2023.10.01

クレーン付きトラック(ユニック車)の故障原因・対処法・注意点とは?

facebook

twitter

line

こんにちは!グットラックshimaです!

 

荷物の積み下ろしで活躍するクレーン付きトラック(ユニック車)。

ユニック車が作業中に急に動かなくなってしまったら大変ですよね。

 

今回は、ユニック車の故障の原因と対処法についてご紹介します。

故障させないための注意点もあわせてご紹介しますので、ぜひチェックしてくださいね!

 

中古クレーントラック一覧

 

 

クレーン付きトラック(ユニック車)の故障原因・対処法とは?

クレーン付きトラック(ユニック車)は、取り付けられたクレーンを使って重量物を荷台に積んで運搬することができるトラックです。

 

ユニック車は大きく分けて「キャブバック型」「ハイアウトリガー型」「荷台内架装型」の3種類があり、目的に応じて使い分けられます。

 

ユニック車については「ユニック車とは?種類や必要な資格も解説!クレーン車とは違う?」で詳しくご紹介していますので、こちらもぜひご覧くださいね!

 

それでは、ユニック車の主な故障の原因と、その対処法についてご紹介します。

 

PTOの動作不良

トラックのPTOとは「Power Take Off(パワーテイクオフ)」の略で、トラックのエンジンから動力を取り出し、さまざまな作業を行うための装置です。

 

PTOの動作不良が起きたら、まずはPTOのレバーがストロークエンドまで引かれているか確認し、引かれていない場合はクラッチペダルを踏んでください。

 

ATの場合はPかNに入れ、再度PTOスイッチをONにしてください。

 

それでも改善されない場合は、PTOスイッチの故障、シャフトの故障、配線が切れているなどが考えられますので修理が必要です。

 

また、PTOスイッチを入れたまま走行すると、油圧装置に大きな力がかかり故障の原因になりますので、走行中はPTOを切っておくようにしましょう。

 

トラックのPTOについては「トラックのPTOとは?どんな車に搭載されている?PTOの種類も」もあわせてご覧ください!

 

ブームの動作不良

ユニック車は「ブーム」と呼ばれる竿部分で荷物の積み下ろしを行います。

このブームが故障すると、スムーズに動かなくなることがあります。

 

その原因は操作レバーの故障や、PTOコントロールボックスの配線が抜けている場合が考えられます。

 

ブームの動きがおかしいと感じたら、操作レバーかPTOコントロールボックスを確認してみましょう。

 

また、エンジン稼働中は問題なく動いていても、エンジンを切るとブームが勝手に下がることがあります。

 

その原因はデリックシリンダのカウンタバランス弁の摩耗によるものですので、弁の交換を

行ってください。

 

ラジコンの動作不良

ユニック車の多くはクレーンの操作をラジコンで行います。

 

ラジコンの操作が上手くいかないときは、電波状況が圏外になっているか、ラジコンの電池が切れている可能性があります。

 

その際は電波が受信できるようにトラックに近づくか、電池を交換してみましょう。

 

それでもラジコンが使えない場合は、ラジコンまたはクレーンの受信機の故障が考えられますので、メーカーに問い合わせてくださいね。

 

アウトリガーの動作不良

アウトリガーはクレーン作業中に車両をしっかりと固定し、転倒を防止する装置です。

アウトリガーの動作不良が起こった際は、動力を供給しているPTOを確認しましょう。

 

クラッチをしっかり踏み込み、PTOを確実に起動させることでトラブルが解消されることが多いです。

 

それでも改善されない場合は油圧装置が故障している可能性がありますので、修理業者に点検してもらいましょう。

 

アウトリガーについては「トラックのアウトリガーとは?ユニック車についても解説!」で詳しくご紹介していますので、ぜひご参考ください。

 

ユニック車の修理費用はブーム交換が50〜150万円、クレーンの載せ替えが500〜1,000万円程かかるため、ユニック車が故障した際は中古のユニック車に乗り換えるのも1つの方法です。

 

グットラックshimaではユニック車の中古車を多数取り揃えていますので、ぜひチェックしてくださいね!

 

 

クレーン付きトラック(ユニック車)を故障させないための注意点とは

クレーン付きトラック

クレーン付きトラック(ユニック車)の故障を予防するための注意点をご紹介します。

 

給脂を行う

ユニック車のクレーン部分は金属が多く使われています。

この金属部分の摩耗による故障を防ぐために、定期的な給脂を行う必要があります。

 

給脂を行うパーツは以下の通りです。

  • ウインチドラムギヤ
  • 旋回ギヤ、ベアリング
  • ワイヤロープ
  • ブーム摺動板(しゅうどうばん)
  • ブームフートピン
  • デリックシリンダ支持ピン
  • プロペラシャフト

 

オイル交換を行う

クレーン稼働に欠かせない油圧機器や旋回減速機、ウインチ減速機などは封入されたギアオイルを利用して稼働しています。

 

ギアオイルは使用し続けていくうちに汚れや劣化で十分な役割を果たせなくなるので、定期的にオイル交換を行ってください。

 

ワイヤーロープを交換する

荷物を吊り上げるワイヤーロープは、使い続けることで型崩れやキンクによる変形など経年劣化が生じます。

 

交換を怠ると重大な事故につながるおそれがありますので、以下の目安を参考に定期的な交換を行ってください。

  • 素線の10%以上が切れている
  • 直径が公称経より7%以上減少している
  • 型崩れや腐食、キンクなどが見られる

 

ユニック車は作業前点検、月次点検、年次点検が法令で義務付けられています。

ユニック車の故障を回避するためにも日頃からこまめに点検し、メンテナンスを行いましょう。

 

中古クレーントラック一覧

 

 

クレーン付きトラック(ユニック車)の故障原因を知って予防しよう

クレーン付きトラック(ユニック車)の故障の原因にはPTO、ブーム、ラジコン、アウトリガーなどがうまく動作していない可能性があります。

 

これらの不具合は確認してすぐに改善できる場合もありますが、修理が必要になることも。

 

故障部位によっては修理費用が高額になることがあるので、中古のユニック車に乗り換えるのも1つの方法です。

 

ユニック車を長く安全に乗り続けるためには、金属パーツの給脂や、オイル・ワイヤーロープの交換など、日頃の点検やメンテナンスによって故障を予防することが大切です。

 

トラックの部品購入は、ぜひグットラックshimaへお気軽にお問い合わせください!

在庫に無い場合も、独自のネットワークでお探しすることも可能です。

 

豊富なラインアップをホームページから簡単に検索できますよ!

トラック買取

facebook

twitter

line

閉じる