2020.05.22
トラックの車検項目は?期間や費用、安く抑える方法も解説!
こんにちは!シマ商会です!
トラックを所持するためには避けて通れない「車検」。
しかし、初めての車検の場合は検査項目がわからず、どのくらいの費用がかかるのか心配ですよね。
トラックの場合は普通自動車と車検期間が異なるうえ、さらにトラックの重量によっても異なるため、少々複雑で戸惑ってしまう方も多いはず。
そこで今回は、トラックの車検項目や期間・費用、安く抑える方法について詳しくご紹介します。
中古トラック一覧
目次
トラックの車検項目とは?車検は何年ごとに必要?
まずはトラックの車検項目の内容、検査を行うサイクルについて解説します。
トラックの車検項目
大型トラックにおける車検項目を参考に、トラックの車検ではどのような項目は以検査されるのか、主な項目をご紹介します。
<外回り点検>
- 外周目視
- ワイパーの調整
- ライトの点灯確認
<エンジンルーム点検>
- パワーステアリング装置
- 点火装置
- バッテリー、電気配線
- エンジンオイルの量、漏れ
- 排気ガス
- 冷却装置
- 燃料装置の漏れ
- 公害発散防止装置
- ベルト類(ファンベルトなど)
<室内点検>
- ハンドル
- ブレーキペダル
- パーキングブレーキ
- クラッチペダル
<足廻り点検>
- 舵取り車輪
- タイヤ、ホイール
- ショックアブソーバー
- サスペンション
- ブレーキのマスタシリンダー、ディスクキャリパー
- ディスクブレーキ
- ドラムブレーキ
<下回り点検>
- ステアリングのロッド、アーム
- トランスミッション、トランスファ
- プロペラシャフト、ドライブシャフト
- デファレンシャル
- ブレーキホース、パイプ
- エキゾーストパイプ、マフラー
- フレーム、ボディ
このほかにも「道路運送車両法」に基づき、車高や車幅、投下装置、排気音なども法令に基づいているかを検査します。
また、車体番号(エンジンルーム内の17ケタ以内の英数字)と車検証に記載されている車体番号の照らし合わせもあり、一致していない場合は車検は通らないため注意が必要です。
トラックの車検期間
普通自動車の場合は一律して初回が3年、それ以降は2年で車検を受けることになります。
しかし、トラックの場合は重量によって車検の有効期間が異なり、以下のように細かく分けられています。
- 軽自動車規格で作られている軽トラックの場合:初回・2回目以降ともに2年ごと
- 小型トラックや8t未満のトラックの場合:初回が2年ごと、2回目以降は1年ごと
- 8t以上の中型トラックや大型トラックの場合:初回・2回目以降ともに1年ごと
貨物自動車(4ナンバー、1ナンバー)は、継続車検に関して事業用、自家用、レンタカーに関わらず毎年の車検が必要になります。
車検の更新は有効期限の1カ月前から可能です。
認定工場などに車検を依頼する場合は、有効期限の残りが少ないと作業を断られる場合もありますので、早めに車検の準備を進めましょう。
トラックの車検、費用の相場は?安く済ませる方法も紹介!
車検項目だけでなく、トラックの車検費用の相場についても気になりますよね。
トラックの車検費用は、大型トラックで200,000円~、中型で150,000円~、小型で100,000円~となり、普通乗用車と比べると相場は高めです。
トラックの車検費用の内訳には、「自動車重量税」「自賠責保険料」「検査手数料」「点検整備費用」などが含まれます。
法定費用である「自動車重量税」はその車両の重量ごとに定められた税金。
トラックの1年ごとの自動車重量税については国土交通省のホームページで細かく定められているのでチェックしましょう。
既に所有しているトラックであれば、次回車検時の自動車重量税額が照会できるサービスもありますよ。
トラックの車検を受けて合格するための点検整備費用については、法定費用とは違って車両の状態によって費用が大きく異なります。
「トラックの車検にかかる費用とは?費用相場と節約方法をご紹介!」でも、さらに費用面について詳しくご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。
そして、これらのトラックの車検費用、実は安く抑えるコツがあるんです!
