2021.07.05
トヨエースの燃費や維持費を詳しく!内訳や総額、節約の方法も
こんにちは!シマ商会です!
トヨタ自動車の小型トラック「トヨエース」。
トヨタのトラックといえばトヨエースといわれるほど、人気の車両です。
トラックを選ぶ際にはスペックや性能はもちろん、燃費コストや維持費など費用面も気になりますよね。
今回は「トヨエース」の燃費や維持費についてのお話です。
各費用の目安や総額、そして維持費の節約方法も詳しくご紹介します。
目次
トヨエースのトラック、燃費はどのくらいかかる?
トヨタ自動車の小型トラック「トヨエース」。
社名の「トヨタ」と一番・最新・最先端などの「エース」の造語で、1t車と2t車から選ぶことができます。
乗用自動車の「プリウス」と同様の方式で動くハイブリッド車の設定がある車両もあり、街中を移動しても騒音や空気汚染が少ないというのも魅力です。
エンジンの種類によっても異なるので幅がありますが、重量車モード燃費値はディーゼル車で9.8〜12.4km/L、ガソリン車で8.1〜10.0km/Lとなっています。
2018年にはトヨエースの一部を改良。
トランスミッションを5速AMTから6速AMTに変更することで、重量車モード燃費値を約7〜9%向上し、より燃費性能が上がりました。
トヨエースの販売車両
トヨエースのトラックの燃料費を含めた年間の維持費は?
トラックを維持していくための費用は大きく分けて「税金」「固定費」「変動費」に分類されます。
税金
- 自動車税
- 自動車重量税
固定費
- 自賠責保険料
- 車検代
- 任意保険(加入する保険による)
- 駐車場代(別途用意する場合)
変動費
- 燃料費
- タイヤやオイルなどの消耗部品代
- その他修理費
トヨエースの維持費について、各金額の目安や年間のトータル維持費などについて見ていきましょう。
トラック維持に必要な税金
毎年4~5月に自動車税を必ず納めます。
トラックの自動車税は、最大積載量に応じて金額が異なります。
また、自家用なのか営業用なのかといった用途によっても金額の違いがありますので、下記の表をご参考ください。
トラック(標準税率:年額) | 営業用 | 自家用 |
最大積載量 1トン以下 | 6,500円 | 8,000円 |
1トン超~2トン以下 | 9,000円 | 11,500円 |
2トン超~3トン以下 | 12,000円 | 16,000円 |
3トン超~4トン以下 | 15,000円 | 20,500円 |
4トン超~5トン以下 | 18,500円 | 25,500円 |
5トン超~6トン以下 | 22,000円 | 30,000円 |
6トン超~7トン以下 | 25,500円 | 35,000円 |
7トン超~8トン以下 | 29,500円 | 40,500円 |
8トン超~ | 1トン毎に
4,700円加算 |
1トン毎に
6,300円加算 |
(引用:国土交通省:自動車税 自動車税額)
また、新規登録時と車検時に納める必要があるのが自動車重量税で、こちらも自家用車と営業用で金額が違います。
トヨエースは車両総重量2t台から7t台までありますが、中でも多い4t台・5t台については以下の金額になります(※新車新規登録時)。
【5t以下】
- 自家用(白ナンバー):1年20,500円、2年41,000円
- 営業用(緑ナンバー):1年13,000円、2年26,000円
【6t以下】
- 自家用(白ナンバー):1年24,600円、2年49,200円
- 営業用(緑ナンバー):1年15,600円、2年31,200円
エコカー減税対象車であれば、金額は大幅に下がります。
※重量によって変わるため、詳しくは国土交通省の自動車重量税額でもご確認ください。
自動車税や自動車重量税は13年を超えると税額が上がるため、中古トラックを購入の際は、注意が必要です。
トラック維持に必要な保険料
自賠責保険は加入が義務付けられています。
白ナンバーの自家用と緑ナンバーの営業用で金額が変わります。
離島以外の地域では、最大積載量2tの車両は12カ月契約で自家用の場合は20,370円、営業用(事業用)の場合は21,970円です。
