2021.09.10
レンジャーとコンドルを比較!走行性能や乗り心地に違いは?
こんにちは!グットラックshimaです!
積載量が多いのに大型トラックよりも小回りが利く「中型トラック」。
輸送にはとても便利で種類も豊富なので、トラック購入の際には一度は検討したことがある方もいるのではないでしょうか。
細かい装備や乗り心地がわからないと、選ぶのに時間がかかってしまいますよね。
そこで今回は、中型トラックの代表格「レンジャー」と「コンドル」について、詳しくご紹介!
トラック選びの参考にしてくださいね。
中古レンジャー一覧
目次
レンジャーとコンドルの基本のスペックを比較!
まずはレンジャーとコンドルの、基本スペックから比較していきましょう!
レンジャーの基本スペック
レンジャーは、日野自動車の中型トラックです。
日野自動車はトヨタ自動車の連結子会社で、バスや大型トラックの製造を中心とするメーカーです。
日野自動車の詳しい説明は「日野自動車のトラックの特徴とは?独自の機能や代表車種もご紹介!」でも紹介しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
日野自動車と言えば大型トラックで有名ですが、今回ご紹介するレンジャーは中型トラック。
4tの積載量を確保しながらも小回りの利くボディは、街乗りにも中距離移動にも最適で高い人気を誇っています。
レンジャーの一例として、レンジャー バン カーゴ(標準キャブ)「FC2ALBA-DBABA」のスペックをご紹介します。
- 全長 8,665mm
- 全幅 2,230mm
- 全高 2,405mm
- 荷台長 6,705mm
- 荷台幅 2,130mm
- 荷台高 395mm
- 最大積載量 4.150t
- 車両総重量 7.960t
※設定は車型によって異なります。
コンドルの基本スペック
コンドルは、UDトラックスから販売されている中型トラックです。
UDトラックスは、主にトラックを製造している国内商用車メーカーです。
日本ディーゼル工業から日産傘下の日産ディーゼル工業株式会社になり、その後2007年にボルボグループと資本提携。
2019年にはボルボといすゞ自動車の資本提携により、いすゞ自動車の傘下になりました。
UDトラックスの詳しい説明は「UDトラックスのトラックの特徴とは?独自の機能や代表車種もご紹介!」でも紹介しています。
ぜひ合わせてご覧ください。
コンドルは、豊富なシャーシバリエーションがあるので、積荷・輸送形態によってドライバーの希望に合ったさまざまなボディー仕様を選択出来ます。
コンドルの一例として、ウィング(セミワイド)「PB-MK37A」のスペックをご紹介します。
- 全長 8,700mm
- 全幅 2,350mm
- 全高 3,500mm
- 荷台長 6,230mm
- 荷台幅 2,240mm
- 荷台高 2,230mm
- 最大積載量 2.650t
- 車両総重量 7.970t
※設定は車型によって異なります。
レンジャーとコンドルの走行性能を比較!
レンジャーとコンドルの走行性能も気になりますよね。
エンジンや燃費面も、詳しく比較していきましょう!
※新型のスペックをご紹介します。設定は車型によって異なりますのでご注意ください。
レンジャーの走行性能
低振動で耐久性が高く中、長距離ドライバーから安定走行しやすいと評判のレンジャー。
6AT(トルクコンバーター式)により、クリープ走行時などの微速、低速時にスムーズな発進を実現し、ロスのないシフト変速を実現しました。
ワイドレンジ化した6MT、多段化を進めた7MT(カーゴのみ)により、6・7段目をオーバードライブとして、さらなる省燃費走行を支援。
新しいシフトパターンで操作性を向上させています。
また、カーゴのみですが、四輪駆動用6MTがデフレシオの最適化によって、四輪駆動車の省燃費に貢献しています。
さらに、新開発されたパワフルな50kgf・m PTOをオプション設定できるようになり、省燃費のエンジンからより高い動力を取り出すことが可能となりました。
それにより、高い動力を必要とする架装や特装に幅広く対応できるようになり、架装のバリエーションが豊富です。
排出ガスの後処理技術であるDPRⅡ(尿素フリー)やDPR+尿素SCRの性能が向上し、ランニングコスト抑制だけでなく、環境にも配慮したつくりになっています。
エンジン、燃費性能の一例として、レンジャー(FCショートキャブ)の性能をご紹介します。
- エンジン型式 A05C-TE(A5-V)
- 最高出力(ネット) 177KW(240PS)/2300rpm
- 最大トルク(ネット) 794N・m(81kgf・m)/1,400rpm
- トランスミッション 6MT
- 燃料タンク容量 200L
- 総排気量 5.123L
※設定は車型によって異なります。
コンドルの走行性能
エンジンには昔から定評があり、高い信頼を得ているUDトラックス。
コンドルのエンジンは、軽量コンパクトでありながら高効率。
積載性や燃費の高効率化だけでなく、環境性能アップも実現しており、GVW8tクラスから20tクラスで燃費性能「H27年度重量車燃費基準+10%」を達成しています。
また、トランスミッションは、AMT(機械式オートマチックトランスミッション)と6MT(6速マニュアルトランスミッション)の2種類があり、ドライバーの需要に合わせた選択が可能です。
ロックアップ制御等によって動力を高効率で伝達し、力強い走りと優れた燃費を実現しています。
AMTは、シフトレバーの操作のみで変速が可能。
6MTはクラッチペダル付で、シフトレバー部のスイッチで1速発進が可能(通常発進段は2速)。
積載時の坂道発進など、大きな駆動力が必要な際に威力を発揮します。
他にも、経済性と環境性に優れた「エコストップ」(冷凍車、消防車はオプション、ミキサー車は設定なし)、省燃費運転を実現する「ECONO(エコノモード)」(154kW/177kWのMT車に搭載)、坂道、積載発進時に頼もしい「START ASSIST」(154kW/177kWのMT車に搭載)などがあります。
燃費性能の向上は、PMとNOxを低減する「DPD+尿素SCR」システムなどが支えています。
エンジン、燃費性能の一例として、コンドルMKLKの性能をご紹介します。
- エンジン型式 4HK1-TCC、4HK1-TCS、4HK1-TCH
- 最高出力 190~240PS
- 最大トルク 515、706、765
- トランスミッション 6MT、AMT
- 燃料タンク容量 100L
※設定は車型によって異なります。
レンジャーとコンドルの乗り心地は?安全面も比較!
