2021.02.17
ダンプの種類とは?代表車種や積載量、ダンプ使用時の注意点も解説!
こんにちは!グットラックshimaです!
後ろの荷台を動かして荷物を降ろす「ダンプ」。
ダンプは正式名称を「ダンプトラック」といい、トラックの一種です。
ダンプと一言でいってもさまざまな種類や大きさがあるため、購入時には用途や運ぶ距離などに合わせて選ぶことが大切です。
そこで今回は、ダンプについて。
ダンプの種類や大きさ、あおりの種類などを詳しくご紹介します。
中古ダンプ一覧
目次
ダンプの主な種類を紹介!
「ダンプ」は、正式名称を「ダンプトラック」と呼ぶトラックの一種。
ダンプやダンプカーは、実は日本だけでの呼称なんですよ。
トラックとダンプの違いについて、詳しくは「トラックとダンプの違いを詳しく解説します!」もチェックしてみてください!
ダンプは主に土砂やゴミなどを積んで荷台を傾けてザーッと降ろす車ですが、実は土砂ダンプと土砂禁ダンプという種類があります。
また、さらに主な5種類の形状にも分けられるのでご紹介しますね。
土砂ダンプと土砂禁ダンプ
「土砂ダンプ」は、土木・建築現場でよく見る、土砂や石材などを運搬するダンプです。
荷台を傾けることで、積み荷を排出できます。
一方「土砂禁ダンプ」は、荷台部分のあおりを高くしたダンプのこと。
土砂など重量のあるものを運搬してしまうと過積載になってしまうため、積み荷は土砂ではなく、主にペットボトルやゴミ、石炭・チップなど、比較的軽量なものを運搬します。
なお、土砂禁ダンプには、「土砂等運搬禁止」の表示義務が課せられていますので注意しましょう。
ダンプの形状の種類
ダンプは、荷台から積荷を下ろす方法によっても名称が変わります。
日本で流通しているダンプは、主に以下の5種類があります。
リアダンプ
後部より積載物を下ろす、最も馴染みのあるダンプ。
国内で運行するダンプの多くが、このリアダンプです。
ローダーダンプ
荷台を持ち上げるダンプ機能に加え、荷台をスライドすることができます。
土砂だけでなく、車両運搬などにも用いられます。
3転ダンプ
荷台を後方だけではなく、左右を含め三方に傾けることができます。
操作性能が高く、狭い工事現場や交通量が多い道路でも活躍します。
サイドダンプ
積み荷を車両左右に下ろすことのできるタイプ。
一方通行の道路や高さに制限がある場所で活躍します。
重ダンプ
巨大なタイヤを装着した、最大積載量が普通のダンプよりはるかに多いタイプです。
大きいため一般道を走行することはできず、主に鉱山など大規模な工事に用いられます。
ダンプのサイズや代表車種のスペックを参考に!
ダンプは大型・中型・小型と、3つのサイズがあります。
ただし、車両のサイズや積載量は統一されている訳ではなく、明確な定義はありません。
それぞれ、代表的なメーカーの車種とあわせてご紹介します。
大型ダンプ
最も大きい大型ダンプは最大積載量が10t前後あるダンプで、「10tダンプ」とも呼びます。
以下は代表例です。
三菱ふそう スーパーグレート
型式:2PG-FV70GX
全長:7,670〜7,770mm
全幅:2,490mmm
全高:3,350mm
最大積載量:9.8t
中型ダンプ
最大積載量が4t前後の中型ダンプは、一般的に「4tダンプ」と呼ばれています。
日野 レンジャー
型式:FC2ABA
全長:5,360mm
全幅:2,190mmm
全高:2,480mm
最大積載量:3.65t
4tなどの中型ダンプについては「中型ダンプ(通称4tダンプ)のラインナップを紹介!各メーカーの特徴も」もご覧ください
小型ダンプ
最大積載量が2t~3t前後と、最も小さいサイズのダンプ。
最大積載量によって、「2tダンプ」や「3tダンプ」と呼び方が変わります。
いすゞ エルフ
型式: 2RG-NJR88AN
全長:4,690mm
全幅:1,695mmm
全高:1,970mm
最大積載量:2t
ダンプの「あおり」にも種類がある!