主な3つの方法をご紹介しますね。
ユーザー車検を利用する
車検には主に、
- ディーラー車検
- 車検専門フランチャイズ車検
- 民間整備工場車検
- カー用品店車検
- ガソリンスタンド車検
- ユーザー車検
などがあります。
その中でも、トラックの車検費用が安いのが「ユーザー車検」です。
ユーザー車検とは、自分の車を管轄している陸運支局に直接持ち込んで受ける車検のこと。
点検整備や検査ラインでの検査手数料のコストが抑えられるので、トラックの車検費用を安くすることできますよ。
減トンする
トラックは車両総重量によって車検費用が異なります。
最大積載量を減らして登録する「減トン」という方法を行うことで、車検費用の法定料金を節約することができるんです!
最大積載量を減らすには、
- 前軸への荷重を増やす
- フロントバンパーを重いものと交換する
- 架装を重くして車両重量を増やす
といった方法があります。
なお、登録には構造変更手続きが必要です。
車検時に構造変更手続きも行えば、費用の節約ができますよ!
複数業者で相見積もりをとる
車検料は依頼する業者によって、その料金は大きく異なります。
トラックの車検に出す前に複数の業者で見積もりを出して比較し、 一番お得な業者を選ぶと安く抑えられますよ!
トラックの車検以外でも日常点検を忘れずに!
業務で使用する車両の修理が必要になったとき、修理代がかさんだり、業務がストップしてしまったりと、大きな損失が発生する場合も。
そこで、車検以外にも日常点検をしっかり行うことが大切です。
日常点検すべき項目は以下の通りです。
ブレーキの点検
- ブレーキペダルの踏みしろ・効き具合
- ブレーキの液量
- エアブレーキの空気圧力計の上がり具合と排気音の正常
- 駐車ブレーキ・レバーの引きしろ
ブレーキは運転に直結します。
一日の運転前にチェックするクセをつけておきましょう。
タイヤの点検
- タイヤの空気圧
- 亀裂
- 損傷
- 異常摩擦
- ディスクホイールの取付状態
- 溝の深さ
- ホイールナットの増し締め
タイヤは急なパンクによる事故や車輪が外れて悲惨な事故を起こすなど、大事故に繋がる場合もあります。
しっかりと日常的にセルフチェックしましょう。
バッテリーの液量
バッテリーは液量が不足していると、電気が貯まらなくなり、エンジンが掛からなくなったり、最悪爆発したりする場合も。
最低でも1カ月に1回は点検するのがおすすめです。
原動機の点検
- 冷却水の量が適当か
- ファンベルトの張り具合が適当か
- ファンベルトに損傷がないか
- エンジンオイルの量が適当か
- 原動機のかかり具合に異常がないか
- 低速および加速の状態が適当であるか
以上の電動機の点検も適切時期に行いましょう。
方向指示器の点検
ランプ類のスイッチをオンにして、点灯具合や点滅などを確認します。
基本的には毎回点検するのがベスト。
制動灯や後退灯は2人以上で行ってください。
ウィンドウォッシャーの液量・噴射状態
ウィンドウォッシャーの液量、噴射状況を適切時期に確認していきます。
ワイパーの拭き取り状態
ワイパーはきちんと拭き取れているかをチェックします。
ワイヤーゴムが劣化したり裂けたりしている場合は、ゴムを交換します。
エア・タンク内の擬水
トラックの下に潜り込みエアタンクのコックレバーを引いて、噴射に異常がないかを確認していきます。
なお、トラックドライバーの日常点検は、走行時のトラブルを事前に防止して一日の運転を安全に行うために法律でも定められています。
初期段階で故障の元に気づけば小さなパーツの交換で済むものが、ほったらかしにしたことで結局大きな出費につながるかもしれません。
日常的に点検し、こまめな整備を心がけましょう!
中古トラック一覧
トラックの車検項目は事前に把握を。日常的な点検で車検費用を抑えよう!
トラックの車検はほぼ毎年必要となる上、車両の重量によっては莫大な費用がかかることも。
車検の検査項目は、
- 外回り点検
- エンジンルーム点検
- 室内点検
- 足回り点検
- 下回り点検
を基本に、「道路運送車両法」に照らし合わせて、車高や車幅、投下装置、排気音なども法令に基づいているかを検査します。
さらに、車検項目を意識して日頃からセルフメンテナンスを行うことも大事!
車検時の整備費用を安く抑えられるのはもちろん、走行時のトラブルを事前に防止して一日の運転を安全に行うことにつながります。
トラックの中古車を定期的に乗り換えることでも、整備費用を抑え、相対的な維持費を抑えることも可能ですよ。
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