2021.05.25
レンジャーの年式は?モデルごとの特徴や変遷を解説!
こんにちは!グットラックshimaです!
日野のトラックの中でもトップクラスのシェアを誇る中型トラック「レンジャー」。
一般ユーザーはもちろんのこと、消防車などの特殊車両のシャーシとしても採用される一台です。
1964年に発売されたレンジャーは、幾度かのフルモデルチェンジを経て、2017年に現行モデルの6代目を発売しました
そこで今回は、レンジャーの年式について。
年式ごとの変遷や、それぞれの外装・内装・装備年の特徴などを詳しくご紹介します。
目次
まずは「レンジャー」の特徴や魅力面から!
中型トラックの中でも人気の高い日野の「レンジャー」。
一般ユーザーはもちろんのこと、消防車などの特殊車両のシャーシとしても採用されています。
レンジャーは、トルクと燃費を高次元で両立するA05Cエンジンを搭載することで燃料の消費量を削減。
また、プリクラッシュセーフティシステムやPCS(歩行者検知機能付)といった安全機能が、ドライバーの運転をしっかりサポートしてくれます。
そして機能面だけではなく、スタイリッシュな灯火類や疲れにくい高機能シートなども、トラックドライバーから高評価を得ています。
1964年に発売されたレンジャーは、2017年にフルモデルチェンジした6代目が現行モデルとなっています。
レンジャーの販売車両
レンジャーの年式は6代目まで!それぞれの特徴をご紹介
レンジャーの初代モデルから6代目現行モデルまで、装備の特徴や変遷について見ていきましょう。
初代モデルについて
初代レンジャー(1964年~1984年)は、1964年7月に発売。
当初のレンジャーは3.5tで、2灯ヘッドランプでした。
その後、1967年にコーナーランプとヘッドランプのベゼルを一体化してフロントグリルを変更。
1969年にフロントグリルとコーナーランプデザインの変更&ヘッドランプを4灯に、1978年にはエンジン出力を110psDQ100型に変更するなど、3度のマイナーチェンジを行いました。
2代目モデルについて
1969年に発売された2代目レンジャーは、当時開発したばかりの120psEC100型エンジンを搭載しました。
1972年6月に145psEH100型エンジン搭載車が登場し、同年12月にフロントグリルなどを変更するマイナーチェンジを行いました。
1974年には155psEH300型エンジン搭載車が登場。
1975年に行った2度目のマイナーチェンジでは、2段式のSDグリルを採用したフロントグリルに変更しました。
そして、1977年には165psEH700型エンジン搭載車、1978年には170psEH700型の高出力エンジン搭載モデルが登場しました。
このように、2代目モデルでは新たに開発したエンジン搭載車の登場とマイナーチェンジがほぼ毎年行われました。
3代目モデルについて
4L、4S、4Dのシリーズ名がつけられた3代目レンジャー(1980年~1989年)は、1980年に発売しました。
通称「風のレンジャー」と呼ばれ、グリルやバンパーがガンメタリックカラーに仕上げられたクールな一台です。
3代目モデルは4度のマイナーチェンジを行いました。
1982年にはフロントグリルとバンパーのカラーを変更し、運転席のサイドミラーの形状が変更。
1984年には昭和58年排出ガス規制に適合し、ヘッドライトが角形4灯に変更されたり、助手席セーフティウインドウが標準装備されたりと、大幅に変更されました。
その後、1986年にはエンジンワンキー操作標準装備やカラー変更、1988年にはグリルまわりのカラーが白基調となりました。
4代目モデルについて
4代目モデル(1989年~2001年)は1989年にリリース。
平成元年排出ガス規制適合のH07Dエンジンを搭載し、異型2灯のヘッドライトを採用しました。
多くの車種がラインナップしているのも特徴で、1990年に最大積載量7tのFF、1990年に8tのFGと3軸低床のGK(6×4)と高床パートタイム4WDのFT、1993年に低床4tフルタイム4WDのFXが登場。
また、マイナーチェンジも行っており、1992年にカーゴ系レンジャーにチューブレスラジアルタイヤの標準装備や今では一般的となっているABS、車間距離警報装置などを追加。
1994年には中型トラックではいち早く平成6年排出ガス規制適合したエンジンJ05C、J07C、J08Cを搭載しました。
そして、1999年のマイナーチェンジでは運転席のエアバッグを標準装備し、金属製のドアハンドルが樹脂製に変更されました。
5代目モデルについて
2001年にフルモデルチェンジした5代目モデル(2001年〜2017年)「レンジャープロ」は、中型トラックとして初となる、バンパー埋め込み型のロアヘッドライトを採用した斬新な一台。
マイナーチェンジは2004年に行い、グリルのカラーが黒からグレーに変更するほか、全車に直噴コモンレール式インタークーラーターボを搭載しました。
なお、エンジンの変更により超低PM排出85%に認定されています。
5代目モデルは2002年に低公害車LEタイプ車の設定や2004年にハイブリッド車の追加、2007年に全車にエンジンイモビライザーとマルチインフォメーションシステムを標準装備するなど、環境を配慮したモデルとなっています。
6代目現行モデルについて
6代目レンジャー(2017年〜現在)は、2017年にフルモデルチェンジを行なった現行モデルです。
なお、国外仕様車は2015年にリリースされています。
代表車種「FC2ALBA-DBABA」のスペックはこちら。
<FC2ALBA-DBABA(ショートキャブ/標準幅/標準床面高)のスペック>
- 床面高:標準
- 最大積載量:4.3t
- 車両総重量:7.96t
- 車両寸法:全長8,665mm×全幅2,230mm×全高2,405mm
- 荷台内寸法:長さ6,705mm×幅2,130mm×高さ395mm
- 床面地上高:1,085mm
レンジャーは、カーゴ、ドライバン、ウィングバン、アルミブロック、強化木製平ボディーと汎用性の高い5種のタイプをラインナップ。
現行モデルでは、ダウンサイジングされたクリーンディーゼルエンジン「A05Cエンジン」を搭載し、軽量でありつつも馬力の強さはそのまま残しています。
エンジンのタイプは5タイプあり、トランスミッションのラインアップも6MT、7MT、6AT、四輪駆動車用6MTなど選択肢が多いので、ユーザーの希望に合った一台が探しやすくなります。
また、プリクラッシュセーフティシステムやPCS(歩行者検知機能付)といった安全機能が、ドライバーの運転をしっかりサポートしてくれます。
現行モデルは2019年にマイナーチェンジを行い、ほとんどのLEDヘッドライト車に、自動でヘッドライト操作ができるオートマチックハイビームとオートヘッドランプを標準装備。
エアサス車に可変配光型LEDヘッドランプをオプション設定するなど、よりドライバーの快適な運転を叶える一台となりました。
年式が異なるレンジャーを比べて、最適な一台を
中型トラックの中でも人気の高い日野の「レンジャー」。
一般ユーザーはもちろんのこと、消防車などの特殊車両のシャーシとしても採用されています。
1964年に初代モデルが発売され、2017年にフルモデルチェンジした6代目が現行モデルです。
レンジャーは幾度もマイナーチェンジを行い、機能性の向上はもちろん、環境、安全に配慮した充実の機能を搭載してきました。
レンジャーは年式によって特徴が異なるので、中古トラックを購入する際は年式もしっかり確認しましょう!
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