任意保険については、会社により保険料が異なります。
車両が大きく、事故を起こせば大事故に繋がる可能性の高いトラックですので加入をオススメしますが、年間保険料の平均は350,000~400,000円程度です。
少しが高めの設定ではありますが、万が一の備えは万全にしておきたいですね。
トラック維持に必要な変動費(燃料費・メンテナンス費)
まずは、年間の燃料費から。
燃費と燃料単価、およその年間走行距離がわかれば、年間の燃料費を算出することができます。
例えば燃費13.60km/Lで計算すると、仮に軽油代が110円/Lだとして、年間走行距離30,000㎞と仮定した場合【燃料費110円×走行距離30,000km÷燃費13.60km/L】という計算で算出され、年間の燃料費は約24万円です。
メンテナンス費としては車検料や消耗品費用、点検・整備費用があります。
2tトラックは登録の2年後から毎年、車検があります。
法定費用と整備・点検費用がかかり、1回の車検にかかる費用は小型トラックの場合100,000円〜が目安となります。
当然ながら、車両の状態によって金額が前後する場合があります。
また、オイル交換やタイヤ交換など、点検・整備費用も考慮しておきましょう。
オイル交換やエレメントといった消耗品の交換になると、1回で30,000円ほどかかります。
タイヤを交換する場合は、タイヤの脱着・組み換え・廃タイヤ処分料なども含めると、10万円前後かかることを知っておきましょう。
トラックのタイヤについて詳しくは、こちらのコラムをご覧ください。
年間のトータル維持費
以上のことからトヨエースの2tトラックの場合、年間のトータル維持費は、車検料からメンテナンス費用、税金や保険料、燃料費などを含めて、約800,000円台~900,000円台前後になるかと思われます。
もちろん車両の状態や走行距離などによって、数万円~数十万円の単位で金額が変わる可能性は十分にあります。
できる限り余裕を持って予算を計上しておきたいですね。
トヨエースの維持費を少しでも節約する方法
トヨエースの維持費を節約するためには、車検費用を見直してみるのも一つの手です。
先ほどご紹介した通り、トヨエースなど小型トラックの車検費用の相場は100,000円〜です。
車検は行う場所によって金額が異なりますが、自分の車を管轄している陸運支局に直接持ち込んで受ける「ユーザー車検」という方法もあります。
点検整備や検査ラインでの検査手数料のコストが抑えられるので、ディーラー車検や民間整備工場の車検などに比べて、トラックの車検費用を安くすることできますよ。
また、トヨエースはエコカー減税対象車種を多数揃えています。
エコカー減税対象車種を購入することで、自動車重量税と取得税が免除または減税され節約につながります。
節税できるのはもちろん、環境性能が優れた車両は修理費やガソリンなども抑えられる可能性が高まるので、エコカー対象車種を選ぶのも選択肢の一つです。
低燃費のトヨエースは燃料費がお得!維持費も含めて検討しよう
トヨタ自動車の小型トラック「トヨエース」。
2018年にはトヨエースの一部を改良し、トランスミッションを5速AMTから6速AMTに変更することで、重量車モード燃費値が約7〜9%向上しました。
エンジンの種類によっても異なるので幅がありますが、重量車モード燃費値は12.4km/L。
仮に燃費値を12.4km/L、ガソリン代(軽油)113円/L、年間走行距離30,000㎞と仮定した場合の燃料費は、年間の燃料費は約273,390円となり、小型トラックの中でも高い燃費性能を誇ります。
トラックを維持していくためには、大きく分けて「税金」「固定費」「変動費」という維持費が発生します。
車種や車検場所などによっても変わるため一概には言えませんが、トータルすると年間維持費は、任意保険を含めて約800,000円台~900,000円台前後といえるでしょう。
トヨエースは車検費用の見直しやエコカー減税を利用することで、維持費を安く抑えることも可能です。
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