2021.12.10

UDトラックスの「エスコット」とは?その特徴や魅力、種類を解説

facebook

twitter

line

こんにちは!グットラックshimaです!

 

エスコット(ESCOT)とは、UDトラックスが製造しているトランスミッションのひとつです。

従来のMT車(マニュアルトランスミッション)にあるクラッチペダルがなくなり、運転が簡単になっています。

 

今回はUDトラックスが提供しているエスコットについて、詳しい特徴や魅力面、種類などを解説していきます。

 

中古エスコットトラック一覧

 

UDトラックスのトランスミッション「エスコット」とは?

UDトラックスが製造しているトランスミッションである「エスコット(ESCOT)」は、従来のMT車に比べて簡単かつ安全操作ができるように作られています。

Safe Contorolled Transmissionから頭文字をとっており、意味は「操作しやすい安全なトランスミッション」です。

 

エスコットの特徴

従来のMT車であればクラッチペダルを踏んでギアの切り替えを行っていましたが、エスコットにはクラッチペダルがありません。

そのためセミオートマのような感覚で運転ができ、クラッチ操作をスムーズに行うような高度な運転技術を必要としません。

 

現在ではシフトレバーの操作だけで「前進」から「後退」はもちろん、「シフトアップ・ダウン」まで行えるようになっています。

シフトレバーを前に倒せばシフトアップ、後ろに倒せばシフトダウンになります。

 

通常のトラックではH式のシフトレバーが採用されていますが、最新のエスコットではストレート式のシフトレバーが採用され、さらに操作がしやすくなっています。

 

エスコットのメリット

エスコットの大きな魅力を2つご紹介します。

 

運転手の負担を減らす

最新のエスコットではGPSを利用して、前方の道路状況を先読みします。

そのため道路の勾配に応じて、車速の調整、エンジンの回転数、補助ブレーキなどを自動で制御してくれます。

運転手のストレスを軽減することができ、さらに安全に運転することが可能です。

 

また、クラッチの操作ミスによる急発進などの失敗もなくなるため、ドライバーの技術で運転が左右されず、荷物への負担も減ります。

さらに積載量に応じて自動で調節をしてくれるため、運転手の負担が大幅に軽減されます。

 

燃費性能が高い

エスコットではエコモードがデフォルトで設定されていて、いつでも省燃費で運転ができるよう考えられています。

燃費を良くするよう急加速を制限し、自動でシフトチェンジのタイミングを調節してくれるのです。

そのため、経験が浅い運転手でも熟練者と同様の燃費性能を得ることができます。

 

 

UDトラックスの「エスコット」には種類もある!

UDトラックエスコット

エスコットはシリーズとしてⅠ~Ⅵに渡って提供されています。

それぞれの特徴を紹介していきましょう。

 

ESCOTーⅠ

ESCOTーⅠは1995年に登場した初めてのエスコットです。

発進と停止時のクラッチペダルの操作は必要ですが、変速時のクラッチペダルの操作が不要になっています。

 

変速時のクラッチペダルの操作がなくなることで、運転手は安全な運転に集中できるようになりました。

 

ESCOTーⅡ

ESCOTーⅡはESCOTーⅠと同じ年に提供されたシリーズで、Ⅰと同様に走行中のクラッチ操作が不要になっています。

 

ESCOTーⅢ

ESCOTーⅢは1997年に登場し、自動変速をさらに進化させています。

発進、停止時のクラッチ操作は必要ですが、走行中のギアの操作はオートでの切り替えとマニュアルでの切り替えを選べるようになっています。

 

また、Ⅲから省エネという概念が加わって、従来のESCOTに比べて省エネで走行するために、ギア数が追加されています。

 

ESCOTーAT Ⅳ

ESCOTーAT Ⅳは2003年に登場し、発進と停止時でもクラッチ操作が不要になったモデルです。

前進と後退を切り替えるにはクラッチ操作が必要ですが、従来のモデルと比べると格段クラッチ操作をする頻度を減らすことに成功しています。

 

このモデルからトラックの積載量に応じて、シフトチェンジのタイミングを調節をしてくれるようになり、さらに省エネ性能が向上しています。

 

ESCOTーⅤ

ESCOTーⅤは2010年に登場し、前進と後退を切り替えるときでもクラッチ操作が不要になり、クラッチペダルが完全に廃止に。

元々搭載されていた省エネ性能を革新的に向上させており、新たに「ESCOT ROLL」などの新しい機能が追加されました。

 

「ESCOT ROLL」では坂を下っているときや、惰性運転をしているときのエンジンブレーキを制御することによって、燃費消費を抑えるシステムとなっています。

 

ESCOTーⅥ

ESCOTーⅥは2017年に登場し、現在最新のモデルになっています。

新しく土や雪でぬかるんだ道から脱出する機能が追加されていて、脱出性能が向上しています。

 

また、マニュアル操作時のギア変更も、シフトレバーの側面についている+/ーボタンで操作できるようになりました。

 

中古エスコットトラック一覧

 

 

エスコット搭載のトラックで安全に運転!

UDトラックスが提供しているエスコットシリーズでは初心者でも操作がしやすいようにクラッチペダルが廃止となっています。

クラッチペダルがなくなったことによって操作性が向上しており、より安全な運転に器を配れるように設計されています。

省エネ性能も高められていて、自動でギアの変速のタイミングを調節してくれます。

 

これまでにシリーズとして登場しているので、今後の進化に注目していきたいですね。

 

シマ商会ではエスコットを搭載した中古トラックも取り扱っています。

気になる方はお気軽にお問い合わせください!

 

トラック買取

facebook

twitter

line

閉じる