2021.05.28
フォワードの年式は?モデルごとの特徴や変遷を解説!
こんにちは!グットラックshimaです!
抜群の低燃費・クリーンディーゼル性能を誇るいすゞの中型トラック「フォワード」。
ボディタイプも豊富で、多彩な輸送に対応している人気のトラックです。
1970年に発売されたフォワードは、幾度かのフルモデルチェンジを経て、2007年に現行モデルを発売しました。
そこで今回は、フォワードの年式について。
年式ごとの変遷や、それぞれの外装・内装・装備年の特徴などを詳しくご紹介します。
目次
まずは「フォワード」の特徴や魅力面から!
中型トラックの中でも人気の高い、いすゞの「フォワード」。
抜群の低燃費・クリーンディーゼル性能を誇る、お財布にも環境にもやさしい一台です。
ボディタイプも豊富で収納容量も約176Lと大容量! 多彩な輸送に対応できます。
低燃費の高性能エンジンも魅力で、GVW8~14.5トンクラスまでecostop付車は全車燃費基準+10%を達成。
「プリクラッシュブレーキ」や「電子式車両姿勢制御システム」といった最先端の安全機能にも定評があり、幅広いドライバーから支持されています。
1970年に発売されたフォワードは、2007年に発売したモデルが現行モデルとなっています。
フォワードの販売車両
フォワードの年式は2007年式まで!それぞれの特徴をご紹介
フォワードの初代モデルから2007年式現行モデルまで、装備の特徴や変遷について見ていきましょう。
初代モデルについて
TR型4t積みトラックの初代フォワード(1970年〜1975年)は、1970年に発売。
フルキャブとSキャブ(ショートキャブ)の2種類を発売しました。
今では珍しいロングボディーの見た目から、当時は「ムーミン」という愛称で呼ばれていました。
1975年〜1985年式モデルについて
1975年に発売されたフォワード(1975年〜1985年)は、ベッド付き車のみフルモデルチェンジし、中型直噴ディーゼルエンジンを搭載したフルキャブオーバー型となりました。
1978年には前輪駆動を追加。
1979年のマイナーチェンジでは外装・内装も大幅に変更し、昭和54年排出ガス規制適合となりました。
1984年に2度目のマイナーチェンジを行い、昭和58年排出ガス規制適合の新開発エンジンを搭載。
画期的なエンジンワンキーシステムを装備したのもこのときです。
1985年〜1994年式モデルについて
開発コードの「840」をとって「840(ハシレ)フォワード」の愛称で親しまれたのが、1985年〜1994年式フォワード。
助手席と中央席を倒すことでベッドにできるマルチユースシート&ベッドなど、ドライバーが快適に作業できる装備が充実していました。
なお、この年式のフォワードは、トラックで初めてグッドデザイン賞を受賞しています。
1988年のマイナーチェンジでは、フロントグリルを変更し、内装をフルトリム化。
1992年のマイナーチェンジの際に、ISUZUのロゴが現在のタイプに変更となりました。
1994年〜2007年式モデルについて
1994年〜2007年式モデルは1994年2月にリリースし、運転席には自動体重調整機構付きシートを採用。
1995年にはエンジン変更など一部を改良し、平成6年排出ガス規制に適合しました。
1997年には全車の運転席に、トラックとしては初めてSRSエアバッグを標準装備。
1999年のマイナーチェンジでフロントグリルにデザインラインを追加したほか、ターボインタークーラーエンジンをコモンレール搭載タイプに変更し、平成10年・11年排出ガス規制に適合しました。
2007年式現行モデルについて
2007年にフルモデルチェンジしたモデル(2007年〜現在)が、現行モデルです。
代表車種「2RG-FRR90S2」のスペックはこちら。
<2RG-FRR90S2(平ボディ/リーフサスペンション・ショートキャブ)のスペック>
- 車両寸法:全長8,195mm 全幅2,470mm 全高2,550mm
- 荷台寸法:長さ6,085mm 幅2,365mm 高さ390mm
- 最大積載量:4.1t
- 車両総重量:7.86t
中型トラック市場の中では、抜群の低燃費・クリーンディーゼル性能を誇る「フォワード」。
ドライバーのお財布にも、環境にもやさしい一台です。
新開発の小排気量・高出力エンジンに加えて尿素SCRを全車に搭載することで、排出ガスをクリーン化すると同時にエンジン本体での負荷を軽減。
さらに、排気ガス浄化装置(DPD)の負荷を軽減することで、再生頻度が約1/2になりました。
また、安全性能にも定評があります。
「プリクラッシュブレーキ」は前方車両や障害物との距離や相対速度を検知し、衝突の可能性がある場合は警報および緊急ブレーキが作動。
トラックがカーブを曲がる際に、横滑りなど不安定な姿勢になった際に警報を作動する「電子式車両姿勢制御システム」や、滑りやすい路面を走行しているときに、タイヤロックを制御してトラックの安定性を維持する「ABS(アンチロック・ブレーキ・システム)」や「ミリ波車間ウォーニング」、「電子式車両姿勢制御システム」などの先進安全装置も搭載しています。
2021年1月にはマイナーチェンジを行い、交差点警報やふらつき警報、歩行者検知機能を追加したプリクラッシュブレーキを搭載するなど、さらに安全機能を向上しました。
フォワードは2007年式が現行モデル!違いを知って検討を
抜群の低燃費・クリーンディーゼル性能を誇るいすゞの中型トラック「フォワード」。
ボディタイプも豊富で、多彩な輸送に対応している人気のトラックです。
1970年に初代モデルが発売され、幾度かのフルモデルチェンジを経て、2007年に現行モデルを発売しました。
フォワードは幾度もマイナーチェンジを行い、機能性の向上はもちろん、環境、安全に配慮した充実の機能を搭載してきました。
フォワードは年式によって特徴が異なるので、中古トラックを購入する際は年式もしっかり確認しましょう!
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