2021.04.22
トラックのPTOとは?どんな車に搭載されている?PTOの種類も
こんにちは!グットラックshimaです!
エンジンパワーを走行以外の動力として使用するトラックのPTO。
あまり知名度がない機能ですが、ダンプカーやミキサー車などが作業するうえで欠かせない機能の一つです。
今回は、トラックのPTOについて。
「トラックのPTOとはなんだろう」という基本から、どのような自動車に搭載されているのか、その役割や種類などもあわせて詳しくご紹介します。
目次
トラックのPTOとは?
トラックのPTOは「Power Take Off(パワーテイクオフ)」の略。
トラックは走行するだけではなく、ダンプカーであれば荷台を傾ける、ミキサー車であればドラムを回転させるなど、さまざまな機能を使用します。
そんなときに活躍するのが、PTOです。
PTOはトラックのエンジンからさまざまな作業をするための、動力を取り出すための装置。
トラックのエンジンは通常は走行するための動力として使用しますが、ミキサー車のドラムの回転や消防車の放水などの作業には、さらに大きな動力が必要になります。
PTO装置は、そんな作業時にエンジンから動力を取り出し、パワーとなる動源力を生み出す仕組みになっています。
PTOのメカニズム
PTOはエンジンのトランスミッションなどに取り付けられており、エンジンの回転力を油圧に変えることでさまざまな動力を生み出す装置です。
油圧には少しの力で大きなものを動かすというメリットがあるため、トラクターやゴミ収集車などトラックのさまざまな作業・動作を可能にします。
なお、PTOの起動にはスイッチ式とレバー式の2タイプがあります。
PTOの販売車両
PTOの種類は3つ!搭載されるトラックは?
PTOには3つの種類があり、搭載されるトラックもそれぞれ異なります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
トランスミッションサイドPTO
トランスミッションの横に取り付けられている、トランスミッションサイドPTO。
停車時にのみPTOが作動するタイプで、最も一般的なタイプと言えます。
トラックが止まっている状態でのみ使用が可能なため、主に下記の車両に搭載されていることが多いです。
<トランスミッションサイドPTO搭載のトラック>
- 移動式クレーン車
- 高所作業車
- ダンプカー
フライホイールPTO
エンジンに直接取り付けられているフライホイールPTO。
停車時も走行時もPTOが作動するタイプで、ドラムを回転しながら走行するミキサー車など、主に走行しながら大きな装置を作動させる車両に用いられています。
<フライホイールPTO搭載のトラック>
- ミキサー車
フルパワーPTO(中挟みPTO)
エンジンとトランスミッションの間に取り付けられているフルパワーPTO。
別名を中挟みPTOとも呼びます。
その名の通り大きな動力を生み出す機能を持っており、停車時はエンジンの動力を100%取り出すことが可能です。
<フルパワーPTO搭載のトラック>
- 超高圧ポンプ車(消防ポンプ車)
- バキュームカー
トラックのPTOはエンジンからパワーを生み出す装置
トラックのPTOは「Power Take Off(パワーテイクオフ)」の略。
PTD装置は、大きな動力が必要な作業時にエンジンから動力を取り出し、パワーとなる動源力を生み出す仕組みになっています。
トラックのPTOは3種類。
・トランスミッションサイドPTO:
トランスミッションの横に取り付けられており、移動式クレーン車や高所作業車などに搭載しています。
・フライホイールPTO:
エンジンに直接取り付けられており、ミキサー車や冷蔵・冷凍車などに搭載しています。
・フルパワーPTO(中挟みPTO):
エンジンとトランスミッションの間に取り付けられており、超高圧ポンプ車(消防ポンプ車)やダンプカー、バキュームカーなどに搭載しています。
PTOは車両の用途に合わせたタイプをそれぞれ搭載することで、大きな動力が必要な作業もスムーズに行うことが可能となっています。
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