2022.01.20

デュアルクラッチトランスミッション(DCT)とは?特徴を詳しく!

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

デュアルクラッチトランスミッションとは、ATの変速機構の1つです。

日本市場に導入されて以降、そのなめらかなクラッチ操作とシフトチェンジに多くのドライバーが魅了されています。

 

そんなデュアルクラッチトランスミッションには、どのような機能があるのかご存知でしょうか。

 

そこで今回は、デュアルクラッチトランスミッションについて。

デュアルクラッチトランスミッションの機能や効果、仕組みのほか、メリットとデメリットについてもご紹介します。

デュアルクラッチトランスミッション

 

 

デュアルクラッチトランスミッション(DCT)とは?特徴から解説

デュアルクラッチトランスミッションとは、ATの変速機構の1つで、2系統(奇数弾と偶数段)あるギアのそれぞれにクラッチを備えている機構のことです。

略して「DCT」とも呼ばれています。

 

デュアルクラッチトランスミッションの特徴は、なんといってもダイレクトな加速。

クラッチ操作不要のため、変速時の駆動力が途切れるというロスがなく、なめらかで鋭い加速と減速を可能にしました。

 

メリット

燃費が良い

加速時にトルクが途切れないため伝達効率が良いデュアルクラッチトランスミッション。

変速時のショックが少ないことも伴い、MT車と同じくらい燃費が良いというメリットがあります。

 

加速性能が良い

トルク抜けがないため、変速操作の際に動力が途切れず、スムーズな加速が可能です。

 

クラッチ板の寿命が長い

クラッチ操作を自動化していることから、半クラの際にも機械的に制御されるため、MT車に比べてクラッチ板の減りが少なくなります。

 

 

デメリット

コストが高い

シフトチェンジやクラッチ操作が自動なため、トランスミッションの内部構造は使用部品が多く、複雑になっています。

これにより、必然的にATに比べてコストが高くなっています。

 

クリープ現象がない

アクセルを踏まずにブレーキを離しただけでゆっくり加速するクレープ現象がないため、渋滞時など少しずつ進みたいときに不便だと感じる場合があります。

 

中古部品一覧

 

 

デュアルクラッチトランスミッション(DCT)の仕組みとは

次に、デュアルクラッチトランスミッションの仕組みについて見ていきましょう。

 

6速のエンジンを例とすると、ギアは奇数ギア(1・3・5速)と偶数ギア(2・4・6速)の2つのギアが搭載されています。

 

さらに、奇数ギア(1・3・5速)はインナーメインシャフトを介して1・3・5速用/発進用クラッチと繋がり、偶数ギア(2・4・6速)はアウターメインシャフトを介して2・4・6速用クラッチと繋がっています。

 

このことから、インナーメインシャフトとアウターメインシャフトはそれぞれ独立したクラッチを持っていることがわかりますね。

 

デュラルクラッチトランスミッションでは、独立したクラッチが切り替わることで、スピーディかつトルクが途切れることなく変速ができます。

 

クランクから伝わった動力は、これらのギアを介して最終的にカウンターシャフトに繋がり、ドライブシャフトや駆動輪を動かします。

 

ギアを切り替える仕組み

先述の通り、デュラルクラッチトランスミッションでは2組のクラッチ板とギアから成り立っています。

 

これにより、ギアの切り替えは電子制御によって自動で行われ、奇数ギアと偶数ギアが交互に1段ずつ切り替わっていきます。

 

 

デュアルクラッチトランスミッション(DCT)を使用している車両は?

なめらかで鋭い加速と減速を叶えるデュアルクラッチトランスミッションは、高出力エンジンにも対応できるということから、トラックやバスなどにも搭載されています。

 

トラックでは三菱ふそうが、世界で初めてトラックにデュアルクラッチ式トランスミッション「デュオニック(DUONIC)」を小型トラック「キャンター」に搭載。

 

現在は「DUONIC2.0」を採用することで優れた燃費性能と2ペダルのイージードライブを実現し、低速度でも豊かなトルクを発生させることができる力強い走りを叶えました。

 

そのほか、三菱ふそうのバス「ローザ」や、ポルシェやフェラーリといったスポーツカーをはじめ、アウディやメルセデス・ベンツといった乗用車や、ホンダ「CTX」や「NC」などの二輪車などにも、デュアルクラッチ式トランスミッションが搭載されています。

 

 

デュアルクラッチトランスミッション(DCT)とはメリット満載のミッション

デュアルクラッチトランスミッションとは、ATの変速機構の1つで、2系統(奇数弾と偶数段)あるギアのそれぞれにクラッチを備えている機構のこと。

 

ダイレクトな加速が特徴で、クラッチ操作不要のため、変速時の駆動力が途切れるというロスがなく、なめらかで鋭い加速と減速が可能です。

 

デュアルクラッチトランスミッションには、「燃費の良さ」や「加速性能の良さ」など、さまざまなメリットがあります。

 

トランスミッションは種類によって特徴が異なるので、車種を選ぶ参考にしてみてくださいね。

 

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