2023.03.31

トラックのシャーシとは?種類についてもご紹介!

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

トラックの車体を支える「シャーシ」。

シャーシは、トラックの構造において重要な役割を果たします。

 

今回はトラックにおけるシャーシとはどのようなものなのか、その種類や混同されやすい言葉、トラック以外で使われるシャーシについてもご紹介します!

後方から見たトラック

 

トラックのシャーシとは?

シャーシはフランス語の「chassis」が語源で、「枠組み」「骨格」のことを指します。

表記によっては「シャーシー」「シャシ」「シャシー」と呼ぶこともあります。

 

シャーシはさまざまな分野で使われる単語ですが、トラックの場合、シャーシは構造の一部を意味します。

 

トラックの構造は大きく分けて以下の3つです。

  • キャビン(キャブ)・・・ドライバーが乗車する部分
  • ボディ(荷台)・・・荷物を載せる部分
  • シャーシ・・・ボディを載せる車輪が付いた骨組みの部分

場合によってはキャビン(キャブ)とシャーシをまとめて「シャーシ」と呼ぶことも。

トラック用語でシャーシと混同されやすいのが「コンテナ」と「トレーラー」です。

この違いを詳しく見てみましょう。

 

シャーシとコンテナの違い

コンテナはボディ(荷台)の一種で、貨物を保管・運送するための入れ物のことです。

シャーシはコンテナを含むボディ(荷台)を載せる土台部分になります。

 

コンテナには「オープンコンテナ」「カーゴコンテナ」などさまざまな種類があり、何を輸送するかによって使い分けられます。

 

コンテナが積載されたコンテナ車については「コンテナ専用車とは?用途や種類、選ぶポイントまで詳しく!」でご紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。

 

シャーシとトレーラーの違い

トレーラーは車輪がついた貨物部分のことで、シャーシの上にコンテナなどの荷物を載せた状態を指します。

 

トレーラーはエンジン部分がないため自走ができず、トラクター(牽引車)に引っ張られて輸送されます。

 

トラクターとトレーラーは前後の車両で呼び名が異なりますが、一般的にはこの2つの車両を合わせて「トレーラー」と呼ぶ場合が多いです。

 

トレーラーについては「トレーラーの種類はたくさん!種類ごとの特徴を知ろう」のコラムで詳しくご紹介していますので、あわせてご覧ください。

 

トラックのシャーシには種類がある!

トラックのシャーシは主に「2軸シャーシ」「3軸シャーシ」「MG付きシャーシ」の3種類があります。

それぞれどのような特徴があるのか見ていきましょう。

 

2軸シャーシ

2軸シャーシは、左右のタイヤを連結させる棒=「軸」が2本あるシャーシのこと。

タイヤの数はシングルタイヤだと4個、ダブルタイヤだと8個付いています。

2軸シャーシの場合、小回りが利くので移動しやすいメリットがあります。

 

3軸シャーシ

3軸シャーシは軸が3本あるシャーシで、タイヤの数がシングルタイヤだと6個、ダブルタイヤだと12個付いています。

 

2軸シャーシよりも最大積載量が増えるため、大型トラックは3軸シャーシを採用している場合が多いです。

 

MG付きシャーシ

MG付きシャーシとは、電動発電機(Motor Generator)が搭載されたシャーシのことで、走行中に発電しながら安定した電力をコンテナに送ります。

 

電力によってコンテナ内の温度を一定に保つことができるので、冷蔵・冷凍の食品や、ワイン・医薬品・美術品・化学品といった温度変化に弱い貨物の輸送に使われることが多いです。

 

ただ、通常のシャーシと比べて高価で、専門的なメンテナンスが必要となるため、MG付きシャーシを所有する企業は少ないです。

 

中古トラック一覧

 

シャーシが使われているのはトラック以外にも!

走るトラック

シャーシが使われているのはトラックだけではありません。

ここでは、トラック以外のシャーシについて2つご紹介します。

 

①乗用車のシャーシ

トラック以外の車にもシャーシが使われています。

 

乗用車では「ラダーフレーム」と「モノコック」と呼ばれるシャーシがあります。

ラダーフレームは昔から使われている乗用車のシャーシで、その骨格はハシゴのような形をしています。

 

頑丈な鉄で作られており「路面からの衝突を吸収する」「上からの荷重に耐える」といったメリットから、乗用車では主に4WDで使用されています。

 

モノコックは自動車のボディ部分とシャーシが一体化したものです。

モノコックはアルミ製が多く「車両が軽い」「製造時のパーツが少ない」といった特徴があります。

 

②電子機器のシャーシ

電子機器で使われるシャーシの意味は「筐体(きょうたい)」です。

筐体とは「電子機器を収める箱」のこと。

 

筐体にはさまざまな役割がありますが、今回は代表的なものを3つご紹介します。

  • 衝撃・水・気圧・電磁波・埃などから保護する
  • パソコンなど発熱する機器からの放熱を助ける
  • 中の機械に触れることで怪我や誤作動が起こるのを防止する

 

分野によって意味が変わる「シャーシ」ですが、元々の意味である「枠組み」「骨格」は同じと言えるでしょう。

 

トラックのシャーシとはタイヤの付いた骨組みのこと

トラックのシャーシとは、ボディを載せる車輪が付いた骨組みの部分のことで、大きく分けて「2軸シャーシ」「3軸シャーシ」「MG付きシャーシ」の3種類があります。

 

シャーシは「コンテナ」や「トレーラー」と混同されやすいですが、コンテナはシャーシの上に載せる容器、トレーラーは車輪がついた貨物部分を指します。

 

シャーシはトラック以外にも乗用車や電子機器などでも使われる単語です。

 

同じ単語でも使われる部位によって意味が変わってきますので、違いを知っておくと便利ですよ。

 

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