レンジャーとコンドルの乗り心地や安全性能も気になりますよね。
それぞれの特徴をご紹介します!
※新型のスペックをご紹介します。設定は車型によって異なりますのでご注意ください。
レンジャーの安全性能&乗り心地
高い走行性能と燃費性能を誇るレンジャーですが、安全性能や車内インテリアも充実。
居住性で重要なシートは、商用車トップレベルの座り心地を目指しています。
FCショートキャブでは、標準シートはファブリック(ブラウン)。
収納はドアポケット、センターコンソールが標準装備され、サンバイザーつき、カーペットフロアマットが採用されています。
オプションでシートを高機能シートにしたり、収納箇所を増やしたり、フロアマットをビニールにするなど、自分好みにカスタマイズすることが可能です。
従来のような働き盛りの男性でだけなく、シニアや女性、若者と、幅広い層のドライバーに運転しやすい快適空間を実現しています。
FCショートキャブを一例にして、安全性能をご紹介しましょう。
PRS(人検知機能付)、VSC、車間距離警報、車両ふらつき警報、車線逸脱警報、ドライバーモニターⅡ、マルチインフォメーションシステム(音声ガイド付)、ステアリングスイッチといった、最新システムを駆使した安全性能が標準装備。
オプションで、FSクルーズ(定速制御)、エンジン+電磁式リターダーなども装備できるようになり、安全性の向上とドライバーの運転ストレス軽減につながっています。
※設定は車型によって異なります。
コンドルの安全性能&乗り心地
コンドルは先進の安全技術を採用して、日々の安全運行をサポートしています。
代表的な安全システム3つをご紹介します。
①プリクラッシュブレーキ(衝突回避支援、衝突被害軽減)
GVW8t車(210PS、240PS)、11t車に標準装。
GVW8t(190PS)、14.5t車にオプション。
②車線逸脱警報(LDWS)
車速60km以上で作動。オプション装備ですが、4WDには設定なし。
③ミリ波車間ウォーニング
単独でのオプション設定なし。プリクラッシュブレーキ選択時に標準装備。
以上の他にも、さまざまな安全システムを装備し、安全技術も向上させながら日々の安全運行に貢献しています。
また、ドライバーの日々の疲労軽減に欠かせないのが、居住空間の収納装備や操作装備、運転席の広さやシート。
コンドルは、ヘッダーコンソール&センターコンソールボックス、ドアポケット、DINスペース、カードホルダー、コンビニフックなどの収納装備を備えています。
シートは、汚れてもすぐ拭き取れるクロス貼りが標準装備。
オプションでビニールに変更も可能です。
操縦しやすい操作装備の他、フロントオープンリッドやマルチディスプレイにメンテナンス情報を表示するなどのシステムが充実しているので、メンテナンスがしやすいのも大きな利点ですね。
※設定は車型によって異なります。
中古コンドル一覧
レンジャーとコンドルの特徴を知って、自分に合う1台を見つけよう!
低振動で耐久性の高く長距離運転がしやすい「レンジャー」。
軽量コンパクトでありながら高効率のエンジンが特徴の「コンドル」。
どちらも燃費が良く環境性能に配慮されていて、走行のしやすさやドライバーの疲労軽減にも貢献しています。
安全システムもそれぞれで必要なものが整備されており、乗り心地も抜群!
収納面やシートにも工夫があり、ドライバーの運転ストレス軽減につながっています。
ドライバーの好みにカスタマイズできるオプションが、たくさんラインナップされていますので、それらも考慮しながら自分に合った1台を見つけられるといいですね。
グットラックshimaでは、レンジャーとコンドルの中古トラックも取りそろえています。
ぜひ、お気軽にお問い合わせください!