2023.05.05
トラックでバックするコツとは?ポイントをご紹介!
こんにちは!グットラックshimaです!
トラックを長く運転しているドライバーでも、バックの運転は苦手という方が結構多くいるようです。
バックの苦手を克服するには、ひたすら練習して慣れるしかないのでしょうか。
今回は、バックが難しいと感じる理由をひも解きながら、上手にバックできるポイントをご紹介していきたいと思います!
また、バック以外にも、トラックの運転全般のコツや知っておくべきポイントもお伝えしますので、参考にしてみてくださいね。
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目次
トラックのバックや運転が難しいのはなぜ?
トラックのバックや運転が難しいと感じる理由はいくつかあります。
- 車体が長く距離感が掴みづらい
- 車体が大きく小回りが利かない
- 車高が高く目視の範囲が制限される
- 運転席からの死角が多い
- 車両感覚が普通車と異なる
トラックは、普通車と比べて車体が大型のため、車両感覚の違いにより難しさを感じることが多いです。
車体の長さや車幅、運転席の高さなどが普通車と異なり、初めて運転するドライバーにとっては特に難しく感じるでしょう。
どうしてバックが難しいのかを深掘りすると、どこを改善すれば良いかが見えてくるかもしれません。さっそく、理由について詳しくご紹介していきます。
車体が長く距離感が掴みづらい
トラックの車体で最も特徴的なのが、その車体の長さです。
サイズは小型、中型、大型と分かれているため長さに違いはありますが、大型だと全長12メートルほどの車両もあります。
車体が長いことでバックに最も影響するのは、後方が見えにくくなることです。
荷台の形状によっては、後方がほとんど見えなくなることも。
後方までの距離感が掴めないと、どこまでバックして良いかわからなくなりますよね。
また、カーブで曲がる際にも車体の長さで戸惑う方が多いです。
トラックは後輪が前輪の内側を通ることになるので、後輪が通る位置を考慮してハンドルを切らなければならないなど、内輪差をしっかり把握する必要があります。
車体が大きく小回りが利かない
トラックは車体の長さに加え、普通車よりも車幅が広いです。
そのため、普通車の感覚で右左折をしようとしても、曲がり過ぎる、あるいは曲がり切れないなど小回りが簡単ではありません。
十分スペースが取れる道路なら良いのですが、狭い道路での車庫入れなどでは、バックで何度も切り返しが必要となるでしょう。
小回りが利かないのは、バックだけでなくトラックの運転全般でも難しいと感じる原因といえます。
車高が高く目視の範囲が制限される
普通車は座席が目線の高さなので、地面近くの高さや後方確認が難しくはありません。
一方、トラックでは、運転席が高い位置にあるため地面近くのものが見えにくかったり、確認が十分できないケースも発生します。
座席の位置が高いのは、視野が広くなるメリットがありますが「距離感が測りにくい」「座席のすぐ横が見えない」というデメリットもあり、慣れるまでバックをするのが難しいといえます。
地面近くにある障害物や人に気付かず事故につながる恐れもあるため、発進時などもアンダーミラーで特に前方真下の確認が必要です。
運転席からの死角が多い
トラックは、車両が大きくなるにつれ死角が多くなります。
全長があると運転席から後方部分が見えにくくなりますし、後方にすぐ荷台がある場合は全く目視ができなくなります。
また、運転席から下の部分(地面付近)については、運転席が高い位置にあるためほとんど見えないことから、運転やバックの際に不安に感じてしまう方が多いようです。
トラックのバックを上手く行うポイントとは
トラックは普通車と比べて車体が大きく、死角が増えたり車両感覚が異なるため、コツを得るまでなかなかバックをすることが難しいです。
ご紹介した難しいと感じる原因を踏まえ、トラックのバックを上手に、そして安全に行う方法をご紹介していきます。
ハンドルの切り方・停止位置を掴めるよう練習しておく
トラックのバックで大切なのが、ハンドルを切る位置・停める位置を事前に頭に入れておくことです。
普通車の運転でも、バック前に「この位置まで車両を持ってくるとバックがしやすい」といった位置取りがあるかと思います。
トラックでも同様に、その位置取りを行います。
軸となる後輪のタイヤをどの位置に持ってくるとスムーズにバックできるか、ハンドルをどの程度切ればどのくらい曲がるのか、事前に広い場所でチェックして感覚を掴んでおくと良いでしょう。
理想は、見つけた位置まで移動しバックする時、ハンドルをまっすぐにするだけで駐車できることが望ましいです。
タイヤの位置を確認する
まずは、事前にタイヤの位置や幅を大まかに把握しておくことが重要です。
バックを実際に行う際には、後方と同時にタイヤの向きを確認しながらバックします。
タイヤが現在どの方向を向いているか、ミラーや目視でチェックしながら慎重に行いましょう。
サイドミラーを少し下向きにして活用する
バックは、サイドミラーを少し下向きに変えて活用するとスムーズです。
下向きにすると、地面近くの障害物を確認できるだけでなく、車両のタイヤ位置も把握できるため、よりスムーズなバックができるようになります。
後方の目視だけでは左右の幅の感覚が掴めないため、サイドミラーでのチェックと目視をあわせることで、より安全にバックが行えるでしょう。
トラックのミラーの調整については「トラックの3つのミラーの調整方法は?注意したい死角も解説!」もチェックしてみてくださいね!
