2022.05.18

フックロールとは?特徴や種類をチェック!

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こんにちは!グットラックshimaです!

 

トラック業界の最先端技術を有した「フックロール」が注目を集めています。

特別な免許を必要とせず1台でコンテナの積載ができるため、多くの産廃業界や運送業界で導入を進めています。

 

今回はそんなフックロールの特徴や種類について、詳しくご紹介していきます。

 

 

フックロールとは?特徴やメリットをご紹介!

フックロールとは「脱着ボディーシステム」のことで、極東開発工業株式会社が開発したキャリアと荷台が分離できるアーム式脱着装置付きコンテナ専用車の名称です。

 

脱着ボデー車の最先端として、物流業界で注目を集めており、小型から大型まで幅広く展開しています。

 

フックロールの全タイプに共通する特徴やメリットについて、詳しく見ていきましょう。

 

シャシに大型のアームが搭載されている

フックロールで最大の特徴ともいえるのが、シャシに搭載された大型のアームです。

 

アームの先端に付いているフックとコンテナに付いているフックを繋ぎ、コンテナを引っ張り上げることができます。

アームを操作して単独でコンテナを荷台に載せて運搬できるため、リフトやクレーンを必要とせず、前後のスペースさえあればコンテナの運送ができます。

 

また、積載だけでなく荷下ろしもアームを使って行えるため、フックロール1台でコンテナの運搬が実現可能です。

 

上のスペースがあまりない現場や天井が低い屋内スペースでも活用できるため、コンテナを利用している産廃業界ではフックロールの導入が進んでいます。

 

ダンプアップ機能がある

荷台を傾斜させて排出させたり、コンテナの積み下ろしを行うダンプアップ機能が備わっているのも特徴です。

3〜4m程度までダンプアップすることが可能です。

 

コンテナの交換や荷下ろし、運搬だけでなく、収集や排出まで行うことができます。

 

特別な資格が不要

フックロールは特殊作業車に区分されるものの、特別な資格を必要とせず、トラックの重量に合わせた運転免許さえあれば誰でも操作できます。

 

リモコンのみで簡単に操作ができ、アームとジャッキの操作のみで行えるため、初心者でも操作がしやすいトラックといえます。

 

トータル的なコスト削減が可能

トラックは荷待ち時間が多いため、時間で見た場合の稼働効率が悪くなりがちです。

 

しかし、コンテナを導入することで一気に積み下ろしができ、待ち時間を無くして稼働効率を高めることができます。

 

また、フックロールは異種コンテナの積載ができるため応用範囲が広く、資材輸送の自由度が上がるため、利益の向上も見込めます。

 

トータル的なコストを削減できるだけでなく、利益の向上にもつながるため、荷役作業の効率化が期待できるでしょう。

 

フックロールの一覧

 

 

フックロールには種類がある!それぞれの特徴は?

極東開発工業株式会社のフックロールには大きく分けて3種類があります。

  • 大型フックロール
  • 中小型フックロール
  • ハイパースイング・フックロール

 

備わっている特徴が異なるため、1つずつご紹介しましょう。

 

大型フックロール

大型フックロールは、20t・22t・25tの架装シャシを備えた、全4種類のフックロールです。

 

架装シャシが重くなるにつれて脱着角度が小さくなる特徴があります。

 

ご紹介している3種類のフックロールのうち、最も多い機能を備えており、大型フックロールの名に恥じぬ安全性が高いフックロールといえます。

 

以下、大型フックロールに備わっている機能の紹介です。

 

スローストップ機構

積荷を積載する・積荷を下ろす・ダンプとして使う際などで、アームを用いた動作の終わりに、動作速度を意図的に遅くする機構です。
各動作の終了直前に動作を遅くすることで、かかる負荷を和らげ、耐久性と安全性を向上させます(25tを除く)。

 

コンテナロック

スライドロック式のコンテナロックを採用しており、重さのあるコンテナも確実にロックできます。

 

油圧式ジャッキ

コンテナの荷下ろし時に自動で降りるジャッキです。

 

フックモニタ

車両後部に付いたカメラでコンテナとフックのかかり具合を確認できます。

フックがかかったかどうか点検が簡単にできるため、コンテナ内の運搬物を守れます。

 

中小型フックロール

中小型フックロールは、2t・4t・7tの架装シャシを備えた、全4種類のフックロールです。

 

架装シャシの重量によって脱着角度が小さくなる大型フックロールと異なり、中小型のフックロールでは7tの架装シャシでも4tより脱着角度が大きいです。

 

大型のフックロールに比べて、重さのあるコンテナを運ぶ必要がないため、さまざまなドライバーが簡単に操作しやすいという特徴があります。

 

以下、中小型フックロールに備わっている機能の紹介です。

 

フックサポート

アームの形状を工夫することで、アームとコンテナのフックを引っ掛けやすくしてくれる機能です。

従来よりも簡単にコンテナのリフトバーを引っ掛けられるため、スピーディーな作業を実現させています(2t車を除く)。

 

ショックレス機構

ショックレス機構を採用しており、コンテナ積み降ろし時のショックを軽減できる機能です。

速度を調整し、コンテナ自体やコンテナ置き場の地面を傷つけずに操作できます。

 

ハイパースイング・フックロール

ハイパースイング・フックロールは、4t・7tの架装シャシを備えた、全2種のフックロールです。

 

中小型フックロールの4t・7tと同じ性質を持っていますが、吊り上げ能力は約13%、作業スピードは約10%アップしているという特徴があります。

 

アームの性能が高いため、大型フックロールや中小型フックロールに備わっているような機能はありませんが、現場作業に特化したパワフルなアームは、他には無い唯一無二の性能です。

 

グットラックshimaでも、フックロールを含む脱着式コンテナ専用車を販売しています。

人気車両なので、ぜひお早めにチェックしてみてくださいね!

 

 

フックロールは用途を広げられる!アームロールとの違いも確認

フックロールは、荷台に搭載するコンテナの形状を変更できるため、さまざまなフィールドに対応が可能です。

 

変更できるコンテナの形状は、オープンコンテナ・テールゲートコンテナ・密閉型コンテナ・フラットデッキ型コンテナ・カーゴコンテナ・タンク・バルクなどさまざまです。

 

そのため、通常の貨物や商品に加え、土砂・建築資材・農産物の搬送業務から特殊建築車両や農耕車両・農機具などの搬送業務まで、幅広い搬送が実現します。

タンクやバルクを液体用にできるため、液体も運送できます。

 

ちなみに、フックロールに似た「アームロール」と呼ばれる作業車がありますが、同じ「脱着ボディーシステム」のことを指します。

アームロールは新明和工業株式会社の商標登録の名称です。

 

アームロールについては「アームロールとは?トラックにおける役割や使用方法を詳しく!」で詳しく紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

 

 

1台で万能に活躍するフックロールを導入しよう

フックロールとは、荷台部分にあるコンテナを自力で脱着できる装置「シャシ」を搭載した「脱着ボディーシステム」のこと。

極東開発工業株式会社が開発したアーム式脱着装置付きコンテナ専用車の名称です。

 

大型のアームやダンプアップ機能を備えており、コンテナの形状が変更できるため、1台あれば幅広い現場で活躍できます。

 

フックロールには大きく分けて「大型フックロール」「中小型フックロール」「ハイパースイング・フックロール」の3種類があります。

各フックロールごとに細かい機能が異なるため、利用シーンに合わせて選ぶと良いでしょう。

 

グットラックshimaではトラックの購入・買取を行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

豊富なラインナップをホームページから簡単に検索できますよ!

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