2021.10.22

ユニック車の吊り上げ荷重をサイズ別にチェック!

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

トラッククレーンの一種である「ユニック車」。

ユニック車にはさまざまなサイズがありますが、サイズによって吊り上げ荷重が異なるため、業務に応じて使い分ける必要があります。

 

そこで今回は、ユニック車の吊り上げ荷重について。

サイズ別の荷重やユニック車の用語などとともにご紹介します。

 

中古ユニックトラック一覧

 

ユニック車とは?吊り上げ荷重をサイズ別に詳しくご紹介

ユニック車とはトラッククレーン車の一種。

実はユニック車という名称は、クレーン車の正式名称ではなく通称です。

 

もともと古河ユニックというメーカーで「ユニック」という商品名のクレーンを製造販売していましたが、その名称が一有名となり、クレーン車を総称して「ユニック車」と呼ばれるようになりました。

 

トラックの運転席と荷台の間に装備されたクレーンで、重量物を荷台に積んで運搬することができます。

 

なお、ユニック車については「ユニック車とは?種類や必要な資格も解説!クレーン車とは違う?」でも詳しくご紹介しています。

ぜひチェックしてみてくださいね。

 

ユニック車は、サイズによって吊り上げ荷重が異なりますが、実は大きく差がありません。

違いについてと、なぜ同じような重量が多いのかも説明していきましょう。

 

 

2t・4t・10tサイズ別の吊り上げ荷重

2t、4t、10tの各ユニック車の吊り上げ荷重は次の通りです。

 

2tトラックのユニック車

小型トラック(車両総重量5t未満・最大積載量3t未満)にクレーンを搭載した車両です。

一般的な吊り上げ荷重は2.2t~2.63tで、ほかに吊り上げ荷重が2t未満の簡易クレーンもあります。

 

4tトラックのユニック車

中型トラック(車両総重量8t未満・最大積載量3t〜5t未満)にクレーンを搭載した車両です。

一般的な吊り上げ荷重は2.63t~2.93tで、別途手続きを行えば吊り上げ荷重を3t以上にすることも可能です。

 

10tトラックのユニック車

大型トラック(車両総重量20〜25t・最大積載量10t)にクレーンを搭載した車両です。

一般的な吊り上げ荷重は4tトラックのユニック車と変わらないことが多く、2.63t~2.93tが目安となるでしょう。

こちらの車両も、別途手続きを行えば吊り上げ荷重を3t以上にすることも可能です。

 

ただし、大体の目安はあるものの、10tユニック車に2tユニック車と同じクレーンを付ける場合もあるなど、ユニック車のほとんどは2.2t~2.93tと3t未満になっています。

 

3tを超えるとクレーン安全規制が厳しくなり、必要な書類や手続きが一気に増えるため、同じような吊り上げ荷重が多いのです。

 

 

人気メーカーの吊り上げ荷重、クレーンに関わる重要な部位もチェック!

ユニック車ではどんなメーカーが人気なのか、人気メーカーの吊り上げ荷重はどのくらいなのかも気になりますよね。

また、ユニック車のクレーンを知る上で重要な2つの部位についてもご紹介します!

 

人気メーカーのユニック車と吊り上げ荷重

ユニック車の中で人気が高いのが、「タダノ」と「古河ユニック」の二大メーカーです。

 

タダノ

タダノは世界最大手級の建設用クレーンメーカー。

クレーンや特装車などを製造販売しており、ユニック車は「カーゴクレーン」という商品名で販売しています。

4tトラックのユニック車を主流に取り扱っています。

 

タダノについては、「クレーンが有名なタダノのトラックの特徴とは?」でも詳しくご紹介しています。

ぜひチェックしてみてくださいね。

 

参考までに、タダノの4tユニック車では、4段クレーンで吊り上げ荷重が2.93tになっています。

 

古河ユニック

4tトラックのユニック車を中心に、さまざまなタイプのユニック車を扱っているメーカー。

先述でもご紹介した通り、ユニック車という名称は古河ユニックの登録商標です。

 

古河ユニックについては、「クレーンが有名な古河ユニックのトラックの特徴とは?」でも詳しくご紹介しています。

ぜひチェックしてみてくださいね。

 

参考までに、古河ユニックの4tユニック車はほとんどが吊り上げ荷重が2.63~2.93tになっています。

 

 

クレーンで重要な「ブーム」や「アウトリガー」もチェック!

ユニック車のクレーンを使用するなら、ぜひ知っておきたいのが、「ブーム」と「アウトリガー」です。

 

「ブーム」とは?

ユニック車に取り付けられている、クレーンの竿部分のことを指します。

 

ブームは長さを調節できるように作られており、最大4段まで伸びるタイプがメジャーです。

 

種類によってはさらに伸びるタイプもあり、山間部で川越しに積荷を移動させる場合などは、5段〜6段タイプが適しています。

 

ただし、ブームは長ければ良いというものではなく、吊り上げ荷重に合わせて最適なサイズを選ぶことで効率的な作業を叶えるのはもちろん、安全にもつながります。

 

「アウトリガー」とは?

クレーン作業を行う上で重要な装置である「アウトリガー」。

両サイドに張り出した棒のような装置です。

 

クレーンで重量物を吊り上げた際に、トラックのバランスが崩れて横転するのを防ぎながら、安定した状態で作業できます。

 

そのほかにも、サスペンションの歪みやタイヤのパンクを防ぐなど、安全に作業するためになくてはならない装置です。

 

中古クレーン一覧

 

 

ユニック車の吊り上げ荷重はサイズによって違うが3t未満がほとんど!

トラッククレーン車の一種であるユニック車は、トラックの運転席と荷台の間に装備されたクレーンで、重量物を荷台に積んで運搬することができるトラックです。

 

ユニック車はサイズによって吊り上げ荷重が異なります。

しかし、ユニック車のほとんどは2.2t~2.93tと3t未満になっています。

 

3tを超えるとクレーン安全規制が厳しくなり、必要な書類や手続きが一気に増えるため、同じような吊り上げ荷重が多いためです。

 

ユニック車の二大メーカーといえば、「タダノ」と「古河ユニック」。

こちらのユニック車も大体3t未満がほとんどです。

 

これらを踏まえて、用途や業務に適したクレーンを選んでくださいね!

 

トラックの購入や今の車両の買取、各種手続きのご相談まで、ぜひグットラックshimaへお気軽にお問い合わせください!

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