2023.09.29
トラックのチェーンの付け方は?装着場所や注意点も解説!
こんにちは!グットラックshimaです!
路面が凍結した時や、雪が積もった時に使用するトラック用タイヤチェーン。
雪道や凍結した路面を安全に走行するために装着するトラックチェーンですが、取り付け方法を誤まると運転中に外れてしまったり、思わぬ事故に繋がる恐れがあります。
今回はトラックチェーンの装着方法や取り付けに必要な道具、運転中に使用するべきタイミングについてご紹介します!
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目次
トラックのチェーンの付け方は?
まず、トラックチェーンを装着するべきタイミングは、降雪や気温の低下などの理由から走行中の路面状況が悪化し、スリップの危険性を感じた時です。
具体的には、外の気温が5度を下回る時や対向車がチェーンを付けていた時です。
山間部や高所に向かう場合は路面が凍結しやすいため、早めにトラックチェーンを装着することで車両の安定性を確保することができます。
また、大雪による通行止めが起こりやすい場所では、タイヤにチェーンを取り付けるようにチェーン規制が実施される場合もありますので、気象情報や道路情報についてこまめに確認するようにしましょう!
タイヤ別のトラックチェーンの付け方・外し方
トラックチェーンの装着を行う際に必要な道具は以下の通りです。
- 軍手
- 懐中電灯
- 台木(厚めの木の板)
冬に外で行うのと、暗い道で行う可能性もあるので、軍手と懐中電灯は常に入れておきましょう。
タイヤを浮かせて取り付けやすくするために、台木もあると便利です。
シングルタイヤとダブルタイヤに分けて、紹介していきます。
どちらも「駆動輪」につけるよう注意してください。
シングルタイヤのチェーン装着方法
- チェーンの裏表を確認し、装着するタイヤを台木の上に乗り上げる浮いた外側のタイヤにたるまないよう注意してチェーンをかぶせる
- 内側から順にチェーンのラッチを留めていく
- 余ったチェーンは、他の部分へ固定する
- 装着した後は固定されているか確認し、少し走行して再チェックする
ダブルタイヤのチェーン取り付け方法
- チェーンの裏表を確認し、タイヤ前にしっかり広げて左右に並べる
- 装着するタイヤ(駆動輪)を台木などの上に乗せる
- 浮いた外側のタイヤに下から上に向かって、内側のチェーンから順にラッチを留めていく
- 余ったチェーンは、他の部分へ固定する
- 装着した後は固定されているか確認し、少し走行して再チェックする
緩んでいないか、固定されているかの目安としては「ホイールにチェーンがかからない」という点がチェックポイントです。
チェーンの取り外し方法
チェーンの外し方は共通です。
装着したトラックチェーンは、基本的に取り付けた順番と逆の手順を辿ることで取り外すことができます。
取り外したチェーンは、ねじれが発生しないようにフック部分を留めてまとめておきましょう。
トラックにチェーンを付ける位置も確認!
タイヤチェーンは、お伝えした通り基本的に駆動輪に装着します。
トラックの駆動輪は後輪であることが多いため、後輪に装着する例がほとんどですが、2軸や3軸のトラックの場合は駆動輪がわかりにくいため注意が必要です。
これから紹介する駆動方式とあわせて、ご自身のトラックの駆動輪について、車両の取扱説明書やスペック表なども確認してくださいね。
FF(フロントエンジン・フロントドライブ)
車体前方にエンジンがあり、前のタイヤが駆動するタイプの車両です。
この場合は、前輪にタイヤチェーンを装着します。
FR(フロントエンジン・リアドライブ)
FFと同様に車体前方にエンジンがあり、後ろのタイヤが駆動するタイプの車両です。
トラックに最も多い駆動方式であり、この場合は、後輪にタイヤチェーンを装着します。
トラックの場合は、FR式であっても車軸や駆動輪の配置がタイプごとに異なるため、それぞれ対応した駆動輪にタイヤチェーンを装着する必要があります。
4×2(前1軸・後1軸/1軸駆動)
駆動輪は後輪のみであるため、後輪にタイヤチェーンを装着します。
6×2(前1軸・後2軸/1軸駆動)
駆動輪にあたる前から2本目のタイヤにチェーンを装着します。
6×2(前2軸・後1軸/1軸駆動)
駆動輪は後輪のみであるため、後輪(最後部)にタイヤチェーンを装着します。
6×4(前1軸・後2軸/2軸駆動)
駆動輪は前から2本目と後輪(最後部)であるため、2本目と後輪(最後部)にタイヤチェーンを装着します。
8×4(前2軸・後2軸/2軸駆動)
駆動輪は前から3本目と後輪(最後部)であるため、3本目と後輪(最後部)にタイヤチェーンを装着します。
駆動方式については、トラックの駆動方式とは?駆動方式の種類を解説でも詳しくご説明しています。
トラックのチェーンを付ける時の注意点もチェック!
トラックにタイヤチェーンを取り付ける時には、いくつかの注意点があります。
まず、取り付ける前にチェーンの裏表とねじれの有無について確認しておきましょう。
チェーンには裏表があり、誤って装着してしまうとタイヤのゴムやホイールを傷付けてしまう可能性がありますので、爪部分が外を向くように配置します。
また、チェーンがねじれたまま装着すると長さのバランスが崩れてしまい、余計な張りや緩みが原因となってチェーンの破損にも繋がりますので注意が必要です。
そのほか、雪道や悪天候時の走行に必要な準備や対策、スタックしてしまった場合については以下のコラムでもご紹介していますので、ぜひ参考にして下さいね!
トラックの雪道対策に必要なものは?準備や安全運転のコツも解説!
トラックが雪道や砂道でスタックしたら脱出方法は?原因や予防策も確認
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トラックチェーンの付け方をマスターして安全走行を
トラックチェーンは、降雪や気温の低下で路面状況が滑りやすくなり、スリップの危険性を感じた時です。
もしくは、対向車など周りの車が付けていたり、チェーン規制が実施されている時に付けます。
山間部や高所は危険なため、早めにトラックチェーンを装着することをおすすめします。
タイヤチェーンの取り付けは、冬に外で行うので軍手と懐中電灯があると安心です。
加えて、タイヤを浮かせるための台木があると作業しやすいでしょう。
シングルタイヤとダブルタイヤで付け方が少し変わること、裏表を間違えないこと、ねじれがないか気をつけることも重要です。
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