2022.08.21

トラックのエアブレーキとは?仕組みや使い方を詳しくチェック!

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

一般車やトラックなどに搭載されているブレーキにはいくつか種類がありますが、中型トラックや大型トラックなどの大きい車両で使われているのが「エアブレーキ」です。

 

エアブレーキとは空気圧を使って車両を停車させる仕組みのブレーキで、一般車や小型トラックで使われている「油圧ブレーキ」とは仕組みが異なります。

 

また、他のブレーキよりも制動力が強いという特徴があるため、運転時には使い方のコツを知っておく必要があります。

 

そこで今回は、中型以上のトラックに搭載されているエアブレーキの仕組みを解説するとともに、使い方のコツを紹介します。

運転時に気をつけるべきポイントも紹介しますので、大型車両を運転する機会がある方は参考にしてみてくださいね。

 

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トラックのエアブレーキとは?役割や仕組みを解説

トラックの「エアブレーキ」とは、空気の圧力を利用して走行を停止させるブレーキのことをいいます。

一般車や小型トラックに搭載されている「油圧式ブレーキ」よりも制動力が強いため、より重量がある中型トラックや大型トラックに搭載されています。

 

エアブレーキの役割は大型車を効率よく停車させること

油圧式ブレーキもエアブレーキも、その役割は走行中の車両を停止させることです。

 

一般車や小型トラックなど比較的重量が軽い車両で使用されている油圧式ブレーキは、運転手がブレーキを踏み込む力によってブレーキが効く仕組みになっています。

しかし、中型トラックや大型トラックなどの重量が重い車両の場合、油圧式ブレーキでは制動力が足りません。

 

エアブレーキは、圧縮率が高い「コンプレッサー」という機械の働きにより、大きい車両でも効率よく停車させる役割を担っています。

 

そのため、中型トラックや大型トラックなど大きい車両では、油圧式ブレーキよりも制動力が大きいエアブレーキが必要となるのです。

 

コンプレッサーを使ったエアブレーキの仕組み

では、エアブレーキはどのような仕組みでトラックを停車させているのでしょうか。

 

エアブレーキが搭載された車両では、ブレーキを踏むとコンプレッサーが作動します。

コンプレッサーは空気圧縮機とも呼ばれていて、その名の通り空気を圧縮させるための機械です。

コンプレッサーによってエアタンク内で圧縮された空気には、もとの空気圧に戻ろうとする強い力が働きます。

 

トラックやバスなどの大型車が停車する際に「プシュー」といった音を聞いたことがあると思いますが、この音はエアタンク内で圧縮された空気が外に抜けていく音というわけです。

 

その強い力によってブレーキシリンダーが動き、走行中のトラックを停車させるというのがエアブレーキの仕組みです。

 

 

トラックのエアブレーキの使い方のコツもチェック

エアブレーキは油圧式ブレーキと比べて制動力が強いため、使い方のコツを理解しておかないと事故につながる恐れもあります。

トラックを運転する前にエアブレーキの使い方をきちんと理解して、安全運転を心がけましょう。

 

エアブレーキの使い方のコツは、主に以下の3つです。

  • 足の裏全体で踏む
  • クラッチを利用する
  • トラックの総重量を意識する

 

油圧式ブレーキの場合、ブレーキのかかり具合をブレーキペダルの踏み込み具合で判断するという人も多いでしょう。

 

しかし、エアブレーキの場合は踏み込み具合のみで判断するのはおすすめできません。

 

足の裏全体を使ってブレーキペダルを踏み込み、身体全体でブレーキのかかり具合を判断しましょう。

 

また、ブレーキの使いすぎを防ぐことも大切です。

カーブ時にはブレーキではなく、できるだけクラッチを使った減速にしてくださいね。

 

エアブレーキを使ったトラックを運転する際には、トラックの総重量を意識することも重要です。

トラックに積んだ荷物が多ければ多いほどブレーキはかかりにくくなるため、意識しながら運転しましょう。

反対に積荷がほとんどない場合はブレーキが効きすぎる恐れがあるため、注意してくださいね。

 

エアブレーキの踏み方のコツは「トラックのブレーキの踏み方のコツは?仕組みや注意点を知ろう」でも解説していますので、ぜひご覧ください。

 

 

トラックのエアブレーキを使う際に気をつけること

エアブレーキを搭載したトラックを運転する際に気をつけるポイントを3つ紹介します。

これらの注意点を意識し、安全運転を心がけるようにしましょう。

 

ブレーキの踏みすぎやバタ踏みに注意する

エアブレーキ搭載のトラックでは、ブレーキを踏みすぎないようにすることが重要です。

頻繁にブレーキを使用するとエアタンク内に圧縮空気が貯まらず、エア切れを起こしてしまいます。

エア切れはブレーキが効かない原因となり、事故につながる恐れがあるため注意しましょう。

 

また、バタ踏みといってこまめに何度もブレーキを踏む行為も避けてください。

ブレーキの踏みすぎと同じくエア切れにつながり、ブレーキが効かなくなってしまいます。

 

ブレーキの踏みすぎやバタ踏みを防ぐために、日頃からスピードを出しすぎないようにしてくださいね。

 

運転前にエア残量を確認する

前述したとおり、ブレーキの踏みすぎやバタ踏みにより、トラックは「エア切れ」を起こしてしまうことがあります。

走行中にエア切れを起こすとブレーキが効かなくなり、重大な事故につながりかねません。

 

エア切れを防ぐためにはブレーキの使いすぎを避けることが重要ですが、運転前にエア残量の確認をすることも同じくらい重要です。

エア残量が不足するとブザーが鳴るトラックも多いですが、出発前には必ずエア残量を確認する癖をつけましょう。

 

ブレーキの使いすぎやバタ踏みに気をつけていてもエア残量が溜まらないという場合には、エア漏れしている可能性があります。

少しでも異変を感じたら、できるだけ早く修理工場で点検してもらってくださいね。

 

車間距離を十分とる

車間距離を十分にとることも、ブレーキの踏みすぎによるエア切れを防ぐひとつの対策です。

 

油圧式ブレーキを搭載している一般車や小型トラックに比べ、エアブレーキ搭載のトラックはブレーキを踏んでから停車するまでの時間が長いです。

そのため、大型車を運転する際にはいつもより車間距離を広くとりましょう。

 

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トラックの運転時にはエアブレーキの使い方に気をつけよう

一般車や小型トラックに搭載されている油圧式ブレーキよりも制動力が強く、重量が重いトラックでも効率よく停車させられる「エアブレーキ」。

エアブレーキは、圧縮した空気の圧力を利用してトラックを停車させる仕組みのブレーキです。

 

そんなエアブレーキを搭載したトラックを運転する際には、正しい使い方をマスターして運転することが重要です。

ブレーキの踏みすぎやバタ踏みによるエア切れは重大な事故につながる恐れもあるため、運転時には十分注意しましょう。

 

エア切れを防ぐためには、スピードを出しすぎないように注意したり、運転前にエア残量を確認したりすることが大切です。

一般車を運転する時よりも車間距離を広くとることも心がけてくださいね。

 

また、エアタンクやブレーキに異変を感じたらすぐに修理工場で点検してもらいましょう。

 

中古トラックの買取や販売を行うグットラックshimaでは、トラックの部品購入も可能です。

トラックの部品交換・購入を検討している方はぜひ一度ご相談ください!

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