窓からの目視・降りての目視も行う
安全なバックをするには、窓から顔を出して後ろやサイド、可能な限り全方向を確認することです。
直接目でみることは、バックする周辺の情報を把握する上で確実ですし、事故の発生を未然に防ぐことにつながります。
ただし、窓から顔を出すにはシートベルトを外して行う必要があるので、その点だけ注意が必要です。
また、トラックでのバックに慣れていない時期は、一度車から降りて駐車する場所の広さや車幅の確認をした方が良いでしょう。
車幅やスペースの確認ができれば、どのようにハンドルを操作すれば良いかイメージが掴めます。
バックでは車体の後ろ側や助手席側は死角となりやすいので、しっかりと目視で確認しましょう。
バックモニターを利用する
バックする前に、駐車スペースや周辺に何もないことを目視で確認しますが、バック中は目視が難しい場合があります。
何度か練習してから挑戦し、それでも難しく感じるならバックモニターの取り付けを視野に入れましょう。
ただし、バックモニターで確認できない方向もあるので、モニターだけに集中せず、目視でも周囲に気を配りながら運転することが大切です。
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トラックのバック以外で運転をスムーズにするコツもご紹介!
トラックの運転は、バック以外でも普通車と比べて難しさを感じますよね。
車体の大きさが違うことなど、車両感覚に慣れるまで時間がかかります。
バック以外にも、トラックの運転全般でポイントとなる点をいくつかご紹介したいと思います。
運転席とタイヤ、ボディの位置関係を把握する
トラックの運転全般で、特に意識した方が良いのはトラックの車両感覚です。
車両感覚をマスターするには、普通車との車幅や全長の違いに加え、運転席とタイヤ、ボディの位置関係を把握しておくことが大切です。
これらの位置や後輪と最後方部の距離などを把握すると、特に右折時や大きなカーブ時などでトラック全体が今どこに位置しているかが掴みやすくなります。
右左折での内輪差に気を付ける
トラックは車体が普通車より大きいため、内輪差もその分大きくなります。
そのため、例えば右左折の時にハンドル操作を早めに行ってしまうと、縁石や壁面、電柱、ガードレールなどの障害物との接触事故を起こすリスクが高くなります。
上手に右左折をするコツは以下の3つです。
- サイドミラーを使って後輪を確認する
- ハンドル操作のタイミングを遅らせる
- 後輪の軌道を意識する
まずは、サイドミラーを使って後輪を確認することです。
ミラーで後輪の確認ができると、縁石などの障害物にぶつかりそうになった時、一旦停止して車体の向きを変えることができます。
次に、ハンドル操作のタイミングを遅らせることです。
内輪差に関係する事故は、ハンドル操作が早すぎるために起こることも多いです。
できるだけカーブの頂点と後輪が近い位置でハンドル操作をするようにしましょう。
最後は、後輪の軌道を意識する点。
通常の運転では前方に意識が向き、後輪や後方の動きまで気が回らずに事故につながるケースがあるのでその軌道を予めイメージすることが重要です。
スピード感覚や距離感の違いを意識する
トラックの運転では運転席の座席が高い位置にあるため、普通車と比べてスピード感覚が異なります。
普通車と同じ感覚でスピードを出していると、想定以上のスピードが出ている場合があるので注意が必要です。
また、座席の位置が高いことで、普通車に比べて前方との距離感が長く感じます。
追突のリスクを回避するためにも、車間距離を長めにとって走行することを心がけてくださいね。
トラックのバックのコツは慎重な目視と車両感覚に慣れること!
トラックのバックを上手くするコツは、バックを難しくしている理由を特定して、その原因を解決することがまず第一です。
バックを難しくしている原因は、普通車と比べて車体が大きく車両感覚が違うこと。
また、車体が大きく、普通車に比べて死角が多いことです。
事前に車体の特徴やタイヤの位置を把握しておく、どのくらいハンドル切れば良いかをチェックしておく、サイドミラーやバックモニターを上手く活用するなど、スムーズにバックをするためのポイントを確認して行えると良いですね。
より安全なバックを行うためには、窓から顔を出して目視を行ったり、トラックから降りて周囲を確認するなど、確実な方法を取ることも必要となるでしょう。
トラックでのバックのコツを中心に紹介してきましたが、少しでも参考になれば嬉しいです。
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