ダンプの「あおり」とは、ダンプの荷台を覆う囲いで、主に荷台の側面と後ろ側に付けられています。
あおりは装備していなくても違反にはなりませんが、積み荷の落下防止など安全性を高めます。
また、積み荷を隠すことができるので見た目も良くなりますよ。
あおりのデザインは全部で4種類あります。
板チョコあおり
最も一般的なタイプのあおり。
名前の通り、あおりの表面を四角形の枠で仕切った、板チョコのようなデザインになっています。
額縁あおり
額縁を連想させる額縁あおり。
あおりを枠で囲んだような形状で、スッキリとしたデザインになっています。
船底あおり
船の底のように、内側に向かって傾斜がついたタイプのあおり。
角度がついているため、土砂を運搬する際はスムーズに排出できます。
面一あおり
表面に凹凸が出ないよう1枚板で作られたシンプルなデザインのあおり。
ダンプ利用時の法律上の注意点
ダンプを使用する上で、法律上の注意点がいくつかあります。
過積載
ダンプに最大積載量より多い荷物を積む「過積載」。
過積載は大変危険な行為です。
規定の積載量以上を積んで走行することで負荷がかかって、さまざまな部分を損傷したり、左右のバランスを崩したりしてしまいます。
また、過積載で車両に負荷がかかると車両劣化しやすくなり、タイヤの破裂やブレーキが効かなくなるなど、故障するケースも。
このように故障した状態で走行すると交通事故などに繋がる恐れがありますので、絶対に過積載を行わないようにしましょう。
過積載を行なった場合の罰則は、事業者、運行管理者、ドライバーで異なります。
事業者
最初の違反は指導となり、最初の違反から1年以内に再度過積載した際は使用制限処分、使用制限命令違反の場合は3カ月以下の懲役又は5万円以下の罰金。
使用制限に関する標章を破損・汚損または取り除いた場合は2万円以下の罰金または科料、過積載を下命・容認した場合は6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金。
運行管理者
重大な事故やドライバーに対する指導不足などが見られた場合は、運行管理者資格者証の資格取消。
荷主
過積載となることを知りながら会社に荷物を引き渡した荷主へも、違反・再度過積載を要求する恐れがある場合、警察署長から再発防止命令が勧告され、6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金。
ドライバー
中型・大型ダンプで10割以上の過積載の場合、点数の6点減点・6カ月以下の懲役または10万円以下の罰金・免停処分。
最大積載量の2倍を超える貨物を積んで走行した場合は即時告発の対象となり、100万円以下の罰金刑が下される場合も
表示番号
土砂などを運搬する最大積載量が5t以上のダンプと車両総重量8t以上のダンプには、車両側面に表示番号の指定と表示が義務付けられています。
違反した場合は3万円以下の罰金となりますので注意してください。
中古ダンプ一覧
ダンプの種類を知ってベストな一台を!
後ろの荷台を動かして荷物を降ろす「ダンプ」。
日本で流通しているダンプの形状は、主に5種類あります。
- リアダンプ
- ローダーダンプ
- 3転ダンプ
- サイドダンプ
- 重ダンプ
ダンプの荷台を覆う「あおり」にもさまざまな種類があり、積み荷の落下防止など安全性を高めるほか、積み荷を隠すことができるので見た目も良くなります。
また、ダンプの過積載や表示番号漏れなどは違反となりますので、安全のためにもしっかり守って運行してくださいね。
性能や乗り心地が気になった方は、一度販売店やディーラーを訪れて試乗してみるのもおすすめです。
トラックの購入や今の車両の買取、各種手続きのご相談まで、ぜひグットラックshimaへお気軽にお問い合わせください!
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