってしまうと、荷物を安全に運搬する保証ができず稼働に大きく影響してしまいます。
2.資産価値の低下
荷台の錆は、トラックの資産価値にも大きく影響します。
トラックは、税務処理上の法定耐用年数を超えて税制上の資産価値を失ったとしても、売却時には高値の買取価格が期待できます。
しかし、荷台の錆により強度が低下すると、買取の際のマイナス査定を受けてしまうこともあります。
そのため、錆はトラックの資産価値を下げてしまうことになるのです。
3.車両そのものへの悪影響
荷台に発生した錆を放っておくと下の方へ広がり、車両の要である構造部分にまで進行してしまいます。
また、荷台のパーツの継ぎ目を保護するシリコンシーラントが錆により剥がれるため、荷台の下に雨漏りが起きるようになります。
そうなってしまうとトラックの走行に悪影響をおよぼし、運転中の事故発生につながり非常に危険です。
トラックの荷台の錆を予防する方法
錆は経年劣化によりどうしても発生してしまうものですが、適切な対策を行えば発生や進行を予防することが可能です。
トラックの荷台の錆の発生や進行を予防する方法には、次のようなものがあります。
1.風雨や荷物との接触予防
荷台の錆を防ぐために最も重要なのは、荷台を風雨にさらさないこと。
屋根の下を保管場所に選ぶことが風雨から荷台を守ることにつながるので、可能な限り屋根のある保管場所を選択するのが良いでしょう。
また、荷物との接触による塗装の剥がれや傷を防ぐために、防錆マットを荷台に敷くことも効果的です。
2.防錆処理(コーティング)
金属部分を外気や水分にさらさないことが、錆の防止においては重要です。
防錆塗料によるコーティングを行えば、鉄の酸化を抑え錆の発生を防ぐことができます。
防錆塗装はカー用品店やオンラインストアでも購入できるため、費用を抑えたい場合はDIYで対応するのも良いでしょう。
亜鉛が含まれる塗料は防錆効果が高いと言われているので、参考にしてみてください。
また、表面に金属の膜をコーティングするメッキ加工も効果的です。
「トラックにメッキ加工をするメリットは?お手入れ方法も解説!」で詳しくご紹介しているので、こちらもぜひご参照ください。
なお、より確実に防錆処理を行いたい場合は専門業者に対応してもらうのがおすすめです。
グットラックshimaでは、ボディ塗装を基本料金90,000円から承っております。(※車両のサイズ・タイプ・ボディの種類により価格は変動します。)
錆による腐食でできた穴も補修し、錆止めをして磨いてから塗装するので、仕上がりには自信があります。
プロによる防錆処理をご希望の際は、ぜひグットラックshimaをご用命ください。
3.錆落とし
錆は放置するとどんどん進行していくので、発見したら速やかに落とします。
錆落とし用のグッズは市販されているため、DIYでの対応も可能です。
ただし、取り扱いを間違うと錆びていない部分の塗装の剥がれや傷の発生につながる場合があるので、説明書に従い正しく使用しましょう。
また、錆を落とした後は金属面が露出されるので、防錆処理もセットで行ってください。
錆の程度がひどく作業に不安がある場合は、無理せず専門業者に依頼しましょう。
トラックの荷台の錆は放置せず、適切な対策を!
錆は経年劣化により発生してしまうものですが、トラックの荷台は荷物そのものや積み下ろし作業の影響を受けることでより発生しやすい状況にあります。
また、平ボディのように荷台が常に外部に露出していると、風雨にさらされるのでさらに発生のリスクが高まります。
錆の発生防止策としては、保管場所として屋根の下を選ぶことや防錆塗装が挙げられます。
また、一度発生した錆は放置するとどんどん進行するので、早めに錆落としを行うことも重要です。
防錆塗装や錆落としは市販のグッズでも対応可能ですが、作業に不安がある場合は、無理せずプロの業者に依頼しましょう。
グットラックshimaでは、トラックの板金塗装も承っております。
防錆処理ももちろん対応しておりますので、ぜひお気軽にお声かけください!