2020.03.06
トラックのウイングボディとは?普通のトラックとは何が違う?
こんにちは!グットラックshimaです!
今回はトラックの種類のひとつ「ウイングボディ」のトラックについてご紹介します。
「ウイング」はトラックだけでなく、トレーラーの種類としても聞いたことがありますよね。
ウイングボディのトラックとは、アルミで囲われた荷台の側面が鳥の翼のように左右に開くタイプのトラックです。
荷物を積み下ろしがしやすいため、運搬業、宅配便の集配送業、引越専門業などで多く利用されています。
ウイングボディの特徴や優れている点、メンテナンスや積載時の注意点などを詳しくお伝えしていきますね!
目次
ウイングボディのトラックとは?特徴をくわしく!
ウイングボディのトラックとは、アルミパネルで囲われた荷台部分の側面が、鳥の翼のように跳ね上がる機構を装備したトラックです。
最大の特徴は、効率的に荷物の積み下ろしができること。
左右の扉が解放されますので、フォークリフトを使った積み下ろしの作業が大変スムーズに行えます。
また、荷台部分はアルミの箱で覆われていますので、運ぶ際に荷崩れにも強く、雨風など外部からの汚れや損傷から荷物を守ることにも優れています。
このため、長距離輸送にも好まれています。
こうした積載効率や合理的な面が高く評価され、多くのウイングボディのトラックが流通するようになりました。
現在では、冷蔵車や冷凍車、保冷車としても採用されています。
トラックのサイズとしては、2tの小型タイプから4tの中型タイプ、10tの大型タイプまで幅広く存在し、積荷に応じて選択することが可能です。
ウイングの開き方には3つのタイプがあり、積み荷の積み方や倉庫の大きさの違いによって使い分けられています。
- フレキシブルオープンタイプ:ウイングを垂直に開ける、サイドのみ全開など、ウイングのオープン角度を柔軟に変更することができる
- ターンオーバータイプ:片側のウイングが中心線を超え大きく開くことができる
- 上昇開閉タイプ:開口を大きくとる目的で天井を上昇させることができる
ウイングボディ販売車両
迷うことの多いトラックのバンとウイングの違いとは?
ウイングボディとバンのトラックの最大の違いは、ウイングの有無です。
バンのトラックはウイングがなく、後方一か所しか開閉することができないタイプや、サイド扉が付いたタイプがあります。
そのため、荷物の積み下ろしを簡単に効率よく行うという点では、ウイングボディのトラックに劣ります。
しかしながらバンのトラックはウイングがない分、荷台部分の隙間がほとんど無いため気密性が高く、ちりやほこり、水が入るのを防いでくれます。
荷物の積み下ろしの効率性を重視するならウイングボディのトラック、防塵性を重視するならアルミバントラックと、何を重視するかによって使い分けすると良いでしょう。
その他の上物との違いについては「トラックの上物の種類って?特徴を詳しく解説!」をぜひ参考にしてみてください!
ウイングボディのトラックを扱う際の注意点とは
ウイングボディのトラックを扱う際、長く安全に使うために特に気をつけたい2つの点があります。
1.定期的なメンテナンスを行う
ウイングの正常な動作、荷台部分の防塵・防水性については、定期的にチェックしておく必要があります。
油圧と電動モーターで作動するウイングの開閉は、油圧機構周りのチェックが重要です。
普段の動作確認や自然降下チェックという点検をします。
これはウイングを50㎝上げ、10分後に10㎝以上下降しないかどうかという点検です。
10㎝以上ウイングが下降する場合は、油圧系に空気が混ざっている、油漏れがあるなど、異常が発生している可能性が考えられるので、早急な整備が必要です。
防塵・防水性のチェックポイントは、センターシートが破れていないかどうかと、ウイング等の開口部のシールゴムが切れていないかどうかです。
ほんの少しの破れや切れ目からでも埃や水が入ってくる可能性がありますので、発見したらすぐに交換しておきましょう。
2.ウイングの開閉時や積載時に注意を払う
停車後にまず確認すべきことは、ウイングの開閉時に建物などの障害物に当たらないかどうかです。
ぶつからないかだけではなく、開いたウイングが照明などの熱のあるものに近くなりすぎないかどうかも注意しましょう。
熱によってウイングが変形してしまう恐れがあります。
また、左右同時にウイングを開くと、モーターに過剰な負荷がかかって故障の原因になりますので避けましょう。
荷物を積むときにはバランスよく配置することも大事です。
荷物が片方に集中したまま運転すると、横転事故や車両の破損につながる可能性があります。
ウイングボディのトラックとは、積み下ろし効率が抜群のトラック!
ウイングボディのトラックとは、荷台部分の側面のアルミパネルが鳥の翼のように左右に跳ね上がるタイプの貨物自動車です。
フォークリフトなどによる荷物の積み下ろしが非常に効率よく行えるので、運搬業、宅配便の集配送業、引越専門業の輸送時など、幅広いフィールドで活躍しています。
荷物を降ろした後、イベントやお祭りなどの舞台として活用されることも!
定期的なメンテンナンスを行い、ウイングの開閉時や積載時に注意を払いながら、長く安全に使えると良いですね。
トラックの購入や買取のご相談はグットラックshimaにお任せください!
トラック販売常時在庫200台以上、東北最大級の品揃えで、スタッフ一同いつでもお待ちしております。