2023.09.13
トラックのセーフティローダーとは?セルフローダーとの違いも確認!
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックの一種である「セーフティーローダー」。
一体どんなトラックなの?特徴は?何のために使うの? と気になっている人も多いのではないでしょうか。
セーフティーローダーは荷台部分が稼働し、新車などの車両を運搬できるトラックです。
今回はセーフティーローダーについて解説するとともに、混同しがちなセルフローダーとの違いもご紹介します。
セーフティーローダーについて気になる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
目次
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トラックの種類「セーフティーローダー」とは?
「セーフティローダー」とは、荷台部分がスライドして車両などを載せられる仕組みになっているトラックのことです。
何らかの理由で車道を走れない車両を運搬するために使用されます。
運搬する車両は、新車や故障車、車検切れの車など。
また、クレーン車やショベルカー、レーシングカートなど通常は公道を走らない車なども運搬できます。
通常、トラックに大きな荷物を積載する場合、フォークリフトやトラックローダーという積み込み用の装置が必要になります。
しかし、セーフティローダーは単体で車両を積み下ろしできるトラックです。
車両を安全に荷台に載せられることから、英語で安全を意味する「セーフティ」が名前に用いられています。
車両を持ち上げるために、セーフティローダーにはワイヤーを巻き上げて車両を引っ張る装置「ウインチ」が搭載されている場合が多いです。
ウインチにはさまざまな大きさや仕組みがあり、大型車から小型車まで運搬できることが特徴です。
セーフティローダーの仕組みとは
セーフティーローダーには油圧式のスライドシリンダーが搭載されており、荷台部分が後方に下がっていく仕組みになっています。
荷台部分が下がるにつれ、後方部分が地面に近づくように斜めになっていくことで、車両を簡単に載せられるようにできることが特徴です。
荷台の後方と地面の段差を埋めるため「歩み板」という足場が設置されているものもあり、手動で取り付けるものだけでなく、自動で設置されるものもあります。
自走しない車両は、荷台前方に搭載されたウインチで引き上げられることにより荷台に引き上げられ、自走する車両は後方部分から荷台に乗り上げる形で載せるのが一般的です。
荷台は稼働の際、長いスロープ状に斜めになるものが多く見られますが、セーフティーローダーによっては荷台部分が完全にフラットになるものもあります。
トラックのセーフティーローダーには3つの分類がある!
セーフティーローダーには「ヒップリフター式セーフティーローダー」「アンダーリフト付きセーフティーローダー」「大型エアサス式セーフティーローダー」の、3つの分類があります。
それぞれの特徴を見ていきましょう。
ヒップリフター式セーフティーローダー
ヒップリフター式セーフティーローダーは、最も良く見られる種類のセーフティーローダーです。
荷台の後ろ部分が下がり、スロープのようになった荷台から車両を載せます。
車の底面部分(シャーシまたはシャシ)と地面の間にジャッキが入り、スロープ状になった時に車体が安定するようになっているものも多いです。
3種類あるセーフティーローダーの中でも搭載している機能がシンプルであるため、比較的軽量なのも特徴です。
アンダーリフト付きセーフティーローダー
アンダーリフト付きセーフティーローダーは、レッカー機能を兼ねたセーフティーローダーです。
アンダーリフトとは、けん引する車両の前方部分を固定して支えるためのパーツのこと。
大きくて荷台に載せられない車両をレッカー車としてけん引できるようにもなっており、ヒップリフター式セーフティローダーより使用範囲が広いことが特徴です。
大型エアサス式セーフティーローダー
大型エアサス式セーフティーローダーは、衝撃吸収に特化したセーフティーローダーです。
エアサスとはエアーサスペンションの略で、荷台の底部分に設置されています。
空気をつめたゴム製のクッションであるエアサスを設置することで、荷台への衝撃が抑えられ、安全に積載物を運搬できます。
そのため、大型エアサス式セーフティーローダーは、レースカーや新車などの運搬に用いられることが多いです。
グットラックshiimaのセーフティーローダーは小型から人気の大型まで、さまざまな中古車を販売しています。
車両を固定しやすいフック付きや、4段クレーン付きのもの、人気の三菱ふそう製のものもあるので、ぜひ目的にあったセーフティーローダーをゲットしてくださいね。
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間違いやすいセーフティーローダーとセルフローダーの違い
セーフティーローダーと同じく、荷台部分に車両が載せられるトラックに「セルフローダー」があります。
「セーフティーローダー」と「セルフローダー」、名前が非常に似ているため混同する人も多いのではないでしょうか。
大きな違いは、車両の載せ方と荷台部分の動きにあります。
セルフローダーは、車両の前部分をジャッキで持ち上げることにより荷台部分の後方を斜めに下げるタイプのトラックです。
「セルフローダー」という名称は、元々は自動車メーカーのタダノが付けた製品名であり、正式名称は「ハイジャッキセルフ」といいます。
使用目的はセーフティローダー同様、何らかの理由で走行できない・させられない車両の運搬です。
歩み板を搭載していたり、大型・中型・小型とさまざまなサイズ展開がされていたりすることも、セーフティローダーと共通といえるでしょう。
セーフティローダーとセルフローダーの違いは、車両を積むために荷台の後方部分を下げる際、「荷台のみが下がるのか」「車両の前方部分を持ち上げて下げるのか」の違いです。
セルフローダーは、車両の前方部分をジャッキで持ち上げることにより荷台の後方部分を下げます。
そのため、セーフティローダーに比べて比較的荷台の傾斜が急になりがちです。
セルフローダーよりもセーフティローダーの方が傾斜が緩やかで比較的安全なことから、セーフティ(安全な)ローダーという名前がついたとされています。
セルフローダーについての詳しい解説は「トラックのセルフローダーとは?特徴や運転資格、注意点などくわしく!」もあわせて参考にしてくださいね!
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セーフティーローダーで安心安全に車両を運搬
セーフティーローダーは、荷台部分が後方にスライドして運搬物を積み下ろしできるタイプのトラック。
使用目的は主に、新車や故障車、ショベルカーなど、自力で走行できない車両の運搬です。
セーフティーローダーには通常のヒップリフター式セーフティーローダー、レッカー車もかねたアンダーリフト付きセーフティーローダー、クッションが付き新車やレーシングカーの運搬に適した大型エアサス式セーフティーローダーの3種類があります。
名称が似ていて混同しがちな「セルフローダー」との違いは、積み下ろし時の荷台部分の動きです。
セーフティーローダーが荷台部分のみを動かすのに対し、セルフローダーは車両の前方部分を持ち上げて荷台の後方を下げます。
グットラックshimaではセーフティーローダーをはじめ、さまざまなトラックを買取しており、中古トラックの購入もできます!ぜひ一度見に来てくださいね。